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覚悟を決める

2014-01-17 23:33:44 | ふと思うこと



この街の女性たちは

サラダをたくさん食べる、

ウサギみたいに野菜をたくさん食べる。 


口をそっと開いたところへ

フォークをさっと運び閉じてゆっくりすーっと引く。


さっと頭を下げ、上げるときにゆっくりと、

そんなお手本のようなお辞儀にちょっと似てるかもしれない。

この街の女性はフォーク使い?食事中の所作が世界一美しい。


老舗デパートの裏手で長年家族経営するサラダランチが美味しい店。

また会ってみたいと思うほど綺麗な人がいて、

この街であんな風に暮らしたいなあと、ふと憧れ。





この国の人はウサギを食べる。

とても美味しそうにウサギを食べる。


もし私が憧れだけの勇み足でこの街で生活を始めていたら

きっと孤独に押し潰されそうになりながら、

美しい満月を観てはきっとこういう。

「みんなが食べるから、だから月にウサギが逃げたんだよ。ちッ。

そもそもウサギを食べるなんて・・・ぶほ」

本当はウサギをワインで美味しく戴くような生活の予定だったはずが

ふわふわ地に足のつかないまま

自分の中にいつの間にかこの国の矛盾を創り上げてしまう。





ついさっきまで孤独を感じていたはずが

この街でやっぱり暮らそうと強い決断をする日がくるかもしれない。

女性が新しいことを始めるとき、動機は少し不純だったりすることがある。


それでも、もしこの覚悟を決めたらなんと全能なこと。

多少の矛盾は強かなスパイスになり、

よしこの土地の人になる!と決めた日は





市場でウサギの皮を剥いでもらい、

新鮮なウサギの煮込み料理を夕食のために調理し

テーブルフラワーを飾り、

ランチのお店で見かけた綺麗な女性の食べ方を思い出し真似てみる。


この街の女性のつけている香りとかメイクだとか思い出しながら

ドレッサーの前でえらく時間をかけ、

メイク、ファッションが日々変わりはじめ

もしかしたら骨格そのものさえ変化していくのかもしれない。


そういえば、外国エアラインクルー。

一人だけの日本人クルーを見かけます。

メイクからしてすでに日本人離れしまるで外国人のように、しかも大人っぽい。


外国エアラインは毎年契約更新する場合も多い。

生活のベースはたいてい海外。

日本のエアラインのように守られていないから

自立していないと生き残れないのです。


彼女たちのメイクが違うのは染まっているのではなく

メイクはあくまでも手段のひとつ。

覚悟ひとつでその国の人から受け入れられた自信の表れなのでしょう。


意識ひとつで

変わるのですね、何もかもが。

覚悟を決めるって最強です。


昨夜の夢で憧れの街へ行っていました。



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