思わず「チャ~ンス!」と思いました。まともなスタジオに一人で入って思う存分弾きまくるなんて機会は滅多にありません。ここぞとばかりに、普段出さないような音量と音色で弾きまくりました。
考えてみれば、今のバンドでは長いギターソロは1曲しかないし(物足らないわけではありません)、アドリブも一切ないし(やりたいわけでもありません)、自分のソロの音のチェックというのはなかなか機会がないわけです。で、大きい音で出してみると、ちゃんとミュートしないと余計な音が鳴ってしまうのがよ~くわかりました。たまにはいいもんですね。(何を弾いたかは内緒。)
で、バンドの方ですが諸般の事情で1月開催を目指していたライブを断念。ある種存続の危機なのでしょうが、社会人バンドなんてそういう状況にはしょっちゅう遭遇するものなので、まずは新年から仕切り直しってことで。皆様には新生ReSPECTを暖かく見守っていただきたく存じます。私の厄年も今年で終わりますし。って、バンマスはぼちぼち厄年かも。(だったかな?)
練習が終わってちょこっと忘年会やって、池袋駅についたのが森林公園行き終電の2分前。時間としては問題ないのですが、問題なのは電車が超満員で入り口まで人が溢れていたこと。どれくらいかというと、入り口付近の人は片足をホームに出しているか、ドアの枠に掴まってるけど体は3分の2ほど車外に出ているという状況。
「ピンチ!」と焦りました。こちらはギターケースを抱えてるので1.5人分くらいのスペースを食う事を考えるとまともに行けば乗れそうにないのですが、これに乗れないと次の電車で川越市までは行けますが、我が家の最寄り駅までは行けないと。駅としては2駅なのですが、タクシー代3千円超と寒空でのタクシー乗り場の長蛇の列を想像すると、これに乗らないわけにはいきません。
ということで、意を決して突入。「すいません、すいません」と口では言いつつ(もちろん、全然悪いとは思ってないのですが)、肩と肘で割って入ってからギターケースを引きずり込みなんとか無事乗車。本当に焦りました。
発車してからの危機は、「女性乗客に密着しようとも、いかに痴漢に間違われないようにするか」ということ。最初は幸いなことに前がドアだったので、ガラスに肘を張って前方に呼吸するスペースを作り、後方からの圧力にはケツ圧で対抗。後ろのおぢさんに圧力をかけたので向こうは嫌がってたかもしれませんが、中ほどはもっと空いてるはずなのでイヤなら中に詰めればいいのです。
成増でもっと空くかと思ったら、また人が乗ってきやんの。(そりゃまぁ成増で降りるような人は、このギュウギュウ詰めの電車に乗るのを見送ったのでしょうが。) 今度はやや中ほどに押し込まれたので、体の前にギターケースを抱えて股間をガード。後方にいたのはおぢさんだったようですが、左の腰に中年男性の尻の割れ目を感じたのがなんとも気持ちわるかったです。
終電はいつも込みますが、これだけの混雑は初めて。おぢさんに密着するのと女性に密着するのとでは、どちらもイヤだったりリスクがあったりで、まさに「前門の虎、後門の狼」というところでした。
満員電車といえば、バンド仲間の通称リスペクター3号が満員電車に乗った時のこと。イヤでも周囲の人と密着せざるをえなかったそうですが、自分の前にいた女はそういう中でも携帯メールを一生懸命打っていて、しかもその内容が「信じらんない! 今痴漢されてる!」だったんですって。
「オレのことか? オレが何した?」と憤慨したそうですが、さすがに直接文句を言うわけにはいかなかったそうな。まぁ彼は非常に濃いキャラなので、1m以内に近寄っただけで妊娠する可能性も大ですから、相手の女性が今でも無事に過ごしているかどうかというのは気になるところですが。それにしても、なんとも貴重な存在だったのに。ブツブツ。