ブログのコンサート・ホール
Callas__phenomenal_Eflat_diminuendo_in_Amina_s_finale.mp4
・・・1958年といえば、100キロだったカラスがまるでバレリーナのようにスマートになってスカラの聴衆の前にあらわれてから3年目。
ベッリーニ作曲「夢遊病の女」フィナーレ
幕を追うにしたがって歌はますます冴えわたった。伝説的な名演である。
指揮は当時ほとんど無名のレナード・バーンスタイン。
名指揮者セラフィンやカラヤンと仲違いしていたカラスは新人のバーンスタインを指名したという。
バーンスタインはそれ以降、世界中でオーケストラへ美しい弱音の響きを要求する時「カラスピアニッシモで」と指示したという。
カラスという稀有な天才の音楽的なとりこになったと感謝していた。
★ では次は今でも世界のファンを賑わせているヴェルディ「アイーダ」(1951年)
Maria Callas - "Gloria all'Egitto"
・・・1951年、まだ若きマリア・カラス、やはり若きマリオ・デル・モナコと共演。
ヴェルディが書いていない超高音を最後にフォルテッシモで歌ったカラスにデル・モナコは激怒したとか・・・。
(「カラスは性格がきつかった」と後年デル・モナコは話し、あまりお気に召さないようだった。)
このふたり、プライドをかけてステージでは強烈に争った。(仲は良くない)
それがまた聴き手にはスリリングで面白い。
これほどの声の饗宴(競演)は、またとないからである。
★ 上記の赤いバラは「マリア・カラス」という名のバラ。
昨日はヴァーグナーを歌った。しかしなんとなく私ではないような・・・発声やその他ではなく違和感。
★ やんちゃな子猫「フィガロくん」の写真はrimrom789さまのところから・・・。
【三宅博】大阪地検にも告発!教科書採択大型汚職問題[桜H28/3/29]
2016/03/29 に公開
その公共性や関わった人間の多さ、さらには影響を受ける市場の規模を考えた場合、もっと社会的関心を集めても良いはずの、教科書会社と教育公務員による贈収賄事件。しかし現実には1件あたりの金額の低さに惑わされたのか、それほどの社会的反響が寄せられていないのが現実である。今回は、敗戦利得者の利権の一つともいえる「教科書採択」の闇について、事件を大阪地検に告発した三宅博氏をお招きして、事件の全体像をご解説いただきます。(動画の解説)
★ 三宅先生、信頼できる本物の政治家です。この動画は1時間前に報道されたものです。
今は最新のこの動画で三宅先生のお話をお聴きください。また動画の拡散もよろしくお願い申し上げます。
★ 馬淵氏のお話は素晴らしいのだけれど・・・少し気になることがあります。 最後に少し書いています。
他の動画も見ましたが・・・。
馬渕睦夫「和の国の明日を造る」第2回(1/20水20時~)
≪走り書き≫
9,11以降は意図的なテロになっていた。世界に横行するようになったテロについては少なくとも9,11を振り返らなければならない。
テロリズムの本質、あの時はブッシュジュニアの政権だった。それに対してアメリカの新しいプロジェクトの項目に「アメリカの新しい防衛」でアメリカが世界のリーダーシップをとるためには「第二の真珠湾的な事件」が必要という。
真珠湾事件は作られたものでルーズベルト大統領が追いつめていったということである。
アメリカの本土が攻撃されることが必要だということだった。アメリカが仕組むことが必要と。
ブッシュ大統領が口を滑らせた。「アメリカの本土が攻撃された」
知られてはまずい「第二の真珠湾」という言葉をそれ以降はブッシュ大統領は使わなくなった。
アルカイダが起こしたテロではなかった。
アメリカはこの事件を隠蔽し、意図的に証拠が出ないようにしている。
あの手のテロがアルカイダだけで出来るはずはない。ハイジャックひとつするにしても空港には厳格なセキュリティがある。
9,11の跡、アメリカは自由にテロ戦争を起こすことができるようになった、ということである。
アメリカがテロ戦争を起こそうとしたらいつでも起こせるということである。
IS問題も単独のイスラム原理主義のしたことというだけでは本質が見えない。
単独でこういうテロ事件は起こらない。IS問題もウクライナ危機と共通項がある。
アサド政権を潰し、プーチン大統領を引きずり降ろすということである。
今回のISをはじめとするテロ戦争は「イスラエルが抜けている」ということ。
今まではイスラエルとパレスチナの問題だったが、今回はそういうことがニュースに出てこない。
今回の中東におけるテロにイスラエルがいるのではないか?
