ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

Kenさまの素晴らしいダヌンツィオの詩の解釈と憂国の心情に思う。

2012年04月30日 | 歌曲

夜、ふと気になってパソコンを開いた・・・そしてヴェルディ「レニャーノの戦い」を聴き、Kenさまのコメントが気になっていてブログを拝見した。

Kenさまがコメントによくダヌンツィオのことを書いていらっしゃる。
くわしくはコメントを見ればわかるのだが、Kenさまのダヌンツィオへの思いを受け止めることができなかった私であった。
どうも私は繊細さに欠ける。
今は日常生活そのもので精一杯、芸術的な思考が落ちてきている。
介護は体力的にも精神的にも小さくはない。
「詩人は私のところを訪れたようです」というところ、Kenさまのエントリーをこの時、拝見していればもっとマシな別のコメントを書いていたに違いない、と思う。

【Kenさまのコメント】
維持の問題は依然として残りますが、最重要なのは我々が領土を奪還する行為そのものだと思うのです。
サラーディーンはエルサレムを「無でありしかしすべてである」と言いました。十字軍にとってもそうであったでしょう。
尖閣も日本人にとっては無であり、しかし【すべて】であるのでしょう。
だから十字軍とサラディンはあれほどの苛烈な戦いをし、我々も立ち上がらねばならない、、、。
それにしてもわたしがダヌンツィオを巡る旅を計画し終えた後、この寄付の話がまわってくるとは、どう考えても詩人はわたしのところを訪れたようです。(以上)


私はリコメを書きなおした。ダヌンツィオについてここまでお考えになっているとは、気付かない鈍感さだった。

私は最近ワーグナーの特集を書いていた。
それは最近を思う別の意味があったのだ。私はワグネリアンではない。
どちらかと言えばワーグナーの音楽に魅了されながらも、背を向けてきたのであった。

その私がワーグナーを特集し「マイスタージンガー」や「ローエングリン」を繰り返し聴くことで、その最初の目的以上の精神的な音楽経験を感じた。
それは「マイスタージンガー」のハンス・ザックスの最終演説であり、また「ローエングリン」のエルザの≪人間の業≫であった。そして私はワーグナーの持つ「奈落の底へ落ちる」とか「死へのあこがれ」というのを怖れていた。
それはまだエントリーしていない「トリスタンとイゾルデ」だった。

そして、さきほどKenさまのエントリーを拝見し、その精緻な文と表現に雷でうたれたような衝撃を受けた。
暁は光りからL'alba separa dalla luce l'ombra
(これをクリックしてご覧下さい)

バリオーニというテノーレはこのブログにもその歌をUpしたことがあるが、それはオペラのアリアだった。
トスティ作曲、ダヌンツィオ作詞のこの歌、そしてKenさまはワーグナー「トリスタンとイゾルデ」をベースに感じながらも、閉鎖的な男女の愛ではなく「憂国」の感情であることを書かれている。
それはまさしくイタリアへの「憂国」の想いであり栄光でもあった。

そして、ダヌンツィオの詩の和訳をなさっているが、これは素晴らしい訳である。

ここではバリオーニではなく、現代のテノーレ、フィリアノーティのライヴ録音、メトロポリタンの副指揮者コーンのピアノ伴奏、そして詩情あふれるKenさまの和訳をご紹介する。
くわしくは上をクリックなさってエントリー全部をお読み頂きたい。

Giuseppe Filianoti, Eugene Kohn - L'alba separa dalla luce l'ombra (Tosti)


''L'alba separa dalla luce l'ombra'' Gabriere D'Annunzio

''暁は光から'' ガブリエーレ・ダヌンツィオ

暁は光から闇を分かち、
わが欲求から快楽を分かつ。
おお、愛しき星たちよ、滅び行く時は来た。
さらに崇高な愛が 夜空からお前たちを退かせるのだ。

燃ゆる瞳よ、おお、もはや戻らぬお前たち、
哀しみの星たちよ、けがれなきまま輝きを消すがいい!
わたしも死ねばよい、昼など見たくはないのだから、
わが愛の夢、愛の夜がために。

わたしを包んでほしい、おお夜よ、お前の母なる胸に、
青白い大地が露に濡れるあいだに。
ねがわくば、わが血からは暁が、
わが儚き夢からは生まれてほしい。

永遠の太陽が!

訳 Ken WATANABE




☆ そしてやはりヴェルディ「ドン・カルロ」のロドリーゴを聴きたくなった。
  バスティアニーニの名唱である。
Ettore Bastianini: Per me giunto ( Don Carlo)


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自宅にいても楽しむゴールデンウイーク♪

2012年04月29日 | 料理・グルメ

もうすぐ5月、黄砂も花粉も気にならなくなり、花の香りが春の風に流されてうれしい季節である。
私は老親介護もあり、どこにも出掛けられないけれど、今日のヤフーニュースで「居酒屋メニューがうつ病にきく」という記事を読み、がぜん元気になった。
といっても私は鬱ではない。その「居酒屋メニュー」を他の料理サイトで調べたりして、わくわくしている。

野菜をはじめとして少量ずつの料理を小皿に何種類も用意し、飲み物ももちろん工夫する。
ドレッシングもヨーグルトや柑橘類、またバルサミコ酢を使っておしゃれに決める。
ふりかけも作るし、父の為に買っておいたウニやアボガドも添える。

考えただけでも楽しい、この季節はイチゴもおいしいし、フルーツサラダも種類多くできる。
麺類も用意し、種類を楽しめるようにしたい。

先日は家の周りを掃除、溝掃除も済ませたし・・・私の体力作りにもいい。
黄砂で白くなったサンルームのガラスも水洗いしたい。
軽装で働く・・・髪をじゃまにならないようにアップして、がんばろう。
家事は無料で楽しめるレジャーだ。

父を入浴させた後も、英国製のマンゴーの香りのするクリームを足に塗ってマッサージすると大喜びである。
以前、その美味しそうなクリームを父は食べそうになった・・・使用したあとはきちっと片づけないと。
大きくてカラフルなエプロンをして父は食卓に向かう。
ピンク、グリーン、ブルー、イエロー、など何枚も持っていて、エプロン姿の父はかわいい。

でもこの父は「レイテ激戦の勇士」だったのだ。
戦場を走り、小川で激戦の傷を洗い、ヘビやカエルを食べた父、今は「あれが嫌い、これがイヤ」と言いたい放題。
でもトマトは一日に6個も食べる。(フルーツトマトだけれど)
そしてヨーグルトもたっぷり。牛肉・海老・ウニ・トロなど毎日欠かさない。(父だけ)
血液はサラサラ、肺もきれいで、酸素量3から1,5~2,0になったし、ボール投げは200回を超え、体力は抜群。
私が通るたびにも足をひっかけてきて、「危ないじゃない!」と言うと、心からうれしそうに笑う。
やんちゃな子どもになったようで、それもまたかわいくて仕方がない。

そして父の好きな歌は「君が代」と「椰子の実」である。音程はひどいが・・・。
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【尖閣購入】世論工作にしても、もう少し上手にお願いします[桜H24/4/27]

2012年04月28日 | 政治
【尖閣購入】世論工作にしても、もう少し上手にお願いします[桜H24/4/27]


売国マスコミは全くひどいものです。
石原都知事に対してバッシングをするなんて。
そして毎日新聞、相変わらず売国ぶりは1、2を争いますね。アカヒ新聞よりひどいとまで言われています。
有識者というのも人選がなっていないのか、有識者をわざとそのように選んでいるのか、情けないですね。

ところで、お知らせです。


東京都尖閣諸島寄附金について
尖閣諸島のため、東京都に寄附を希望される方に、手続き等をご案内します。

寄附金募集の趣旨
 この寄附金は、尖閣諸島の購入・活用のためにあてさせていただきます。
受付方法
下記の金融機関への口座振込みにより受付いたします。

みずほ銀行 東京都庁出張所(店番号777)
口座名「東京都尖閣諸島寄附金」
普通預金 口座番号 1053860



 みずほ銀行本支店のATM、窓口(専用の振込用紙により振込む場合)で振り込む際は、手数料はかかりません。


 みずほ銀行本支店以外の金融機関のATM、窓口で振込む際は、手数料がかかります。手数料はご本人の負担になります。


 寄附金が現金で10万円を超える場合など、ATMで取扱いができず、金融機関の窓口での振込みが必要な場合は、専用の振込用紙をお送りしますので、お手数ですが、以下の連絡先までご連絡ください。

連絡先 東京都 知事本局 尖閣諸島寄附担当
直通電話 03-5388-2206
FAX 03-5388-1215
郵送宛先 〒163-8001 東京都 知事本局 尖閣諸島寄附担当

FAX又は郵送にて振込用紙を請求される場合は、こちらの様式(PDF形式,109KB)をダウンロードしてください。
電話受付時間 月~金 9:00~18:00(国民の祝日等の閉庁日は除きます。)

 窓口での振込みの際には、通帳などが必要になる可能性があります。詳しくは、ご利用になる金融機関にお問合せください。
税法上の取扱い
 この寄附金は、各種税法に規定する寄附金控除または損金算入の対象となります。その際には、都が発行する寄附金領収書が必要となりますので、ご希望の方は以下の様式に振込み控の写しを添付し必要事項を記入の上、以下の宛先までお送りください。
 確認作業の後、こちらから領収書を郵送いたします。

