ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

イラン情勢 核合意は死んだ?・イランのアカデミー受賞女優が逮捕「女性の自由」訴えで・イランがロシアに接近/アメリカ「氷河期」のような大寒波、その他 

2022年12月27日 | 政治

 内藤氏と渡瀬氏のお話は聴きやすいし、ハマってしまった。
内藤陽介の世界を読むイラン情勢 核合意は死んだ? 渡瀬裕哉【チャンネルくらら】




「核合意は死んだのか?」とバイデン大統領にインタビュー、
バイデンは「核合意はもうない、でもそんなこと言えないじゃないか」と答えた。

バイデンの言葉からは「イランが核を持っても仕方ない」という推測も。
支持者から煽られてしゃべったと言うかもしれないが、今までは「核合意」を主張していたが「もう、やめたんだね」という声があちこちから聞こえる。

ロシアはイランから武器を補充するだろうと英国。
ロシアはミサイルやドローンを購入するという。
イラクとの国境に近いところに原発を作ると言うのも「核兵器作る意欲満々」、アメリカが同意しないのでロシアに舵を切ったようだ。

イラン国内ではイスラム社会では40日の追悼がある、しかしイランの抗議事件、南部のモスクでIS系のテロがあった。国内的には核開発をする、ビジャブ(スカーフ)を被ることに取り締まりはしない、と譲歩しながら抗議者らを抑え込みにかかる。
アフガニスタンのこと。サウジのこと、その他。

「イランの国民的女優」なぜ逮捕“女性の自由”SNSで訴え(2022年12月19日)
イランのアカデミー賞受賞の美人名女優の運命は・・・パリでもこの暴挙に反対運動




イランがロシアに急接近

プーチン政権背後に強力なメンバー
ワグネル代表プリゴジン氏の背後にさらに大きな財閥と国家組織、保守系財閥のコワルチュク氏(元優秀な物理学者)、兄は原子力開発、弟は電力会社、・・・他に「愛人」の元オリンピック金メダリストカバエラさんが政治に影響力。

ワグネルは最近低下気味、その他、大財閥はほとんど黙っている。そこへイランの動きが気になるが、イランはウクライナに「ミサイルを提供」と欧米から懸念されている。イランはロシアとの協力で弾道ミサイルも・・・軍事で協力しあうイランとロシア。

ロシアに助力する「ワグネル」はボロボロ、その背景は?
 そしてボランティアによるウクライナ側についてウクライナ助力する「モーツアルト」
激化する塹壕戦… ウクライナ兵訓練の“モーツァルト”とは【12月19日(月)#報道1930】



やはり「ワグネル」というのは作曲家「ヴァーグナー」をあらわすネームか?
だいたいヴァーグナーはドイツの作曲家であり、ロシアには関係ないし、こういうネーミングで誤解を受けるのでやめてほしい。
一方の「モーツアルト」は一銭も取らず純粋なボランティアというが、戦争に作曲家の名前をつけてほしくない。

 

アメリカを襲う「クリスマス寒波」 氷河期のように凍った街 高潮も発生 犠牲者も…
記録的な大寒波が、クリスマス休暇を迎えているアメリカを襲い、各地で影響が広がっています。イリノイ州シカゴは、まるで氷河期にタイムスリップしたかのように辺り一面が凍り付き、街は閑散としていました。また、雪だけでなく、マサチューセッツ州やニューヨーク州などでは高潮による被害も発生しています。 雪の影響で少なくとも46人が死亡し、今後、さらに犠牲者が増えることが予想されています。アメリカを襲う「クリスマス寒波」 氷河期のように凍った街 高潮も発生 犠牲者も…(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
北海道の「停電」もかなり大変だ。命にかかわるので、はやく善処してほしい。

しかしこのアメリカでの「氷河期のよう」というシカゴをはじめ、これからどうなるのか心配である。
もちろん戦地のウクライナはロシアが停電をさせている。言葉に尽せぬ怒りを感じる。

その他のニュース

北朝鮮の無人機5機が韓国領空に侵入、韓国軍は攻撃ヘリから100発射撃したが撃墜失敗 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

中国のコロナ拡大、入国についてどうなるのでしょう。
感染患者は数億人!?中国・コロナ感染者1万倍で過去最悪の年末へ!



