★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

昭和の遺物スナック

2023年09月28日 12時06分04秒 | 徒然(つれづれ)
 以前は飲み会の二次会で、必ず行っていたカラオケスナック。
 しかし去年までのコロナ禍もあり、ここ3年ほどはご無沙汰だ。

 そもそもスナックという呼称は、1968年に流行ったパープル・シャドウズの『小さなスナック』が一般化の始まりだろう。
 当時、中学生だった私には、スナックはその歌の中だけの存在だった。
 当時のスナックは、昼間は喫茶店、夜はバーという、二毛作形態だった。

 大学生になってから、そんなスナックに出入りするようになったが、もっぱら夜専門のスナックバーに通うほうが多かった。
 今はスナックと言えば、ほとんどカラオケスナックだが、ひと昔前はいわゆるスナックバーが主流だった。

 スナックにカラオケが設置され出したのは、社会人になってからだが、その普及はバブル経済真っただ中で、瞬く間だった。
 カラオケ機器を扱う業者にとっては、まさにバブル状態だったようだ。

 それ以来、私の中でスナックは、カラオケスナックという認識になった。
 カラオケのないスナックは、クリープを入れないコーヒーみたいなものだ。
 今でもカウンターの中のママやホステスが接客をする、純然たるスナックバーもないことはないが、余程の人気店でない限り、経営は立ちいかないようだ。

 カラオケにも功罪はある。
 それまで会話が苦手、あるいは酒が弱い人間が敬遠していたスナックに、カラオケ目当てに客が来るようになった。
 反面、カラオケの普及により、客とママやホステスとの会話、延いては親密度や情緒を激減させた。

 この歳になると、今で言うラウンジ然とした、昼間は喫茶店、夜はバーという昔のスナックが懐かしい。
 

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