12月最初の土曜日でしたか おばあちゃんが三尾川の妹のところに連れてってほしいというので
朝からこげのノミ・マダニ駆除剤とフィラリア予防薬をもらいに田辺に行くから お昼からになるけど
といったら それでもいいというので田辺に行ってトンボ返りで戻ってきました。12月はなにかと
することが多くなるので 少し無理をしてでも用事をこなしていかないと≪すること・しなければ絶対ならないこと≫
が一方的に積みあがっていくので大変です。その積みあがったことを見上げる自分の姿に 毎年のように動悸が・・・
で、土曜日というのに和深から三尾川に向かう交差点で 指示器を出した時に対向の車が 急左折をして三尾川への
道に入っていきました。私は「あれは危ないよね」と言いながら右折をして前進していくとさっきの車がお寺の下の
橋の近くで止まっています。道幅が狭いのでその車の横を通ることもできずそろそろ進んでいくと車は私に気付いたのか
動きだし 旧和深中学校から先の狭い道路をゆっくりと進んでいきます。その後ろを距離をとってついていきます。
難所を抜けてここからしばらくは山を上がって行くけど片側一車線のところもあるので走りやすくなります。
しかし、その車は道のそばの資材置き場のところに停車したので、「こんなひと気のないところで何で止まったん?」と
通過しながら思ったんだけど、その時その車はすぐに私の車のあとについてきました。
「おかしな奴やな。さっきの交差点の曲がり方も 危なかったし、なんで・・・そうか、
もしかしたら三尾川のお寺のイチョウを見に行くのかもしれんね」とおばあちゃんと話していたんですが、
ぴったりとついてくるので 「いややな、ひっついてくるなよ!先に行きたきゃ行けよ!」と途中で
道を譲ったのです。道は山を上がって行く つづら折りみたいにクネクネ続くのですからうっとおしい。
譲られたのが腹が立ったのか すごいスピードで走り去り、いくつかのカーブを曲がった時にはその姿は
見えなくなりました。この道を行って古座に出るのか 古座川町内に行くのか、だいたいふだん走っているのは
地元民でちゃんと安全運転するけど 他府県の人はナビで見てカーブが続くのが面白いのか、逆に早くこの山道から
出たいのか スピードを出したり道の真ん中を走ってくるので曲がった先の出会い頭にぶつかりそうになることも
年に一度はある。カーブを曲がれなかったら そのまま谷底って知らないのでしょう。
無事に叔母の家に着き 私は老婆二人の話に入らずそっとしておこうと「お寺にイチョウ見に行ってくるわ」と
カメラを持って11月の末にイチョウ祭りをしたお寺光泉寺に向かいました。秋のイチョウ祭りには知られるように
なったので 来観者も多くお寺の前に駐車場とトイレを新設したと熊野新聞でみたなぁと駐車場をみたら、さっき
抜いていった車が止まっています。やはり ここに来ようと急いでたのか、車内にいたのは男だったな、同乗者は
いなかったから 境内に行けばどんな奴かわかるかも・・・と境内に続く階段を上がり始めました。
土曜日なのに、 お昼をすぎているせいか駐車場(数台おける)も全部が埋まっているわけでもない。
年配の女性グループがもう帰るのか車のそばにいる・・・気候はちょうどよい、見上げた大イチョウも先日の
風で少し葉の数がすくない・・それとも来るのが遅かったか・・
その時、たぶん「こいつだ」という男の人が本堂前からブスッとした顔で歩いてきました。思った通りカメラを下げて
います。それにしてももっとゆっくり撮影しないの?そのまま階段を下りていくふうです。イチョウ前に人が多かったのか?
それとも自分の理想の状況じゃなかったのか?いろんな想像を膨らませたけど また急いであの道を帰っていくのか・・と
思ったのでした。階段を上がって行くと 写真にも写っている青いシート、実はここで地元のブルーベリーを使ったジャムを
売っているおばさんがいたのです。「あ!売っているんだ」と思って財布を持たずに来たことを後悔し、来た道を戻って叔母宅に。
「ジャム売っていたから買ってくる」と。「あ~、おばさんの人おったかい?話した?」「その手前で戻ったから」と言い残し
またお寺の階段を上がる。「ジャム探してたんでよかったわ~。あたし串本やけど串本で売っているところはどこですか?」というとおばさんは
(私が普段立ち寄らないお店をそれも数軒しかない)教えてくれた。古座駅の物産店にも置いているという。仕方ない、三尾川に来るときに
買うしかないな「叔母のところに来るときに そこで幟が立っているから気にはなっているけど売っているのかわからないから・・」
おばさんは「?」な顔をしたので「叔母はそこの〇〇〇〇です」「あ~知ってる。昨日10個頼まれて ゆうべ炊いたんや。そしたら
〇〇ちゃんの・・」「姉の子、メイです」「あ~ ✖✖ちゃんの、ねーさんかい」✖✖ちゃんは三尾川の叔父さんのことだ。
「そうそう」「△△ちゃんと同級なんや」△△ちゃん・・はおばあちゃんの末弟だ。幼少の時からの呼び名で会話を続けながら
「これ飲んでみ!」と差し出したのは小さな紙コップにブルーべりージャムをお湯で割ったものだった。そういう飲み方は知らなかったので
飲んでみたら少し湯が多いけど、まぁ見た目におしゃれなもんだわ。「これは葉っぱをお茶にしたもんや」と私の紙コップを