大掃除その3
外回りはほぼ終わった。庭木の剪定をしてこれだけでもゴミ袋はいっぱいになり、朝にゴミで出した。次は「カーテン洗い」と思っていたら・・・ドイツ語の先生が「今年もう一回レッスンしてあげよう」と仰るので、次に習うところを急に勉強、机にかじりついて予習・復習をし、あっというまに時間が過ぎ、出掛ける。早朝から年賀状を書いていてこの時にポストに投函。📮

📞クラインさんから国際電話あり・・・ドイツではあまり物価が値上がりしていない、もともとドイツ人はケチで有名だから、と。そういえば日本も昔は継ぎ当てした靴下や服を着用したり、徹底的に始末していた。いつのまにかそうではない日本になった・・・
イギリスやフランスは経済が大変苦しい状況らしい。
私もおせち料理の材料など、少しずつ買って揃えている。30・31日はおせち料理を作るので、あと27~29日で家中の大掃除や押し入れ、クローゼットの掃除、窓拭き(専用の器具を買ったのでプロ並みに早くできそう)、しまい込んでいた食器洗い、そして21枚のカーテン洗濯がある。


ブログのティールーム
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何度聴いても面白い、往年のヴァーグナー歌手ふたりの名唱、テノールのルドルフ・ショックとバスのゴットロフ・フリックが歌うスメタナ作曲「売られた花嫁」~村の青年イエニークといいかげんな結婚仲介人ケツァロの二重唱(ドイツ語歌唱)
GOTTLOB FRICK und RUDOLF SCHOCK singen "Komm, mein Söhnchen, auf ein Wort"



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内藤陽介氏「寺ちゃん」で解説、ドイツ 、ハインリヒ13世 擁立し帝国再興企む」/ゼレンスキー大統領訪米/「大掃除」その2

2022年12月25日 | 政治

内藤陽介(郵便学者)「#ドイツ #国家転覆画策容疑 25人拘束 #ハインリヒ13世 擁立し帝国再興企む」ウィークエンド寺ちゃん



前回「チャンネルくらら」でUPした内藤陽介氏の解説があまりにも面白かったので、今回は「ウイークエンド寺ちゃん」でハインリッヒ13世の事件の解説を貼った。
やはり面白い、「格が落ちるにしてもトノサマはトノサマ」、「陰謀論にはまってしまった」など笑わずにはおられない。
「それだけだったら変な人なんだけど彼はおカネを持っている、結構かれらは本気でクーデターを起こそうとしている」そして実行のために人を集め、実際に軍事訓練をし、ℚアノン(トランプはディープステートと闘っている、彼は我々を救う」などと妄想し、その「陰謀論」もロシアが一枚噛んでいる、だから面倒なのだ。「反グローバリズム」「反EU」「反ワクチン」などの勢力もいる。陰謀論をクイモノにし「ウクライナが悪い」という。これは右派に多いという。また今回のメンバーは警察や軍部もいて、大きくなると大変なことになる。
数は増えつつある、警察や軍、特殊部隊出身者や現役もおり、裁判官や貴族の子孫もいる。ロシアは関与を否定。
ハインリッヒ13世は実際にロシアの支援を受けようとして動いてきた。このように「暴力革命」を目指す団体がでてきたことが危険。

もしシェイクスピアが今の時代にいれば、ハインリッヒ13世をどのように書くのか、想像してしまう。
「今のドイツはディープステートに操られた傀儡の国家だ、今こそ第二帝国にもどろう(もちろんヒトラーの第三帝国は論外)、暴力革命を目指しているので、軍部や警察、裁判官、政治家を内部に入れたこの勢力は放置すると大変なことになっていたと思う。
同時に「ナチスが目指した暴虐の第三帝国」の完全否定は、揺るがないものであることは言うまでもないが、一方でその他の面で「言論の自由が制限される」ことの歪も、ドイツ国内では何も言えない副作用に苦しんでいること。

また芸術では不自然で一方通行的な「政治的な演出」でオペラの公演が多くなっていること、それがますます宗教や人権への別の方面からの指図を一方的に強制されている感が否めない。
今やオペラ愛好家は「音楽より演出」を見に行っているのではないか、と思わずにはいられない。
オペラの分野ではヴァーグナーの「マイスタージンガー」でベックメッサーが夜中に大声でセレナータを歌ったことで、町中の人々が起き、大騒ぎになる、これが「集団悪意」として舞台上側から憎悪の顔の絵が降りてくる。。。こじつけだ!!

