リリー・フランキー
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』★★★
前の会社からの知り合いでたまに飲むお友達がいる。
ちょっと前にハマった穂村さんの『にょっ記』を持参して、
ツボにハマった箇所を読ませたらうんともすんとも言わずきょとんとした顔で見返された。
そう 全く通じなかった!!!
よくいう「笑いのツボが合う人」 じゃなかった。
私的にはガクゼン
感覚人間のわたしの周りは結構感受性豊かな人ばかり
と勝手に思っていた?
再度読ませてお顔拝見 どきどき
しかし笑いの「わ」もなく「???」ってお顔
そうですかそうですか
思わず「うちら夫婦にはなれないね(笑)」笑い飛ばしてやったけど。
人の感覚はそれぞれだとは思うけど、それはないんじゃない?
遊びのある会話とちょっとひねりのあるニュアンス
アメリカドラマに感化されてるわけじゃないけど、
端的なユーモアってよいなって思う。
カレ曰く「会社の上司に想像力がないって言われた」
だろうね。
「想像力」・・・
「小説読む?」
「読まない」
「小説読んで少し想像力働かせたら?」
「確かにそうだね」
ってことで何をすすめるか。
さすがに初心者に春樹はおすすめできない。
女性作家希望ということで、
過去★3つつけた角田光代の『紙の月』をすすめるが 反応なし。
そこから2、3週間が過ぎ先日本屋さんで龍の『心はあなたのもとに』の文庫を発見☆
このブログの第一号
朝方までハマって涙した記憶
その同じ棚にこの『東京タワー』があり、どちらか迷ったけど、
両方買って龍をその想像力のないオトコの自宅宛に送ってみた。
そういう突然に喜ぶ?
そしてリリーはそのまま帰って読んでみた。
たぶん再読 遠い記憶
やっぱりホロリときた。うぅ
分かってる。でも泣ける。
泣くために読むわけではない。
★3つ。