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★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

やよい軒

2014年11月08日 09時14分48秒 | 徒然(つれづれ)
 午前6時起床。休日は早く目が覚める。
 歳を取ればなおさらだ。残り少ない人生を、少しでも長く覚醒せんがための生存本能のなせる技か。そんなことはないか。

 目が覚めると空腹が気になる。
 低炭水化物ダイエットで、平日は食を控えているためだろう。
 
 そうだ、やよい軒へ行こう。
 今週からすき焼き定食をやっているはずだ。

 というわけで、やよい軒に行って参りました。
 休日の早朝の店内は閑散としている。
 自販機で買った食券をおばちゃんに渡し、テーブル席でしばし待つ。
 ほどなく、湯気が立ち昇るすき焼き定食が運ばれてくる。甘辛い匂いが鼻腔をくすぐる。今日はこの一食で一日分としようと思うので、ご飯のおかわりを考慮して、おかずの配分を考えながら食べることにする。
 
 まずは、すき焼きを鍋の中で具材ごとに分けて、その中の野菜や豆腐で、大きめの茶碗一杯のご飯を食べる。
 次にご飯をおかわりして、野菜、しいたけ、糸こんにゃくで食する。
 またまたご飯をおかわりして、卵かけご飯にして、野菜とうどんと、備え付けの容器の漬物で食する。
 貧乏人の習性で、旨いもの、つまり牛肉は最後に食べるのだ。

 三杯目のご飯を食べ終えて、四杯目のおかわりを茶碗に入れて席に戻ると、急に満腹感が押し寄せてきた。
 ヤバイ、早く食べなければ。
 急かされるように、手付かずの牛肉と残ったクズ野菜と漬物で、最後の一杯を一気に食する。
 食べ終わる頃には、もう当分飯はいらん、というほどの大満腹感だ。というか、ヘタをすると気分が悪くなるほどだ。
 
 ここで、ハタと気づく。

 すき焼きの中で一番旨いはずの牛肉を、襲い来る満腹感の中で、旨く感じずに食べてしまっているのだ。
 なんともったいない。
 野菜や漬物はこの上なく旨かったのに、牛肉は旨いと感じなかった。
 
 二杯目くらいに食べるべきだったが、あとの祭り、祭りのあとの寂しさだ。
 
 確か前回、春先に食べた時もそうだったような気がする。
 毎回懲りもせずに同じ事を繰り返している。
 なんと学習能力がないのだろう。
コメント
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