それだけではない、ヴェルディのオペラの演出にも「政治的な」歪んだものが、最近になって目に余るのである。
例えば「アイーダ」は古代エジプトが舞台だが、当時はイスラム教がまだ存在していなかったのに、イスラム風によく似た服装の僧侶や尼僧が出てくる・・・演出家はユダヤ系というが・・・
「アッティラ」でも英雄エツイオはナチス風?の「制服」に似た衣装を着けているのだ。ローマ時代の衣装ではない。
イタリアの精神とは相いれないものだ。当然ブーイングが飛ぶ。


それはオペラのためのものではなく、意図的に歪んだ演出の押し付けでしかない。
これについて私は音楽関係の公の場でそのように発言したのだが、「時代が要求するものです」という「知ったかぶり」の返答に本当に音楽家の言うことか!!と怒った。世界的なはずの歌手たちもこのへんの知識はない。オペラというと若いアベックの悲恋と思っている。バカにも程がある。
カップッチッリなどかつての名歌手は「こんな演出では歌いません!!」とハッキリ言ったものだったが、今はかなり高名な歌手でも「出演したい」ために自分の考えを持たないようにしているようだ。


[深層NEWS]ゼレンスキー氏の議会演説、「民主主義」多用は米国民の心つかむため

ゼレンスキーが訪米・・・彼はやはり胆力がある。メルケルもドイツを裏切った。そんな中でゼレンスキーのウクライナを救いたい熱意は心を打つ。現地で在任中「何もしなかった」元ウクライナの大使の寝言では太刀打ちできない。

ゼレンスキー氏、米連邦議会で演説 支援は慈善ではなく投資だと



【LIVE】ゼレンスキー大統領 米議会で演説(2022年12月22日)※日本語通訳なし | TBS NEWS DIG




そうだ、今日はクリスマスなんだ。25日にクリスマスを祝うのが欧州風ならウクライナも25日に祝うと言っていた。
私はクリスチャンではないので、クリスマスは日常通りだ。大掃除もしている。それにクリスマスは母の命日なので静かに過ごす。

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本日の「大掃除」(その2)は家の雨戸・外壁を全部シャワーで水洗いした。夏だったら水がかかっても爽快だが、狭いところでは後ろに下がれず、二階を洗った水がまともに私の頭上に落ちてくる、いわばズブヌレ状態、寒いし冷たい。終わると後片付けし、入浴し温まり着用していた衣類は全部手洗いし、干す。
門も洗った。・・・今日はこれだけ、その後スーパーに買い物、日経新聞(指揮者ムーティの文を読むため)を買い、帰宅するとクラインさんから国際電話あり。ハインリッヒ13世の話をする。

またパソコンを開けるとチャンネル桜の水島氏が「八紘一宇を」と言っているyoutubeを見つけた。
それだけではない。「ウクライナが悪い」と言っている。チャンネル桜には元ウクライナ大使のマブチ氏や元政治家志望の林氏が頻繁に出演している。水島氏も同じ考えか?たとえディープステートの力があっても子供じゃないんだ、自国のことを決めたのはプーチンだ。子供ではない。・・・(812) 【直言極言】現実的な救国救民への道ー八紘一宇[R4/12/24] - YouTube
安倍批判は正しい。しかし「八紘一宇」を自信たっぷりと。
思わず笑いそうになった、いや笑った。「私は保守なんだけど、そういう保守じゃないんだ、そこから外して!」と。
・・・皇室も昔からこうではない。「皇室」は・・・これについてはまた書こう。これもシンジャがいる。
「ホシュ」は皇室を神の如く絶賛する。いつものように異論は許さないようだ。
しかし私はそうした頑なさを醒めた目で見てしまう。決して「皇室不要」と言っているのではない。

これは難しい問題だから、安易に書くと誤解を受けるが、私はそういう考えだ。


それと戦争で日本の為に戦った方々を尊崇するのとは、分けて考えている。
父は生前に「みんな最後はおかあさん!!と叫んで死んだ。天皇陛下万歳と言って亡くなった人はいない」と言った。
そのことで某自称ホシュの政治家Nは「みんな天皇陛下万歳と言って死んだ、お母さん、と言って死んだのは病院で死んだ兵士たちだ」と「時事通信」に書いていた。私が書いたコメントのことを書いたのだろう。

私は心からそのいいかげんさに怒った。適当なことを言うときはその某政治家の論はガタガタになって軋む。
言葉は勇ましいが、彼は決して「強い人間」ではないのだ。

「レイテのジャングルのどこに病院があるか!!父は指を弾丸で打ち砕かれてボールのように腫れても川に浸して冷やすだけだった。薬はない。夜になっても気温は下がらない。食べ物がなくて蛇を食べた。
マラリアその他の病気になっても治療などする軍医もみんなほとんど亡くなっていた」、と反論したかったが、あの嫌な表情を思い浮べるだけでゾッとした。最近あっさりと公明党議員の選挙応援ハガキを出してバレていた。
この人に誠はない。目が泳ぐのが見えるようだ。
(この人物は私は一生許さない)

戦地に行くまでに船が沈没、また戦地で食料もなく戦う前に飢え死にという悲惨な状況、今まで立派に育てた母はたまらなかっただろう・・・これは言葉で言い尽くせるものではない。(ロシアで「母の会」がプーチンを追い詰めるのも当然だ。)私はこれは断じて曲げない。愛国者だから言うのだ!!

