あれは小5の冬のこと。すぐ裏に住んでたいとこから兄がフォークギターを借りてきて、それがすごく面白そうで初めて触ったのが昭和49年の今頃。
ということで、めでたくギター歴50年となりました。とはいえ、最初は本当に持ってるだけでまったく弾けず、教えてくれる人もおらず、教則本も無い状態でした。
幸い母がバイオリンを習ったことがありギターのチューニングもなんとかできたので、一応音は合ってる状態にはなってました。そのうちバイオリンのピッチパイプで自分でもチューニングができるようになったり。
そして、どうしようかと思ってたところ目に付いたのがトップ画像の明星の歌本。これが昭和48年5月号の付録で、かなり前から家にあったのですが、よく見るとギターコード付きの楽譜が出てるではないですか。
その歌本の最初にあったのがガロの「学生街の喫茶店」。何しろ右も左もわからないので、これの難易度もわからず。とにかく弾いてみようと書いてあるままにDmを押さえてみたらとにかく「指がいてー!」「変な音!」ということですぐ挫折。
もし自分が初心者に教えるとしても、最初にこの曲をやらせようとは思わんですね。コードチェンジも頻繁だしGmもB♭△7も出てくるし。無謀でした。
そして簡単に押さえられるコードで始まる曲として、次にあのねのねの「あほの唄」にチャレンジ。B7に多少苦労はしましたが、これはなんとか弾けるようになりました。なので、私が最初に弾けるようになった曲はこれ。
その後ずうとるびを見て「エレキギターが弾きたい」と思うようになったわけですが、リードギターを弾きながら歌もできる江藤氏は私にとっては神でした。こういう経歴ですので、まあ上達することはなかったです。50年経ってなんとか神の領域には達したかとは思いますが(?)。
なので、ギター歴50年というとメチャメチャ上手くてジャズでもクラシックでもなんでも弾けると思われるかもしれませんが、その辺はまったくダメ。何しろ就職したり子供ができたりしたときはケースに入れたまま1年位弾かない時期もあったりしたし。
今ではほぼエレキしか弾きませんが、最初からクラプトンとかジミヘンを神とあがめれば良かったのかもしれませんね。あるいはダウンタウンブギウギバンドの和田静男でもよかったかも。
まあそんなこんなではありますが、人生の大半をギターと共に生きてきたわけで、多分今後も続けることでしょう。ずっと続けられることを小学生の段階で見つけられたのは幸せな事かもしれません。そういえばそのきっかけをくれたいとこがギターを弾いてる姿は見た事ないなあ。
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