何かの目的がなければ大規模なテロ戦争にはならない。
2008年にプレゼンスキーが書いた「セカンドチョイス」という本がある。
停戦終了後、世界をグローバル化するということに成功しなかった。
オバマのもとでグローバル化が成功しなければならなかった。
オバマに期待したのは「世界をグローバル化、それも戦争ではない、そのあと何がくるのか?それは戦争しかない。」
オバマが失敗したら次は世界大戦である。オバマの指導力がなくしてから第3次大戦がはじまったと言ってもよい。
パリで11月に同時多発テロが怒った時「世界のテロ戦争だ」とオランド大統領が行った。
ローマ法王もそういった。少なくとも我々は精神武装をするとしなければならない。
日本と関係ないことと思っていてはいけない。
高村氏がロシアを訪問した。プーチン来日と安倍総理のロシア訪問のことであろう。
プーチンは早期のロシア訪問を提案したという。プーチン来日をアメリカが妨害している。
プーチンは安倍総理に救いの手を差し伸べたと思う。
高村特使にはそのようなことが推察される。
表向きは北朝鮮に対することだが、それは電話でもわかる。
安倍総理にプーチンと二人で話し合ってほしい。
知識で理解できることはわずかである。今は「感性」が重視されていない。
知識とともに「感性」を磨かなければならない。
「日本再発見」先般皇居で行われた歌会始、外交団も出席していた。通訳は何もついていない。ただ聴いていただけだったが真剣に聴いていたように思う。
外交団の中では大使の中で日本語がわかる人ばかりではない、しかし退屈したような表情の人はいなかった。
外国の大使は日本語がわからない人も居住まいを正して聴いていらした。
「言霊」で聴いていたのであろう。
敷島の大和の国は言霊の国、と柿元人麻呂が書いている。
日本語は「言霊」であり、日本語が乱れているのは「言霊が乱れている」のである。
今から千年以上前に万葉集がうまれ、それからも古今集などがうまれた。
しかし「言霊」である日本語を正しく使っていないのは学校教育だけでなく新聞もそうである。
「朝日新聞」はひどかった。「陛下パラオを読む」「歌に込めた」「天皇陛下は昨年パラオを訪れたことを詠んだ」と書いていた。
敬語がひとつもない。あまりにもひどすぎる。
「朝日新聞」は日本人が作る新聞ではない。
日本には「敬語」がある。他の新聞はそうではない。
読売新聞は最後は敬語を遣っている。
日本語を大切にするのは我々自身を大切にするということである。
昨年パラオを訪問された時、日本兵が玉砕した島を予定されていなかったが、訪問された。
現在の世の中を象徴しておられるのではないか。
これからいろいろな地で戦乱が起こるということもあるのかも知れない。
年の初めにこのようなことをお詠みになったということ。
世界もローマ法王が言うように第3次世界大戦がはじまり、世界が大混乱になるのではないか、
明治天皇のこんな「敷島の大和心の雄々しさは国家の一大事にこそあらわれてくる」ということである。
大和心というのは我々の伝統の精神で「世界の大調和」、日本国民の道義の高さである。
私たちは世界の調和の為に、高い道義性を発揮しなければならない、明治天皇の御製の歌の通りである。
一月末にフィリピンにご訪問、フィリピンで日本兵50万人が亡くなっている。
陛下は戦争で倒れたフィリピン・アメリカの方にも慰霊をなさっている。
戦争で先頭に立たされたのはアメリカ兵でなくフィリピン人だった。
「どこかの国が攻めてきても抵抗はしない」という人がいるが、それは責めてくる国の最前線に送られるということである。
9条主義者もその事実に気が付いてほしい。他国の最前線に立たされるということにならないようにである。(以上走り書き)
★ ベッラから一言・・・ロシアは北方領土を軍事基地にすすめようとしている。
よほどのことがない限り、絶対に返すことはないだろう。
馬淵氏のお話はひとつだけ気になること、それはご本人はそのつもりであるのかどうかわからないが、ロシアに心が傾いているのではないか、ふとそういう不安が心にひっかかるこの頃です。そして「日韓合意」ですが他の動画でも馬淵氏は日本の英霊を「質入れ」したことにはふれていません。
これだけ「歌会始」や陛下のパラオ・フィリピンご訪問のことを書いて感動をくださったのに・・・。
朝鮮半島で戦争があるのでという懸念はわかりますが、それと日本の為に戦ったご英霊をありもしない罪に貶めるような合意の表現などのことは、してはならなかった。なぜそういうことができるのか・・・それはよけいに危険なのです。
日本人は残酷だ、危険だ、卑怯だ、ということが広まり、日本人は何をされてもいいと思われてしまうこともあるのです。
安倍総理は国会内で中山恭子氏の質疑に応えただけで、「終わった」としていませんか?
日本の誇りを取り戻さなければなりません。誤解されても仕方のない表現は相手の思う壺です。
ロシアではロシア最高のオペラ歌手であるホロストフスキー(プーチンもファン)が「鶴」を歌っています。
これは日露戦争で亡くなったロシアの兵士を悼む歌です。
国は違っても自国の為に犠牲になった兵士を悼むのは当然のことです。日本ではどうでしょうか・・・
"Kurjet" - Zhuravli - Dmitri Hvorostovsky - Журавли #Cranes# 歌曲「鶴」
歌詞
時おり、わたしは思うのだ、戦いの広野から帰らなかった兵士たちは 大地に斃れたのではなく、
白い鶴に姿を変えたのだと。
かれらは今にいたるまで ずっと飛びつづけ、私たちに話しかけている。
だから、私たちは よく悲しげに空を見つめては黙り込むのだ。
飛んでゆく つかれた鶴がくさび形にならび、夕暮れの霧のなかを飛んでゆく。
その群れのなかにわずかなすき間がある。そこに たぶんわたしは はいっていくのだ。
ある日 わたしも鶴の群れとともにあの青白い霧のなかに飛びはじめる。
大地に残したきみたちみんなに空から鳥のことばで 呼びかけながら。
★ 1813年生まれの二人の天才作曲家、ヴァーグナーとヴェルディ。
二人が生まれた年はナポレオンがロシアに敗退した一年後であった。
ヴァーグナー
WALKURE; Act 1 (part 2): Dich selige Frau h�・lt nun der Freund,
ローレンツ、素晴らしいヴァーグナー歌手、今は絶滅?といわれる正真正銘のヘルデン・テノーレである。1936年、あの時代、最高のヴァーグナー歌手、ヘルデンテナー(英雄的テナー)の威力ある声は、あの政権が愛し、ドイツはそのヒロイックな声に沸いた。しかし名歌手ローレンツの妻はユダヤ系であった。
ローレンツは妻をナチスに差し出すことを拒む。
名指揮者フルトヴェングラーの緩急自在で雄大なヴァーグナー作品の指揮もローレンツと同様、あの政権のもとで演奏、ドイツを熱狂させた。
しかし、フルトヴェングラーもまたオーケストラのユダヤ系楽員を秘かに国外に亡命させていた。戦後、このふたりの芸術家はドイツの音楽を愛し護るために汚名を着せられた。真実ががわかるのに時間が必要だった。
【追加】・「あの政権」とはナチスのこと。ローレンツのバイロイト出演について、このようなことがWIKIにあった。
戦前のナチスの庇護下のバイロイト音楽祭の象徴的な歌手であったが、1932年に結婚したCharlotte Appelが、ユダヤ人であったことから、度々ナチスから妨害を受けた。ヒトラー自身からも、当時のワーグナー家の当主であったヴィニフレート・ワーグナーに、ローレンツのバイロイト音楽祭への出演を見合わせるよう要請があったが、ヴィニフレートが「ローレンツ抜きでは、音楽祭が成立しない。」と拒否することで、以降も1944年まで出演することとなった。(WIKI)
ヴェルディ
Cappuccilli & Ghiaurov - Simon Boccanegra -Suona Ogni Labbro
ヴェルディが生涯かけて作曲したオペラ、このオペラはヴェルディ晩年まで手をいれていた。
ジェノヴァの総督、シモン・ボッカネグラ、もちろん実在の人物である。
ジェノヴァの名門貴族に令嬢との結婚を願うがシモンが「海賊出身」ゆえに蔑まれ追い払われる。
後にシモンはやがて困難な時代のジェノヴァの総督になる。
ヴェルディはフランスの統治下のイタリアに生まれ、都市国家を「祖国統一」に向けてガリバルディ将軍を擁し、祖国愛に燃えてオペラを作曲した。
歴史上の実在人物で愛国者シモン・ボッカネグラを歌うのはヴェルディ歌手として最高のバリトン、カップッチッリ。ジェノヴァの名門貴族をニコライ・ギャウロフが歌い、その白熱の名演はそのあとを継ぐだけの歌手は出てきていない。
カップッチッリとギャウロフの名コンビはヴェルディの「アッティラ」「エルナーニ」「ドン・カルロ」などで世界を魅了した。
★ ヴァーグナーとヴェルディ、アルプスの北と南で同時代に壮麗なオペラを作曲した二人の天才。
私のピアノの上には今ヴァーグナーの楽譜がある。長い間しまっておいたライプツイヒのペーター版である。
やっとヴァーグナーの再勉強。