レイテで戦った父はずっと「いいやつばかりが死んだ」と嘆いていた。
娘の私は「レイテ激戦の勇士」として父を讃え、老後の介護も喜んでした。



ブログのティールーム


今、日本経済新聞で「私の履歴書」のコーナーにて指揮者リッカルド・ムーティが記事を寄せている。
その中で、ヴェルディ「トラヴィアタ」をスカラで上演することを企画、このオペラはマリア・カラスの主演以降、スカラでは他の歌手による上演を決して許さず、ムーティは新人歌手を自らオーディションで選び、なおも長期間レッスンを繰り返してついに上演した。

しかし最初から聴衆は冷たく反応はなかった。そこで主演歌手のソプラノに超高音のミ・フラットを一か八かで出させる。(とムーティは書いているが、このミ・フラットはほとんどのソプラノが歌っている。)
これで聴衆は喜び、大拍手、というくだりがある。(ムーティの楽譜至上主義をこの時あきらめたことで喜んでいたのであろう、このころの聴衆はそれくらいは承知の上だ)

若き日のムーティが主演のソプラノのティツィアーナ・ファブリッチー二とテノールのロベルト・アラーニャにレッスンしているフィルムがあった。「パリを離れて」という二重唱の場面。(2分40秒からご覧ください)

La Traviata, Parigi o cara - R. Alagna / T. Fabbricini - Rehearsal with R. Muti




マリア・カラスが異常なまでの大成功を収めたオペラは数多い。その中でもドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」は後にモンセラ・カバリエが歌っても聴衆の怒声はやまず、危険を感じたスカラは鉄のカーテンを閉めたのだった。
ヴェルディ「シチリアの夕べの祈り」もあのレナータ・スコットが素晴らしく歌っても怒号とヤジだった。
「トラヴィアタ」はカラヤンがフレーニやモッフォを歌わせてもやはり怒号、もはやこれらのオペラは上演不可能となっていた。
そこでムーティは無名の新人ソプラノを歌わせたが、聴衆は一切反応せず。そこで最高音を歌わせることにした。
ムーティは「楽譜外の音」を絶対に歌わせない主義だったが、はじめてこれを破った。聴衆は大拍手だった。

しかしあの天才マリア・カラスにも「トラヴィアタ」では苦い経験がある。スカラでのレコーディングで、カラスは自分が選ばれるものと思っていた。ところが指揮者セラフィンはアントニエッタ・ステッラを選んだのだった。こともあろうにセラフィンはマリア・カラスの育ての親といわれるほど、彼女を育成してきた。老指揮者セラフィンは自分の思う通りにし、カラスはセラフィンと絶交し、その下にいた凡庸なヴォットの指揮で多くのオペラを録音、やがてセラフィンと和解するがその時は声が衰えかけた時だった。

セラフィンがアントニエッタ・ステッラを「トラヴィアタ」に選んだ録音がある。
バリトンはティト・ゴッビ、スカラ


La traviata: Act II Scene 1: Ah! Dite alla giovine (Violetta, Germont)



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アントニエッタ・ステッラ


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「情報戦」日独それぞれ・・・/クライン先生の誕生日に振り返る、満洲からベルリンの壁崩壊の時代

2022年12月24日 | 政治

防衛省が「情報戦」へ担当設置 中露念頭

日本はやっと「情報戦」に強い意識を向けた、これは遅いくらいだが、今までなかったことだ。(統一教会の文鮮明が北朝鮮に6500億円を流していたことも知らなかったのか?と言うのも勇気がいる。かつて「岸三代」は国内を抑える?ためにこういうことも見て見ぬふりをしてきたのか、と・・・このことは熱烈に「岸三代」を崇拝する人たちがいて、今もタブーのようだが・・・ただ統一教会信者を救済するのは信者らの自立ですべきと思う)
「情報戦」がない国は世界中ほとんどない。これも今までの日本の不思議さだ。それとある特定の政治家をイイもワルイもごったにして、批判を許さない連中・・・私は本当にこれは道を誤ると危惧している。事実を事実として認める必要がある。また大切なことについては必ず国会にはかること。国益に添わない、自党のみの益を図るようでは「愛国」とは程遠い。

ドイツは今までもこんなことあっただろうと思う。親露政権が続いたから・・・しかしドイツには日本以上に「言論の自由」がない。戦後はどんな言い訳も許されなかった、という複雑な背景がある・・・もちろん今回の事件とは別のモノだが。
国家機密を露の情報機関に流す、独連邦情報局の職員を逮捕…
「史上最大級のスパイ事件」(有力紙シュピーゲル)報道も

 【ベルリン=中西賢司】ドイツの検察当局は22日、今年に入って国家機密をロシアの情報機関に流したとして反逆罪の疑いで連邦情報局(BND)の男性職員を逮捕したと発表した。捜査当局は職員の自宅と職場などを捜索した。

 ロイター通信などによると、BND長官は組織内に内通者がいる可能性を把握して内部調査を進めた上で検察当局に通報していたとし、捜査終了まで詳細は明らかにしないとした。ショルツ首相は数週間前に事態を知らされていたという。
(読売)国家機密を露の情報機関に流す、独連邦情報局の職員を逮捕…「史上最大級のスパイ事件」報道も : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

アメリカでバイデン米大統領とゼレンスキーウクライナ大統領の会談は、テレビでも報じられていたが、ゼレンスキー大統領の胆力はすごいものだ。
元ウクライナ大使のマブチ氏や元政治家を志望していて果たせなかった林氏が「ディープステートが~」「ユダヤが~」と言っているが、もうそのような範囲ではない。中国は中東に近寄っているが、実際は「中東には4人の夫人を持つことができて本妻はアメリカ、次の夫人は中国、第3夫人は日本・・・」とか言っているそうだ。
これもイスラエルやシリア、トルコ、そして欧州のハンガリーなどが絡み、複雑だ。

 年末大掃除その1(これ、書くの続けるかどうか・・・今頃ってあきれられるでしょうね・・・)

日本国内は大雪で停電・交通遮断もあり、これからもっと寒くなるという。
今日、まだ暖かい午前中に溝掃除や溜まりの掃除、そして大量の枯れ葉を掃除した。
家の雨戸を洗おうとして水道からホースをひいたが、30メートルのホースを巻く機械が重くて腰が軽く痛いのですぐにコルセットをした。
電気店にケルヒャーを見に行ったがこれも重いそうだ。お天気の良い日に室内の水道から軽いホースで雨戸などを洗うことにした。窓拭きはプロ用の器具をアマゾンで取り寄せてナントカ楽に掃除している。



ブログを休んでいる間に、画像がコピーできなくなった。取り入れないとできない。
私はメカに弱いのに・・・。上の写真はプロ用の窓ガラス拭きワイパー、3000円以上した。
エトレというアメリカのメーカーのものでプロの御用達らしい。今まで100円ショップのを使っていたが、きれいにできなかったので、散財した。

ドイツのフランクフルト在住のクライン孝子氏が12月15日に83歳のお誕生日を迎えられた。
クラインさんとは東京で、同じホテルの同じ階に宿泊し、食事も楽しくいっしょだったし、大笑いの事件?が多かった。
クラインさんが宿泊している部屋へ行くと、「アルゲマイネ」(ドイツ紙)が置いてあり、もう半世紀もドイツに住んでいらっしゃるのだなあ、って思うことがたくさんあった。
まだ幼い頃に満州から引き揚げられ、満州の人たちが優しかったこと、ロシアの人とも交流があったこと、日本に帰ってきてからのご苦労など、察せられた。チャンネル桜でのお誕生日のyoutubeを貼ります。
「ドイツにいらっしゃいよ~」と仰ってくださっているのだけれど、まだコロナが怖いし、ドイツ語も流暢とは程遠いので「まだダメです」と答えているが、「ドイツ語は私が話すから大丈夫よ」って・・・そのころは流暢とは言えなくても何とか無事にドイツで会話ができるようになっておきたいものだ。それと私はオーストリアのウイーンに行ってザッハホテルに宿泊し、ウインナーコーヒーとザッハトルテを楽しみたいと思う。ウイーンのドイツ語はちょっとドイツとは違うようだが。




