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カジワラッ!

2007年11月24日 | ブックレビュー
 午前中は風邪ひきの娘2号を耳鼻科に連れて行ったのですが、どうせ込んでるだろうと思い暇つぶしに持って行ったのは梶原一騎著「地獄からの生還」。前にも読んだ事があるので10年ぶりでしょうか。

 梶原一騎というとスポ根漫画の原作者として教祖的な存在であると同時に、空手界やプロレス界の黒幕的存在でもあり、さらに常に黒い噂が付きまとう悪い人というイメージもあるでしょう。(実際に逮捕歴がありますし)

 では彼が空手界やプロレス界とどういう繋がりがあったか、あるいはどういう容疑で逮捕されその後どうなったか、なぜ急逝したのかというのを正確に説明できる人はどれくらいいるでしょう?

 この本では収監時の様子が書かれているだけでなく、力道山、アントニオ猪木、大山倍達や極真の空手家達、ジャイアント馬場などとの交流についても詳しく書かれています。果たしてどこまでが真実でどこまでが本音なのかはわかりませんが、面白い事は面白いです。

 ちなみにご本人はこの本を出版した3年ほど後に亡くなってしまったとのこと。「私は不死鳥のごとく蘇える」と書いていたわりにはあっけなかったわけで、それほど体が蝕まれていたわけです。

 こういう本についての解説は多分吉田豪氏あたりが詳しいのでしょうが、関心のある方は一度読んでみてはいかがでしょうか? どーですか、お客さん。

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