午前6時起床。休日は早く目が覚める。
歳を取ればなおさらだ。残り少ない人生を、少しでも長く覚醒せんがための生存本能のなせる技か。そんなことはないか。
目が覚めると空腹が気になる。
低炭水化物ダイエットで、平日は食を控えているためだろう。
そうだ、やよい軒へ行こう。
今週からすき焼き定食をやっているはずだ。
というわけで、やよい軒に行って参りました。
休日の早朝の店内は閑散としている。
自販機で買った食券をおばちゃんに渡し、テーブル席でしばし待つ。
ほどなく、湯気が立ち昇るすき焼き定食が運ばれてくる。甘辛い匂いが鼻腔をくすぐる。今日はこの一食で一日分としようと思うので、ご飯のおかわりを考慮して、おかずの配分を考えながら食べることにする。
まずは、すき焼きを鍋の中で具材ごとに分けて、その中の野菜や豆腐で、大きめの茶碗一杯のご飯を食べる。
次にご飯をおかわりして、野菜、しいたけ、糸こんにゃくで食する。
またまたご飯をおかわりして、卵かけご飯にして、野菜とうどんと、備え付けの容器の漬物で食する。
貧乏人の習性で、旨いもの、つまり牛肉は最後に食べるのだ。
三杯目のご飯を食べ終えて、四杯目のおかわりを茶碗に入れて席に戻ると、急に満腹感が押し寄せてきた。
ヤバイ、早く食べなければ。
急かされるように、手付かずの牛肉と残ったクズ野菜と漬物で、最後の一杯を一気に食する。
食べ終わる頃には、もう当分飯はいらん、というほどの大満腹感だ。というか、ヘタをすると気分が悪くなるほどだ。
ここで、ハタと気づく。
すき焼きの中で一番旨いはずの牛肉を、襲い来る満腹感の中で、旨く感じずに食べてしまっているのだ。
なんともったいない。
野菜や漬物はこの上なく旨かったのに、牛肉は旨いと感じなかった。
二杯目くらいに食べるべきだったが、あとの祭り、祭りのあとの寂しさだ。
確か前回、春先に食べた時もそうだったような気がする。
毎回懲りもせずに同じ事を繰り返している。
なんと学習能力がないのだろう。
歳を取ればなおさらだ。残り少ない人生を、少しでも長く覚醒せんがための生存本能のなせる技か。そんなことはないか。
目が覚めると空腹が気になる。
低炭水化物ダイエットで、平日は食を控えているためだろう。
そうだ、やよい軒へ行こう。
今週からすき焼き定食をやっているはずだ。
というわけで、やよい軒に行って参りました。
休日の早朝の店内は閑散としている。
自販機で買った食券をおばちゃんに渡し、テーブル席でしばし待つ。
ほどなく、湯気が立ち昇るすき焼き定食が運ばれてくる。甘辛い匂いが鼻腔をくすぐる。今日はこの一食で一日分としようと思うので、ご飯のおかわりを考慮して、おかずの配分を考えながら食べることにする。
まずは、すき焼きを鍋の中で具材ごとに分けて、その中の野菜や豆腐で、大きめの茶碗一杯のご飯を食べる。
次にご飯をおかわりして、野菜、しいたけ、糸こんにゃくで食する。
またまたご飯をおかわりして、卵かけご飯にして、野菜とうどんと、備え付けの容器の漬物で食する。
貧乏人の習性で、旨いもの、つまり牛肉は最後に食べるのだ。
三杯目のご飯を食べ終えて、四杯目のおかわりを茶碗に入れて席に戻ると、急に満腹感が押し寄せてきた。
ヤバイ、早く食べなければ。
急かされるように、手付かずの牛肉と残ったクズ野菜と漬物で、最後の一杯を一気に食する。
食べ終わる頃には、もう当分飯はいらん、というほどの大満腹感だ。というか、ヘタをすると気分が悪くなるほどだ。
ここで、ハタと気づく。
すき焼きの中で一番旨いはずの牛肉を、襲い来る満腹感の中で、旨く感じずに食べてしまっているのだ。
なんともったいない。
野菜や漬物はこの上なく旨かったのに、牛肉は旨いと感じなかった。
二杯目くらいに食べるべきだったが、あとの祭り、祭りのあとの寂しさだ。
確か前回、春先に食べた時もそうだったような気がする。
毎回懲りもせずに同じ事を繰り返している。
なんと学習能力がないのだろう。