【言いたい放談】クライン先生の誕生日に振り返る、満洲からベルリンの壁崩壊の時代[桜R4/12/15]・・・満州のハルピンに生まれ、日本で活躍後、ドイツに留学と結婚、お亡くなりになられたご主人「筋を通す人だった、いいなあ、って思った」・・・東西ドイツのことなど。





ブログのティールーム

ヨハンシュトラウス二世 シャンペン・ポルカ

クライン孝子さま、お誕生日おめでとうございます♬♬♬

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ドイツクーデター未遂事件

2022年12月19日 | 政治

Qアノンと貴族が政府転覆を・・ドイツクーデター未遂 
内藤陽介の世界を読む 渡瀬裕哉【チャンネルくらら】




内藤氏の歴史の解説は納得する。歴史的な背景もよく解説されていると思います。

King of the Holy Roman German Empire Henry I. the Fowler.jpg
絵は「ハインリッヒ1世」



 下記の上念さんのお話は違和感あり、戦前の日本と共通点というのは、全く違う。
ヴァーグナーの知識がないのが痛い。
ヴァーグナーが主張していることはドイツの歴史と文化であり、文化は絶対に必要。
鴎外も三島由紀夫もヴァーグナーの知識はあった。

イタリアの「祖国統一運動」のヴェルディの思いと同時期に書かれたヴァーグナーは残念ながらナチスに利用されたという「悲劇」がある。しかしヴァーグナーはナチスとは関係ない。同時代ではない。

しかしこの「歴史家」は笑わせるために語っているのか、
狭い「ホシュ」によくある典型的な考えだ。

ドイツクーデター未遂事件と戦前の日本に奇妙な共通点!?十月事件と桜会。
歴史家、久野潤先生に訊く!vvv|上念司チャンネル ニュースの虎側




 先日の反乱を企てた人々や支持者の数は約2万人というが、ドイツ人の心のうちには、「ナチス」以降から「言論の自由」がない、という。
第二次大戦敗北後、ドイツから出た学者や芸術家は減少した。それは国の誇りをナチスによって歪められたこともある。
一方、この「ハインリッヒ13世」には親戚の貴族ですら縁を切りたいという過激さ
ドイツの左傾化は大量の移民を際限なく入れたメルケルの方針にも異を唱えにくい現状もある。
それはドイツ国内では言いにくい。言論の自由はあの「ナチス」のことゆえに、ない。


ドイツで政府転覆の疑いで大量逮捕。「ハインリヒ13世」と極右勢力が連邦議襲撃と第二帝国樹立を企てる|上念司チャンネル ニュースの虎側



上念さんはこの件では歴史的解説が変。欧州のウヨクはロシアとのつながりがある。
ロシア人の女性のこと。

ハインリッヒ13世は城を持っている貴族。上念さんは「政府を50人で転覆させるなんて」「選挙で明らかに」などとドイツでは言論の自由がほとんどない。一般人の中でこういう考えを容認するのもいるのではないか、と思う。
イタリア・オーストリア・フランスにもこの勢力はあるというが「神聖ローマ帝国」?
想像は果てしない。

《ご参考》「第二帝国」とは?
コトバンクより~…ドイツで帝制をとった国家は史上2度あり,

第1神聖ローマ帝国(962‐1806),
第2ビスマルクのドイツ統一により実現したドイツ帝国(1871‐1918)で〈第二帝国〉ともいう。
ヒトラーのナチス国家(1933‐45)もこれに次ぐものとして〈第三帝国〉を称した。

Qアノンとは?(私もよくわからないが)
過激陰謀集団「Qアノン」の正体か ついに判明? 研究チームか 発表した2名の人物とは - ライブドアニュース (livedoor.com)

 今回の「テロ」はドイツだけでなく欧州を揺るがす根源になる恐れがあった。
しかし歴史のもつ複雑な思いは・・・ドイツは何ゆえに際限もなく移民を受け入れなくてはならなかったのか。
イタリアですら否と言っているのに。ドイツでは避けられないナチス・ヒトラーの時代の贖罪・・・


場所をヴァーグナーの音楽に戻そう。
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Die Meistersinger von Nürnberg (final) Bayreuth 1984



ヴァーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」では、靴屋の親方ハンス・ザックス(実在した人物)がドイツの先行きを案じて次のように歌う。
「気をつけるがいい、不吉な攻撃の手が迫っている。
ドイツの国も民も散り散りになり
異国の虚仮おどしに屈すれば
王侯はたちまち民心を見失い
異国の腐臭ただようがらくたを
ドイツの地に植え付けるであろう。
栄えあるドイツのマイスターに受け継がれぬ限り
ドイツの真正な芸術も人々の記憶から失われよう。

だからこそ、言っておこう。
ドイツのマイスターを敬うのだ!
そうすれば、心ある人々をとらえることができる。
そしてマイスターの仕事を思う心があれば
神聖ローマ帝国は
煙と消えようとも
ドイツの神聖な芸術は
いつまでも変わることなく残るであろう!


