★ 私にとって「超苦手分野」のひとつですが、勉強になりました。
『中国株の暴落と今後について(その2)①』安達誠司 AJER2015.7.20(5)
★ 私は経済が苦手なのですが、少しだけでも、って見つけた動画。
パナソニックショールーム、どっと人が押し寄せているそうだが、撮影禁止らしい。
そうなるとますます見たくなってしまいました。一度見に行こうと思います。
「料理教室」のセミナーもあるらしい。
受け付けの女性は「誰が見ても美人」「メチャクチャ美人」だそうです。
『現場レポート1①1年半で400万人超のパナソニックショールームの凄さ①』矢野新一 AJER2015.7.21(1)
日本企業は「プラハ城(世界遺産)」でも頑張っています。
(でも日本の「世界遺産」あまりにもかわいそうです。何のバツゲーム?)
世界遺産プラハ城できらめくLEDのノスタルジックなあかり(1/3)[Panasonic]
★ では有名な三橋貴明氏のお話も。
『ドイツ第四帝国①』三橋貴明 AJER2015.7.21(5)
これは面白そう、「第4帝国」って穏やかではないなあ・・・。
「相手国の住民に主権を与えない」住民のためにインフラを作るのではない。
歴史を振り返りながら語られる。
★ 三橋貴明氏のメルマガより。(7月20日)・・・ドイツ第四帝国の興亡
JPモルガン・チェースのエコノミスト、グレッグ・フゼジー、マルコ・プロトパパの両氏は、7月13日のリポートで、今年のギリシャの1-6月(上半期)の景気縮小は、年率で10%となるペースだとの概算を発表しました。すでに、ギリシャのGDPは対08年比で26%減少しています。この上、さらに年率10%で経済規模が縮小しているところに、「緊縮財政」が強行される。
恐らく、ギリシャの今後の貧困化と国民経済の崩壊は、将来的には経済の教科書(経済学、ではなく)に載るレベルになると思います。
すでにして、ギリシャの失業率は25%を上回っているわけですが、今後、ギリシャで緊縮財政が推進されることで、失業率は当然の話として上昇。30%に接近していくでしょう。
しかも、現在のギリシャ国民は「誰」のせいで緊縮財政を強要され、自分たちが貧しくなっていくかを理解しているわけです。もちろん、ドイツである、ユーロであり、EU(欧州連合)です。
日本のような普通の独自通貨国は、GDPが二割超も減少するようなデフレ期には、長期金利は下がります。何しろ、デフレ期には、
「企業が設備投資をしない」
わけで、銀行からおカネを借りる必要がなくなります。反対側で国民は預金を増やすため、銀行は「貸出先がない自国通貨建ての預金」を政府に貸し出すことになります。すなわち、自国通貨建て国債を買うのです。
結果、長期金利は下がっていき、企業は設備投資が容易になります。もっとも、デフレ期には需要が乏しく、企業が銀行から借り入れた資金を投じる先が少なくなります。政府が率先して需要を拡大するまで、銀行融資と設備投資は不十分な状況が続き、金利は低迷します。
デフレから脱却し、需要拡大でインフレ率が安定的に推移するようになれば、企業が「儲かる」ということになり、銀行融資や設備投資が増えます。すると、国債金利は上昇します。もっとも、独自通貨国は中央銀行が国債を買い取ることで、金利を調整することは可能です。
いずれにせよ、インフレ率と長期金利は、ある程度はトレードオフの関係にあるはずなのです。インフレ率がマイナス(デフレ)のときは、金利が低下し設備投資が促されます。逆に、需要が拡大するインフレ期には、金利が企業の設備投資のボトルネックになりえます。
日本のバブル期の長期金利は、6%を超えていました。当時と今(長期金利0.4%)と、どちらが「金利面」で設備投資が容易でしょうか。もちろん「今」の日本です。
要するに、国民経済には「需要拡大(インフレ期)」」あるいは「金利低迷(デフレ期)」と、企業の設備投資を誘引するスタビライザー(安定化装置)が埋め込まれているのです。そして、インフレ期に企業が設備投資を拡大し、生産性を高めることで「経済成長」が達成されます。
ところが、現在のギリシャは、
「需要が縮小するデフレ期」
であるにも関わらず、
「長期金利が10%を上回っている」
状況にあります。これでは、二重の意味でギリシャの設備投資は増えず、根本的な問題である生産性向上は起きません。
生産性が向上せず、さらに統一通貨ユーロに参加し続ける限り、ギリシャは永久に「ドイツ製品の市場」であり続け、所得が貿易赤字(ドイツの黒字)としてドイツに渡り続けることになります。
産業革命後のイギリスが、インドに「自由貿易」を強要し、綿製品を売り続け、インドの綿産業を壊滅させたのと何が違うのでしょうか。
というわけで、次なる三橋の著作は「ドイツ第四帝国の興亡」でございます。(以上)