★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

精神面での老化

2023年09月15日 13時06分20秒 | 徒然(つれづれ)
 60代最後の1年が今月9日から始まった。
 今も高齢者だが、来年の古希を迎えると、老人という名がより相応しくなる。

 肉体的な老化現象は自覚せざるを得ないが、精神面でのそれは何を指していうのだろうか。
 記憶力や感情の劣化をいうのだろうか。

 記憶力に関しては、認知症とはいかないまでも、思い当たる節はある。
 在職中に知り合った人間の名前が思い浮かばなかったり、考え事をしていて、ついさっきの考えを忘れたり、ということはしばしばある。
 それらはたぶん老化によるものだろうが、日常生活に支障を来たすほどでもない。

 喜怒哀楽という感情の起伏も昔に比べると小さくなった。
 特に喜に属するであろう感動をすることがほとんどなくなった。

 しかしそれは老化とは関係がないように思う。
 感動する場面や事象が少なくなったからだろう。
 ましてや現在は、定年退職後の引きこもり生活だ。
 感動のネタに出会う機会もほとんどない。

 一度感動したら、同じ場面や事象に再び感動することもない。
 経験が感動を薄めたり弱めたりするからだろう。

 喜怒哀楽の楽に関しては、競馬やSNS、ギターや音楽鑑賞など、趣味の面で楽しめている。
 怒と哀に関しては、昔もほとんどなかったし、今後もないに越したことはない。

 そんなわけで、精神面での老化はまだまだ先のようだ。


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