ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

北京オリンピック閉会式、無事に終ってホッとしました。

2008年08月24日 | スポーツ
 
最後まで心配しました。これで無事終ったのですね。
四川大地震、チベットでの事件、ウイグルでのテロ、そして前代未聞の聖火リレーでのトラブル、食中毒や毒ギョーザでの不安、・・・そして見事なオリンピック、各国の選手たちの熱戦が感動を呼びました。

開会式も度肝をぬかれた豪華絢爛さでしたが、閉会式も「満漢全席」、やはり度肝をぬかれました。
ドミンゴが登場したのには驚きました。メットで「始皇帝」という新作オペラ、中国人作曲家のものを歌っていましたが、タイクツでした。
このあたりから満漢全席にスペイン料理の巨大なパエリアまで加わって、正露丸必携の観客、だいたいあのチャンイーモウというゲテモノ監督も気に入らなかったし、平凡な庶民が金に糸目をつけぬ演出にあきれかえった、という感想、スゴイなーと感心したけれど、それだけでした。
北京オリンピックが素晴らしかったのは鍛えに鍛えぬいた名選手たちが、堂々と実力を競い合うことに感動した、ということです。

このあと、中国はどうなるのでしょうか。経済力にもかげりがきているということです。
とても心配です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱戦!北京オリンピック

2008年08月23日 | スポーツ
 心配していたテロも食中毒もなく、日々熱戦で観客を酔わせています。
競技内容のレヴェルの高さも年々上がっており、名選手たちが技を競って目が離せません。

ところで、ニュースアンカーで青山さんが「中国の金メダルの選手は10代前半がいる」と言っていました。出場は16歳以上が決まりですが、女子体操金メダルの少女は14歳だそうで、パスポートは16歳になっていますが、国家ぐるみの偽装か?と。
アメリカに言わせると中国は「あと四人16歳以下を出している」そうです。

明日はオリンピックの華、男子マラソンがありますが、何事もなく、終りますように。
ただ、「祭りの後」の中国が心配、とテレビでよく言っています。

また、表彰式で「中国美女軍団?」が目をひきました。後宮三千人の佳人、ではありませんが、美しいですねえ。そして優雅なこと・・・
中国もかわってきたなあ、と思います。
また、女子飛込みで金メダルの中国選手、郭晶晶!美しくて強くて・・・水滸伝にでてくる美女のようですねえ。

明日、閉会式です。どんな演出なのか興味シンシンです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グルジア出身の黒海関、ロシア大使館に抗議

2008年08月23日 | スポーツ
 春場所に朝青龍が優勝した時、三賞にグルジア出身の黒海が選ばれ、インタビューに答えていたのをよく覚えています。
日本語も流暢で謙虚、礼儀正しく好感を持ちましたが、その後不調で不整脈がありこの8月入院手術していたそうです。

手術前日、グルジアにいる母親を心配し、ロシア大使館に停戦を訴えていました。
黒海の抗議参加を許可した師匠の追手風親方は、北の湖理事長に叱られたそうです。
師匠は「家族が戦火の中にいるのに、何かしたいという気持ちはよくわかる」としながらも相撲協会に連絡していなかったことは悪かったと反省、でももし連絡していたら止められたかも知れません。

16万人が難民になったというグルジア、黒海は母親に毎日電話して心配しているとききます。やっと連絡がとれたそうです。

危険が過ぎるまでお母さんを日本に呼ぶことはできないのでしょうか。
黒海は子供の時、戦火をくぐり、こわい思いをしたそうで、難民となっていたそうです。
追手風部屋に親方と黒海関にお見舞いと激励の手紙を出すつもりです。

この前はモンゴルでの動乱、朝青龍はじめモンゴルの力士は眠れぬ日々だったそうです。そしてこんどのグルジア、米ロの思惑もあり、不安です。

戦争のない平和な世界を祈るばかりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魅惑のプリマドンナ、アントニエッタ・ステッラの表現力

2008年08月22日 | オペラ
 かつてのアホ雑誌「レコード芸術」は、マリア・カラスの宣伝のような批評を書くT氏の影響で、長年にわたり、「刷り込み」されてしまいました。カラスこそ至上のディーヴァだと・・・。
私も若かったものですから、レコードを買うだけの財力もなく、「レコード芸術」を書店で立ち読みしてすっかりカラス至上主義となっていました。

でも年月がその「カラス至上主義」を疑わせるようになったのです。
どうして「私が、私が」なの?他の登場人物は添え物なの?カラスさんのセリフでオペラは回っているの?

そしてカラスの映像はその声と同じく、カミソリのような切れ味、カラス中心の演出をも思わせました。
これがヒロイン?

今、こうしてアントニエッタ・ステッラを思い出し、DVDを観ると、いかに「魅了」しているか、所作ひとつとっても自然で魅力的か。
また、その憂いを含んだ声も音楽と表現の一致にいかにナイーヴかつ緻密な天性の才能あればこそのものか、・・・「仮面舞踏会」でも、グスターヴォへの敬愛が敬慕となり、夫への愛とはまた違ったものであること、サムエルらに囲まれた夫を助ける為、ショールを取り払いすべてを投げ打ったのも、グスターヴォへの敬慕とは違ったレナートへの愛、
「うしろめたいことはない」と言いきれるのも、こうしたアメーリアの行動が言わせるのだと、このトシになってわかりました。
絶体絶命のあの場面、グスターヴォを逃すことにおいてはアメーリアとレナートとは「同志」的な心情だったのでは?

これに気付きグスターヴォの歌う「永久に君を失って」がわかるように思います。
ステッラこそ、ヴェルディの描いた究極のヒロイン。まず、魅力ありき、ですね。
彼女の「ドン・カルロ」のエリザベッタをコッソットのエボリとの対比で実際に観たかったです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「自分色のメダル」って素敵なことば

2008年08月14日 | スポーツ
 北京オリンピックは熱戦の日々、力と技の競い合いだけあって見ごたえがあります。
メダリストたちのインタビューですが、「金メダルでないと意味がない」とくらーい表情で語った女子柔道の銅メダリスト・・・何だか私までおもしろくない気持ちになってしまいました。

それに比べ、水泳の松田選手、銅メダルにニッコリ。「自分色のメダル」とさわやかで気持ち好い表情でした。心からおめでとう、とお祝いしたいです。

ところで「金メダル以外はいらない」とハッキリ言った星野監督、キューバに負けてしまいました。オリンピックにショー的な発言は似合わないのではないでしょうか。

テロに警戒しながらのオリンピック、「今日も無事でよかった」と思う毎日ですが、カシュガルでの悲惨なニュースはこわいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする