今日のひとネタ

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8月6日なので考える

2009年08月06日 | ニュースに一言
 今の日本の状況はというと、隣の家の中学生がカッターナイフでチクチクつついてくるのを、無言で防弾チョッキ着て知らん顔してるようなもんでしょう。ミサイル飛んできても打ち落とせる技術があればいいと誤魔化してますし。

 本来ならそこは黙ってないで「ええかげんにせんと怒るぞ!」と言った方がいいです。手ぶらで行って相手が納得するくらい迫力ある言い方ができればいいですが、金属バット持って「お前の家ごとボコボコにすっぞコラ!」と言った方が効果は大きいと。外交が大事なのは当然として、その背景には軍事力がなければ…という声があるのも事実です。ミサイルは打ち落とすものじゃなくて、打たせないようにするものです。

 核武装とか憲法改正の話をすると「すわ!軍拡か!」と騒ぐ声が出ますが、日本がすぐに核武装をするとかそういうことではなく、核武装の論議をすることは必要ではないかと思っています。そういう話が出た瞬間「何を言う!」とヒステリックに寄ってたかって潰しにかかるのはいかがなものかと。唯一の被爆国であり、原爆の影響がどれくらい悲惨なものであるかを一番知っている国なんだから、核兵器そのものについて世界で一番詳しくてもいいのではないかと。

 北朝鮮の核兵器開発をやめさせるためにはどうしたらいいか、中国の核兵器を捨てさせるにはどうしたらいいか、日本が核武装した場合周辺国はどういう反応を示すか、ということを現実的に考えてみるべきだと思うんですね。そもそも核兵器はなんのためにあるのでしょう。戦時に使用したとして、武器弾薬庫とか兵器工場のみを爆破するのに核兵器が使えるわけはなく、一度使用すれば大量の非戦闘員を殺戮することになるわけですし、実際持ってるだけで国際法違反なのではないでしょうか。

 日本は核兵器を開発できる技術力はあるのか、費用と年数はどれくらいかかるのか、開発したとして維持費はどれくらいかかるのか、など検討するのはいかがでしょう。そういうシミュレーションをした上で、「我が国は核兵器を開発する技術も資金もある。が、しかしそれを作ることはしない。その費用を地球環境保護や自然災害など際に人道援助に使うようにしようと思う。それについて貴国はどのように思うか?」とキッパリ言えるようになればいいと。理想論でしょうが。

 「戦争」の対義語は「平和」だというのが一般的な認識でしょうが、現実的な対義語は「外交」であるという話を聞いたことがあります。たしかに国際紛争の解決手段として戦争を選択する国家が存在する以上、憲法9条があるから日本は戦争に巻き込まれないという考えは幻想だと思います。「戦争などこの世に存在しない」と思うのではなく、「戦争は外交により回避できる」という強い信念が必要だと思います。

 私とて昔は村山談話に拍手したり、軍備は必要ないから相手のミサイルを打ち落とせるシステムを米軍が構築してくれればいいと思ってたですよ。恥ずかしながら。とはいえ、今も「死ぬのも殺すのも嫌だ 戦争絶対反対」という立場を取るものであります。念のため。

 今日は広島市長のスピーチを聞きましたが、もしかして一発屋かもしれないオバマ大統領のことをあんなに持ち上げるべきなのでしょうか。今ひとつ腑に落ちなかったのですが、これは私の勉強不足? あとは今に始まったことではありませんが、原爆死没者慰霊碑の言葉にも納得しておりません。

 と、そういうことを考えた8月6日でした。