寄附金領収書
送付依頼書 こちらから様式をダウンロードしてください。(PDF形式,114KB)
送付先 郵便番号163-8001 東京都 知事本局 尖閣諸島寄附担当

注意いただきたいこと
 この寄附金は、地方自治法第96条第1項第9号に定める「負担付きの寄附」として、お受けするものではありません。


 東京都が、尖閣諸島のため皆様から寄附金をいただく口座は、上に掲げた口座のみになります。その他、東京都の名称や東京都知事の名を用いて寄附を募る事例があったとしても、東京都が関与するものではないので、ご注意ください。
(連絡先)
東京都 知事本局 尖閣諸島寄附担当
電話 03-5388-2206



4月28日のアクセス数 閲覧数:3,287PV

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橋下大阪市長のハシタナイ「つぶやき」~これが公人であり市長の言葉か!!

2012年04月28日 | 政治

中野剛志もしょうもない思い上がり識者だったか。残念だ。だいたい、年下のくせに面識のない俺を呼び捨てにすんじぇねえよ。霞が関の官僚で大学の准教授。最悪のタダ飯ぐらいルートだろ。こういう奴らは税金でふんだんな時間を与えられて、朝から晩まで責任のないことをやっている。

なんなんだろうね。一度も面識のない相手に、ほんとこういうもの言いができる大人がいるって言うのも日本もダメになったよな。もう自分が絶対に正しい、自分以外は間違いってな調子。しかもこの年齢で。勘違いも甚だしいね。これまでやった仕事もたいしたことのないもんだろ。口だけで。

口ばっかりであーでもない、こーでもないと言うだけでなく、何か一つでも実行してみろって言うの。こういう人間を大量に生み出してきた日本のシステムが問題だ。俺が人の悪口ばかり言ってるって?俺はね、面識もないのに非常識な物言いをする人間に対して同じ言い方をしてるだけだ。

ツイッターで罵るのは、先にこっちに対して罵って来た者に対して同じ調子で言い返しているだけ。TPP亡国論とか言う本で、世間の逆張りを張って多少注目されて勘違いしちゃった典型例。もうこれで日本のインテリ層の仲間入りってもんだ。やれやれ。

小林よしのりは、税金で飯は食っていないので中野剛志よりも多少はましかはしらんが、ようは口だけで、何もやっていない奴。二人似た者同士で語り合っていたら良いが、住民が困っていることを何が一つでも解決しろよ。保守だ、国だと偉そうなフレーズは口に出すが、要は暇児なだけじゃねえか。

こっちも公人だから批判はいいが面識のない相手を呼び捨てにするな。偉そうなことを言う前に最低限の社会人マナーを身につけろ。お前らが考えているほど現実の行政を切りまわすのは楽じゃねえ。中野は官僚辞めてるんだろうな。官僚身分のままで大学で時間もらって生活してるって究極のぷータローだろ!

僕はね、非常識な相手には非常識で討ち返す。常識な相手には当然常識に。日本の識者と称する輩にはほんと非常識が多いね。しかしこの中野剛志、また官僚に戻るっていうなら、ほんと恐ろしいね。寒気がする。こいつは一体何様のつもりで公務員をやるんだろうか・・・・・

小林よしのりももう少しまじめに勉強しろよな。大阪都構想を、大阪を都にすることだって。やれやれ。バカか。大阪府と市の行政機構を変えるという話なんだよ。どんな目的で何をやろうとしているのか、これまでの経緯も含めてもう少し勉強してから批判しろ。

≪橋下大阪市長のツイッターから・・・です≫

☆ 「漂泊の旅人」さまのエントリーから転載させて頂きました。
   それにしてもこの下品で乱暴な、思い上がった、成り上がりの、コンプレックスの、ゴミダメのような「つぶやき」で十分に正体がわかります。いいかげんにこの男をヨイショするのはやめてほしいです。マスコミはB層をけしかけ、保守で学者のような人でも「ハシモトさんにがんばってもらわないと」なんて言い出したら、その人の見識を疑います。
気持ち悪いです。この人物は言いたい放題で責任なんかとりません。大嫌いです!!  (ベッラ)

コメント (2)
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Toscanini verdi La forza del destino ヴェルディ「運命の力」序曲

2012年04月28日 | 政治

Arturo Toscanini "Overture" La Forza del Destino

トスカニーニが1944年に録音した歴史的名盤、ヴェルディ「運命の力」序曲。
本当に素晴らしい、これがヴェルディなのですね・・・。

                      春やんさまに

コメント (2)
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