一穂ミチ
『光のとこにいてね』★★★★★
2022年11月10日 第一刷発行 文藝春秋
-------(抜粋)
第30回島清恋愛文学賞受賞、第168回直木賞候補作、2023年本屋大賞第3位
刊行以来、続々重版
大反響、感動、感涙の声、続々!
令和で最も美しい、愛と運命の物語
――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった――
古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。
――二人が出会った、たった一つの運命
切なくも美しい、四半世紀の物語――
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久々のMyヒット作!
つい周りのみんなに「この本読んでみて」と薦めた。
結珠と果遠という二人の少女が出逢い、かけがえのない関係を築いていく――
なんて儚いんだろう。
みんながみんな家族が幸せとは限らない。
それは身を持って感じたことでもある。
「運命」って「縁」ってあるんだろうと思う。
私もまた「もしかしたら偶然再会することがあるかもしれない」そうどこかで信じてる。