★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

日本人は簡潔がお好き

2023年09月04日 16時06分38秒 | 徒然(つれづれ)
「国破山河在(国破れて山河あり) 城春草木深(城春にして草木深し)」は唐の詩人杜甫の『春望』の一節だ。
 松尾芭蕉が、『おくのほそ道』の旅の途中で立ち寄った、岩手の平泉で詠んだ、「夏草や 兵どもが 夢の跡」はそこからのインスピレーションだ。

 そして、ロシアの文豪トルストイの『戦争と平和』は、もしかして、その句からのインスピレーションかもしれない、とは私の考えだ。
 トルストイほどの人間であれば、『おくのほそ道』を読んでいたかもしれない、とは私の想像だ。

 日中露の人間、言わんとすることは、どれも同じだ。
 中国人や日本人が簡潔に詠んだ世の無常を、ロシア人は大長編小説でしか表せられなかったのだ。
 そしてそれが歴史的な小説のひとつとなった。

 現代人は昔の小説、特に長編小説など読まない。
「戦争と平和」を読破している人間は、昔の利発な人間か、相当、奇特な人間だろう。

 もし何かの席で「戦争と平和」が話題に上った時には、「それって、国破れて山河ありとか、夏草や兵どもが夢の跡の長編小説版ね」と言えばいい。
 もちろん私は「戦争と平和」を読んでいない。
 だから、この文章の終わりには、知らんけど、というエクスキューズがつく。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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大谷翔平に関する愚見

2023年09月04日 14時41分10秒 | 徒然(つれづれ)
 右肘靭帯の損傷が明らかになった大谷翔平だが、打つほうには影響は少ないということで、打席に立ち続けている。
 プレーオフ進出は絶望的で、ほとんど消化試合なのに、その真意は測りかねるところだ。

 今年はWBCから休みなく投打に大車輪の活躍だったが、それは素人目から見ても異常と言わざるを得ないものだった。
 故障もある程度予想できた感がある。

 それは本人が一番わかっていたことかもしれない。
 もしかしたら、自身の二刀流としての体力の限界を確かめたかったのかもしれない。

 2度目のトミー・ジョン手術となれば、来シーズンは投手としてマウンドに立つことはないだろう。
 シーズン途中から打者として登場することになるだろう。

 MLBでは、大谷に匹敵する打者は少なくない。
 打者専念の大谷は、二刀流としての魅力は半減だ。

 しかし、それをわかっていての今年の過剰労働だろう。
 1回目の手術後の活躍のように、2025年、あるいは2026年を念頭に二刀流復活を目指しているに違いない。
 たぶん長く野球を続けるつもりもないのかもしれない。

 投手として15勝以上でサイヤング賞、ホームラン60本で三冠王、究極はワールドシリーズ制覇、それが目標なのだろう。
 2024年はそのための雌伏の期間だ。
 FA宣言後は、契約金額に関わらず、その環境を提供してくれる球団に移籍するに違いない。
 

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おめでとう日本バスケ

2023年09月04日 13時53分11秒 | 徒然(つれづれ)
 日本のバスケットボールチームが自力でパリ五輪の切符を手にした。
 何はともあれ喜ばしいことだ。

 テレビの視聴率も上々で、日頃はバスケのバの字も口にしない連中も、そこそこの盛り上がりだ。
 もちろん、サッカーを筆頭に、ラグビーや卓球と同じような一時的なブーム、にわかファンに拠るところが大きい。

 日本の国民的なスポーツの野球に比べると、まだまだメジャースポーツになるにはほど遠い。
 一時のブームが去れば、マイナースポーツに逆戻りは必至だろう。

 バスケットボールはアメリカのお家芸スポーツだ。
 当地では野球を凌ぐ人気のようだ。

 体格からして日本人が到底追いつくことは不可能に近い。
 今回の勝利も、体格で劣る日本人のスリーポイントシュートの多用が功を奏した感がある。

 ゴール下の肉弾戦が売りのバスケで、圏外からのロングシュートは、なんだかずる賢い気がしないでもない。
 たぶん、日本チームはパリ五輪に向けて、その精度を高めていくに違いない。

 しかし、その精度が高まり、本家を脅かすにつれて、ルール変更で、本数制限がかかるかもしれない。
 そうなれば、諸外国に太刀打ちできるようになるには、日本人の体格の向上を、30年は待つしかないように思われる。
 

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ラストネーム呼び

2023年09月04日 12時13分57秒 | 徒然(つれづれ)
 ギターの神様エリック・クラプトン。

 思えば、半世紀以上前、私が高校生の時に、伝説のバンド、クリームでその存在を初めて知った。
 以来、若干のブランクはあったものの、今日までミュージックシーンの第一線で活躍しているギタリストだ。
 出不精の私でさえ、その来日コンサートには3回も行った。

 特に日本人は、リスペクトの念を込めて、彼をファーストネーム(名前)ではなく、ラストネーム(名字)で呼ぶ。
 ラストネームで呼ばれるミュージシャンは少ない。
 私が知るミュージシャンでラストネームで呼ばれているのは、(ボブ・)ディラン、(カルロス・)サンタナくらいだ。

 ビートルズやストーンズのメンバーでさえ、ファーストネーム呼びだ。
 サイモン&ガーファンクルやクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング、ベック・ボガート&アピスなどはバンド名で、それぞれのメンバーはファーストネーム、もしくはフルネーム呼びだ。

 何を基準にラストネームで呼ぶのだろう。
 エリックやボブなどありふれているから、他と見分けがつかないからだろうか。
 それだと、ジョンやポール、ジョージもそうだ。

 やはりそこは不世出の天才だからだろうか。
 各国の大統領や作家、歴史上の人物などがそうだ。

 ということは、エリック・クラプトンやボブ・ディランも、歴史に名を残す人物なのだろう。
 ジョンやポール、ミックやキースなどは、個人としてではなく、ビートルズ、ストーンズとして歴史に残るのだろう。


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