以前、赤江珠緒さんがお薦めの本を聞かれた際に吉村昭先生の「羆嵐」と答えたそうです。これは北海道で大正時代にヒグマが開拓民を襲った実話なのですが、赤江さんによると、「本当に怖いんだけど一気に読んでしまった。」とのこと。
今日も「たまむすび」でその話をしてましたが、その「羆嵐」が縁で荒川区の吉村昭記念文学館から声がかかって、朗読をしたり吉村昭先生について語っている動画が、荒川区の公式チャンネルで公開されているとか。
私も吉村昭先生のファンですが、この「羆嵐」は読んだことないです。赤江さんはやたらと「怖い」と言いますが、是非読んでみねばと思った次第。そして、吉村昭記念文学館というものがあるのを知らなかったので、ここも一度出かけてみたいです。なんか色々展示とかイベントとかやってるようですね。
その「羆嵐」は未読ですが、私が読んだ吉村昭作品は以下の通り。
戦艦武蔵
大本営が震えた日
逃亡
関東大震災
深海の使者
北天の星
漂流
赤い人
間宮林蔵
破獄
長英逃亡
海の祭礼
闇を裂く道
桜田門外ノ変
白い航跡
黒船
天狗争乱
生麦事件
アメリカ彦蔵
夜明けの雷鳴 医師高松凌雲
島抜け
大黒屋光太夫
暁の旅人
彰義隊
結構読んだつもりですが、Wikipediaで主な作品を見るだけで142もありますので、私は2割も読んでないと。全然ですね。幕末から明治にかけてのものは網羅したつもりでしたが、「ふぉん・しいほるとの娘」とか「落日の宴 勘定奉行川路聖謨」とか読んでないし。
そんな中、私がこれまで読んだ中で一番好きなのは「間宮林蔵」。これは冒険の物語なので、ハラハラドキドキします。あとは「長英逃亡」「桜田門外ノ変」「大黒屋光太夫」もいいですね。
さすがにどれも長いので、2回読んだというと「間宮林蔵」だけなのですが、記念館に行く前に全作品制覇してみましょうか。まずは「羆嵐」を読まないと。