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2018-06-13 | 山と渓谷社、関連本



佐野三治
『たった一人の生還 「たか号」漂流二十七日間の闘い』★★★



1991年12月29日午後8時頃、小笠原諸島沖で暴風雨のために外洋ヨットレースに参加していた「たか号」が突然転覆してしまった。巨大な崩れ波だった。
艇長の死。残された6名は救命ボートに乗り移り、あてどない漂流がはじまる。
しかし、クルーは衰弱し次々に死んでしまう。
27日間にわたるこの壮絶な闘いは、たった一人生きて還ってきた著者が、仲間たちのために書き残した鎮魂の記録である。

読むのに勇気がいるかも・・
題名からしても、仲間を失うことは目に見えているわけで、
山の遭難本をたくさん読んできた中で、今回は海・・
ヨットレースの大海原
地に足が着いていると安心するけど、海だとそうはいかない。
比べるのはなんだけど、こっちの方が怖い。



しかしこの方の記憶力のスゴさに、普段どれだけ人を観察してないか思い知らされる。

ただ先日、何気ない服装の気づきを相手に伝えたら(会社のオンナのコ)
未だに感心されるのがおもしろい。
「一種の冒険なんです」
そう気づいてほしいのです^^






























離島に向かうフェリーから










船内の平和な景色に笑いがこみあげてきた。









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