もう先月の話だし、最終回もすぐ見たのですがようやくのレビューです。書きたいとは思いつつ、なんとも評価の難しい部分もあり、そしてあまりないタイプのドラマでもありました。
主演は松岡茉優で高校教師役。卒業式の日、校舎の高い場所から生徒と思われる人物に突き落とされ、死んだと思った瞬間に目覚めたところが1年前の始業式の日の教壇だったというのがオープニング。
そういうSF的要素も入った、ちょっと変わった学園もの(?)でした。うまく行かなかった生徒指導を1年前に戻ってやり直すという、アイディアとしてはタイムスリップ系のドラマでもたまにある感じですが、それを1クールに渡って終盤まで盛り上げたあたり、脚本家はがんばりました。
芦田愛菜ちゃんの熱演とか、様々な問題児の描き方、生徒たちの内面の変化など見どころはいろいろありました。ただ、凄く面白かったかというと…う~む。
私の場合は松岡茉優ファンなので楽しめましたが、終盤は段々人間関係がわからなくなって、「例の犯人は誰だ?」というあたりのみの興味になりました。松岡茉優は好演だったと思いますが、これは再放送あっても見ないかも。
ちなみに、「もしあの教室に自分がいたとしたら」なんて考え始めるとすごくしんどいドラマなので、そういう視点は一切捨てましたし、それが正解だったと思います。実際の高校生でこれを見た生徒も多かったでしょうが、どう思ったか、誰に感情移入したかなど気になったりします。
驚きました!絶命かと思ったら助かる。助からない方が物語がうまくまとまったかな?
ハッピーエンドではなく、主人公が死んで終わる事が多いヨーロッパの映画の事を思いました。
ヨーロッパの映画は知らないのですが、そういうのが多いんですね。テレビドラマでなおかつ松岡茉優だからそういう風にはしなかったかも。