実際に歴史上の人物、靴屋の親方ハンス・ザックスが歌う最終演説は以下のようである。
(マイスターというのは「親方」)

いつだって連中を正気に引き戻したのは
一目置かれるマイスタージンガーの親方衆。
その水も漏らさぬ結束は
多少のことでは、びくともしない。
皆で大切に護ってきた宝は
あなたの孫子の代まで貴重な貯えとなるはず。

よき慣わしや美風も、大方は廃れ
跡かたもなく崩れて、煙と消える。

戦いをやめよ!
かすかに残った伝統の息吹を
砲弾や硝煙の力で集め直すことはできぬ。
(ドイツのマイスターを敬うのだ!)」



ところでヴァーグナーが作曲したオペラ「ローエングリン」は偉大なハインリッヒ1世は次のように歌うのだ。
偉大なバス歌手フリックの歴史的名唱。・・・ドイツの国土の為にはドイツの剣を!!かくして国の力は保たれよ!!

Lohengrin: Habt Dank, ihr Lieben von Brabant




19世紀のオペラは「民族」が基本であった。

政治を語る専門家はあまりにも文化を知らないのか、語らない。ましてやオペラなど・・・

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中世の剣


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高市早苗大臣が岸田総理の防衛増税を高く評価し結局日和る自民党の増税プロレスか?

2022年12月18日 | 政治

高市早苗大臣が岸田総理の防衛増税を高く評価し結局日和る自民党の増税プロレス確定



高市大臣は日和、下手なプロレスだった。(私は最初から期待などしていない)
こんな役割を演じた高市氏。だけどよくシャアシャアと言えるね。自民党の昔からのプロレスごっこ。

防衛3文書の最重要ポイント・・・ここからニュース内容です。

国家安全保障戦略(外交・安保の指針)

中国を「脅威」と位置づけ、その動きを「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と記述。

国家防衛戦略(旧名は「防衛の大綱」。来年度以降10年の防衛の在り方を規定)

反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を明記。反撃能力は「必要最小限度の自衛措置」と定義。

防衛力整備計画(旧名は中期防=中期防衛力整備計画。来年度以降5年間の防衛費43兆円の内訳を明記) 

確かに改定前に比べれば大きく踏み込んでいる。

問題点は国産の防衛業が衰退していることである。故障などすぐに対応できるのは「国産」であること。
アメリカから輸入すればますます国産は衰退していく。
下記の記事は2023年から二年間は台湾・日本とも「有事」はない、という。


2023年から2年間が勝負

中国の習近平総書記の言動を冷静に分析すれば、近い将来、台湾統一に必ず動くと思う。とはいえ、2023年と2024年の2年間は、台湾有事や日本有事は起きない。

なぜなら、中国の習近平指導部は、当面、ゼロコロナ政策に対する抗議行動で見られた政権批判の鎮静化と締めつけに軸足を置かざるを得ないからだ。

もう1つ言えば、2024年1月に台湾総統選挙、同年11月にアメリカ大統領選挙を控えていることがある。

防衛産業の「お寒い」現状

2019年にはコマツが、そして2021年には住友重機械工業が相次いで防衛装備品の製造から撤退した。
今年も油圧機器大手のカヤバ(KYB)が航空機器事業からの撤退を表明している。

コマツは世界第2位の建機メーカーで、これまで自衛隊向けに砲弾や装甲車輌を生産してきた。住友重機械工業も新型機関銃の製造などを担ってきた企業で、カヤバは、戦前、「ゼロ戦」(零式艦上戦闘機)の着陸脚をつくったメーカーである。

しかし、コマツで言えば、防衛装備品の売り上げは年間280億円程度と、コマツ全体の売り上げに占める割合はわずか1%にすぎない。

それにもかかわらず、装甲車両にも排ガス規制が適用されるようになり、技術開発費がかさむようになった。新型の装甲車両を開発したとしても、三菱重工業や川崎重工業など他社と競合し、防弾性能などで見劣りすれば、防衛省には採用してもらえない。

