「宇宙のこと考えすぎて怖くなれ!」というのはドラマ「問題のあるレストラン」の名ゼリフですが、確かに宇宙の成り立ちとか太陽の寿命とか隕石が飛び交ってるとかいうのを考えすぎると眠れなくなることでしょう。
で、ギターを弾く者として考えすぎて怖くなるのは弦のこと。ギターの弦には物凄い張力がかかってるわけで、6本合わせると60Kgにもなると聞いたことがあります。(正確な値は違うかも。あとギターによっても違うでしょうし) 60Kgだとすると、ブリッジに私が全体重をかけてぶら下がってるようなものですから、そう聞くと思いっきり弾いたときにベリっと取れてしまう場面を想像してしまいます。
あとは初心者の頃、2弦のチューニングしてるのに間違えて1弦のペグを回してて「音が上がらないなぁ」とギリギリやり過ぎたら「ブチッ!」と切れたのも経験しました。あれは実際プチッなんてものじゃなくて「バンッ!」と物凄い音がしますので、サウンドホールをのぞき込むように顔を近づけてたりしたらと考えると怖いです。
また、私の使っているイーグルなんぞはブリッジとテールピースが一体型なので、ネック側から通した弦をエンド側からネック方向にクリンと回して持って行くわけで、全力でブリッジを裏返そうとする力がかかってるわけです。そのせいもあって、横からみるとブリッジはボディと水平じゃなくてどうしてもネック側が下がってますし。
う~ん、自分で書いておきながら考えれば考えるほど怖くなってきてしまいました。とりあえず、ギターを弾かない人は高速道路を走るタイヤと路面の関係とか、時速100キロの時にフロントガラスにかかる風圧とかを考えてみましょう。怖くない人は強い人です。私は小心者ですので…。