今日のひとネタ

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記憶は美しく塗り替えられる?

2012年08月05日 | 日記・雑記・ただの戯言

 近所に小学校があるのですが、最近通学途中の子供に会わないと思ってたら夏休みなんですね。大人になるとすっかり忘れてしまいます。なんにしても今の時期毎日学校に行くとすると、家が遠い子は暑くて大変でしょう。自分がどうだったかというと、家は近くないのに自転車通学不可の地域だったので大変だったはず。

 中学校は夏休み中も結構部活があったので、暑い中を田んぼの畦道に毛が生えた程度の農道を30分ほど歩いてたはず。そのときのスタイルはというと、半袖の白ワイシャツに学生ズボン、学生帽に革靴、ということだったはず。汗だらだら流しながら歩いてたのではないかと思いますが、どう考えてもおしゃれじゃないその格好で毎日何を考えて歩いてたか忘れました。

 一方部活の方も、やってたのは卓球なのですがあれの大変なのは暑くてもあちこち開けっ放しにすると風が入るのでダメというところ。なので体育館をほぼ締め切って、休憩時間になると外の芝生の上に行ってドタ~っと寝転んでたのはやたらと覚えてます。練習中は暑くてボ~っとしてたのでしょう、何をやってたのかはあまり覚えてません。

 今から考えると、中学生の頃っていうと生活の心配はないし家に帰れば食事も飲み物もおやつも食べ放題(?)だし、午前の練習の日なら帰ってから存分に昼寝もできるし、あんな楽な時代はないような気もするのですが、まぁ実際当時も悩みはいろいろあったはず。が、都合の悪いことは忘れてしまうらしくて、今は「中学生っていいよなぁ」とか思ってしまいます。

 ところでうちの田舎は市内の中学生は男子全員坊主頭を強制されてたので、あれはいまだに嫌な思い出の代表です。頭の形悪いし、生え際もぼやっとしてるタイプなので似合わないんですね。本当に嫌でした。前にテレビで市民活動家のおばちゃんが「日の丸と君が代で子供達が死ぬんだよ!」と吠えてたのを見て「何言うてるの、この人」と思ったことがあります。そういう事あるごとに「軍靴の響きが聞こえる」とか言うタイプの人が、なぜ「坊主頭の強制は軍国主義に繋がる」って反対してくれなかったんだろうかと悔しく思います。あの記憶だけは美しく塗り変わらんですね。「おや、坊や。坊主頭が可愛いわね。お姉さんが楽しいこと教えてあ・げ・る! ウフフ」とかいうことがあれば、坊主頭も好きになったんでしょうが。

 それにしても、うちの田舎は今もみんな坊主なのかなぁ…。