日曜にBS-TBSで映画「日本の首領」をやってたのでチラチラ見てみました。一応ヤクザ映画風ですが、「仁義なき戦い」とは政財界との絡みが多いのが違いでしょうか。が、「仁義なき戦い」シリーズも「県警対組織暴力」も見た者からすると、役者さんが相当被ってるので「この人はヤクザ? 警察?」と混乱してしまいます。今回は刑事役の梅宮辰夫がヤクザの幹部の鶴田浩二に向かって「いい加減、ヤクザのあほらしさに気づいたらどうだ」とか言うのを聞いて、「どの口で言うか」とか思ったのですが、考えてみればあの人は「県警対組織暴力」でも警察でしたね。
で、この日はシリーズ第一弾と完結編をやってて「野望編」は抜けてました。なんか意味があるのでしょうか? 配役を調べてみると、第一弾と完結編で役柄が変わってる人も多いですが、菅原文太は毎回違う役をやってたようです。続けて見た場合はその辺結構ややこしいし、ただでさえWikiで登場人物見ながらでなければわからないという…。
それにしても「首領」とか書いて「ドン」と読むようになったのはこの映画からで、「私の首領(ドン)」なんて曲をアイドルが歌ったりしました。ということは当時はこの映画もヒットしたのでしょうが、今見るとそんなに面白くはないです。佐分利信という人は昔から疑問なのですが、あれって演技が上手いということで主演に起用されたのでしょうか。
感想としては豪華キャストだけど…というのが率直なところ。まぁ足らないと言えばお色気シーンが足らないので、多分完結編ではその反省が多少生かされたのでしょう。…違うか(笑)