住友重機械工業の場合も、国産の機関銃は少数生産で外国製の5倍近い価格になる。それも多くがライセンス生産のため、利益率は2%程度(日本の製造業の平均利益率は7%程度)と低い。

自衛隊しか顧客がいないのに、高価だから調達数は増えない。これでは、高いコストをかけて開発を進めたとしても、それに見合うメリットがない。

防衛装備庁は、日本の防衛産業を衰退させないよう、利益率向上や研究開発支援を打ち出しているが、防衛装備品の開発や製造に見切りをつける企業が続けば、防衛力強化はアメリカなどに頼らざるを得なくなる。

岸田総理「防衛費増額」発言のウラで…日本のメディアが報じない「ヤバすぎる現実」 43兆円の「使い道」のゆくえ (msn.com)

ブログ主より
 問題は山積みである。しかし日本は戦争できる国か?反撃より先にすべきことは何か?
防衛の為のを整えるにしても、国産の「防衛産業」衰退の道を歩ませ、自衛隊の宿舎は地震にも危ないと言われるほどの老朽化、自衛隊員の命を護れるような建物ではない、ということがある。政府は自衛隊の宿舎などの設備や安全面は何も言わなかったのか?防衛大臣はどのように動いたのか?
ウクライナでは何十発とミサイルが撃ち込まれても国民の犠牲がある程度想像よりも少ないのは「深いシェルター」があちこちにあるから。
ウクライナにおられる高垣氏から、ミサイルで建物が壊れた悲惨な写真がツイートされてくる。
画像

ウクライナ全体に70発以上キーウ地域に40発ミサイルを撃ってきたようです。 クリビィログの民間が破壊されました。 2人の大人と1人子供が亡くなったそうです(人数はまた公式発表ではありません) 早く悪魔を止めてくれ😡
 
 



また日本の風景にウクライナの惨状が重なる・・・これは絶対に避けたい。

これが今の日本ではウクライナどころではないだろう。・・・書くのも恐ろしい。
レジ袋の配布をやめても、戦争になれば環境破壊はそれどころではない。
各地に地雷が埋め込まれ、農地は荒れ、住居は壊され、この世の地獄だ。
中国がコロナ禍がおさまれば国力回復に努めるだろう。習近平はサウジに行ってさっそく外交をしていて、これも不安。
それとも中国国民による中国共産党潰しにかかれるのか?

勇ましいことならいくらでも言えるが、日本の状況を見ると何としても戦争は回避しなくてはならない。


ブログのティールーム

コーヒーとお菓子 に対する画像結果

 ブログを休んでいた時、何種類も「ローエングリン」の名盤CDを聴いていた。
(しかしDVDとなると現代の演出はとても耐えられないし、歌手ももうひとつだ。)
先程、偶然に古いメット(メトロポリタン歌劇場)のyoutubeを発見。今は廃盤。
ローエングリンにペーター・ホフマン(ルネ・コローやジークフリート・イエルザレムらと競い合ったヘルデン・テノールだが、若くして亡くなった。)、オルトルートに何と偉大な名ソプラノのアストリッド・ヴァルナィが歌っている。

Lohengrin: Act I Excerpts & Finale ペーター・ホフマン(T)、エヴァ・マルトン(S)、アストリッド・ヴァルナィ(S)メットにて




ところでニュースで報じられた「ハインリッヒ13世」を中心とした「ドイツ帝国」とは?
このヴァーグナー「ローエングリン」でハインリッヒ1世が徳ある君主として出てくる。
昔、東方のハンガリーなどの勢力と戦い、ドイツの礎を築いた名君である。
そして時を経てプロイセンとしてドイツは統一され独立したが凡庸な君主ヴィルヘルム4世は第一次世界大戦に負け、君主の座を降りて他国に亡命する。それからやがてナチスが台頭してくるのだが、ニュースで報道された「ハインリッヒ13世」というのは本来のドイツ(ヒトラーや第二次大戦前のドイツ)を取り戻そうと、大変な勢力を集め、ドイツ国家を転覆しようとした。
ニュースでは「ナチスとは違う組織です」と言っていたが、私は直感した・・・このことを書くのはいろいろと誤解が生じてはならないので、またゆっくり書こうと思う。ハインリッヒ13世のテロを支持しないし、先祖のハインリッヒ1世とは比べられない13世だが。歴史をふとしたことからオペラで気付くことがある。
「ローエングリン」の末裔は「マイスタージンガー」に出てくる。これも機会があれば書いてみたい。



マックス・ローレンツが歌う「ローエングリン」の写真、戦前なので一部しか録音は残っていない。

コメント
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