森見登美彦
『きつねのはなし』★★★★
早速ハマった森見登美彦
一気に読破です(^▽^)/
この作品は2006年10月新潮社より刊行された。
平成21年7月1日発行
この西暦と和暦のごちゃ混ぜ表示ってどうなの?
と変なところで細かいわたしは気になる(苦笑)
--------(抜粋)
「知り合いから妙なケモノをもらってね」籠の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)
通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現れて(「水神」)
闇に蟠るもの、おまえの名は?
底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集
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題名からコンコンきつね
少々不思議ワールドかなって予測はつく。
舞台が京都となるとまたそこにノスタルジー
全体的にどこかで繋がっていて、ひやりとさせる見えない恐怖
そう日本の底知れない感覚からくる「なにか」
特に暗闇って見えないのに見えたり 錯覚でもなくそう思わせるなにかがある。
「なにか」
その「なにか」は科学で証明されても、恐怖はなくならないのです。
肌で感じる 五感を超える
だから邦画のホラーは嫌いなのよね。
(アメリカの単純な怖さとは違う)
最後の『水神』の中間のくどさがなければ★★★★★
森見登美彦は出身が奈良県
京大卒もあり、舞台は京都が多いです。
京都好きな方には街並みが浮かぶ描写が読んでいてよきかなと。
私的にはいつか再読したい一冊です。