貴志祐介
『我々は、みな孤独である』★★★
装丁が綺麗な海のブルー
赤い糸で結ばれている男女
前情報なしで読むハードカバー(帯もなし)
赤い糸で結ばれている男女
前情報なしで読むハードカバー(帯もなし)
恋愛物かはたまたホラーか。
読み始めて正直戸惑いが来た・・前世!?
うーん・・
わたしの友達が「前世で一緒だった人に出逢ったの」
そううれしそうに話したのは何年前のことか。
それも前世はフランス人だったとか?
ついそっちの記憶が先行して、読むのをストップ///
前世の記憶についてしばし考える。
わたしは毎日めくるめく夢の世界を生きているけど、
もしそれが前世の記憶だとしたら・・リアルに信じてしまうかもしれない。
脳内で何が起こっているのか。
脳内で何が起こっているのか。
前世巡り なんてね。
輪廻転生を信じますか?
全くもって不思議な、そんな中現実的スプラッターがちょいちょい介入してくるという、
何とも言えない麻痺した現実世界
殴られる痛み
肌を切られる痛み(春樹の『ねじまき鳥~』を読んで以来そういう描写に恐れることはなくなった。一撃の後は麻痺)
前世に少しでも興味のある方は読んでみて下さい。
どうして?どうして津波に向かって行ったのか、海を見に行ったのか。
読み込めてないんだろうな。
次へ次へと進みます。
帯には「死生観」と出ている。
最後にもう一つ 読み終わった後うだうだと悩んでいた事諸々の重しが消え、苦笑し前向きな心持ちに。
小さいことでくよくよしたって、なるようにしかならない。よね?
小さいことでくよくよしたって、なるようにしかならない。よね?
どんな悩みであろうと本人にとっては一大事
運命を受け入れる。
(ってか運命って何よ?)
(ってか運命って何よ?)
救いを求めて読むハウツー物だったら、小説から得られた物の方がアリなんじゃないかな。
自分の思考で考えること。