取ってまた何か入れて差し出してきたので飲んだけど、目を輝かせて反応をまつおばさんに一瞬なんて答えていいかわからず、
「お、ちゃ・・・(やばい、コップに残ったジャムの味のほうが強いぞ・・)あ、おちゃ・・ですね。でも私はさっきのほうが
すきやな・・」と言ってみた。その反応をどう読み取ったか・・・
ジャムの瓶を上着のポケットに入れイチョウの写真を撮りに境内に向かいます。「やったー 」一面に積もった葉っぱと
ひと気がほとんどない。見終わって帰ろうとする婦人数人と手にカメラを持った老人と 三十代くらいの母親とよちよちな子しか
いない。これなら人を写し込まずに写真が写せる。素人は人物をどう入れたら 対象物と兼ね合いを持たすことができるかなんか
わからない。だからできるだけ 人を入れずに この静寂感を写したい。逆に 都会の中は人が対象物になるから わんさか感に
ピッタシだと思う。この三人が そのうち物陰に隠れたり 帰ってしまえばしばらくは私一人の貸し切りになりそうだわ
しかし、・・・ちょろちょろと動き回る子供とそれをスマホで写す母親は大イチョウの前に陣取って譲ってくれない。
老人はデジカメに棒のような脚立を装着し それを鉛筆くらいの長さにして写真を撮っている。こちらの方が先に帰るかも・・
私より先に来ているのだから 動かぬ大イチョウをあれこれ写してもカメラ位置は決まってしまう。これは何度もここでこの季節
写真を撮っている私の意見だが・・・
親子が大イチョウの前から消えたので「おっしゃぁ~」と階段を登り切ったところでカメラを構えたら 老人が本堂の陰から
現れ撮影を始めた。まだ撮るのか!そこに木の向こうにいた子供が走り出て 大イチョウの乳房のように垂れ下がった気根を触っている。
どうやら親子連れのおじいちゃんだったようで 子供を一生懸命写している。そこに母親も出てきて 自分のスマホで気根を触る
我が子を何回も撮影し「ちょうどいいときに来たよね~」と私のほうをチラリと見たはずなのだが・・・私が待っていると感じないのか?
この平成鈍感ゆとり世代・・昭和最後尾生まれか?褒められて育った世代って 空気読めない子多いんだよな・・・
少しの間 サッと隠れてくれたらいいものを そういう気も回らないのか、気がつかないのか・・・私の心の声は そりゃもう・・・だ。
写真のイチョウの木の根元に立つ親子、子供だけなら写り込んでもいいけど その無邪気な空気に母親はご遠慮してほしい・・のだが
その時風が吹いて 目いっぱいイチョウの葉が舞い散った・・黄色い雨のように・・・残念 もっと近寄って写したかったのに
私はブゥ!とふくれて階段を下りたのでした。まったく あいつら なんて 親子だ!きれいな風景は独り占めは 待っている人が
いないときにね!70過ぎたおじいちゃんも 気づかせてあげてね・・・
一瞬、三人が消えたときの一枚。私のカメラは 六枚しか撮影できずどれも同じ方向からのもので (;´д`)トホホ・・だ・・・
朝からこげのノミ・マダニ駆除剤とフィラリア予防薬をもらいに田辺に行くから お昼からになるけど
といったら それでもいいというので田辺に行ってトンボ返りで戻ってきました。12月はなにかと
することが多くなるので 少し無理をしてでも用事をこなしていかないと≪すること・しなければ絶対ならないこと≫
が一方的に積みあがっていくので大変です。その積みあがったことを見上げる自分の姿に 毎年のように動悸が・・・
で、土曜日というのに和深から三尾川に向かう交差点で 指示器を出した時に対向の車が 急左折をして三尾川への
道に入っていきました。私は「あれは危ないよね」と言いながら右折をして前進していくとさっきの車がお寺の下の
橋の近くで止まっています。道幅が狭いのでその車の横を通ることもできずそろそろ進んでいくと車は私に気付いたのか
動きだし 旧和深中学校から先の狭い道路をゆっくりと進んでいきます。その後ろを距離をとってついていきます。
難所を抜けてここからしばらくは山を上がって行くけど片側一車線のところもあるので走りやすくなります。
しかし、その車は道のそばの資材置き場のところに停車したので、「こんなひと気のないところで何で止まったん?」と
通過しながら思ったんだけど、その時その車はすぐに私の車のあとについてきました。
「おかしな奴やな。さっきの交差点の曲がり方も 危なかったし、なんで・・・そうか、
もしかしたら三尾川のお寺のイチョウを見に行くのかもしれんね」とおばあちゃんと話していたんですが、
ぴったりとついてくるので 「いややな、ひっついてくるなよ!先に行きたきゃ行けよ!」と途中で
道を譲ったのです。道は山を上がって行く つづら折りみたいにクネクネ続くのですからうっとおしい。
譲られたのが腹が立ったのか すごいスピードで走り去り、いくつかのカーブを曲がった時にはその姿は
見えなくなりました。この道を行って古座に出るのか 古座川町内に行くのか、だいたいふだん走っているのは
地元民でちゃんと安全運転するけど 他府県の人はナビで見てカーブが続くのが面白いのか、逆に早くこの山道から
出たいのか スピードを出したり道の真ん中を走ってくるので曲がった先の出会い頭にぶつかりそうになることも
年に一度はある。カーブを曲がれなかったら そのまま谷底って知らないのでしょう。
無事に叔母の家に着き 私は老婆二人の話に入らずそっとしておこうと「お寺にイチョウ見に行ってくるわ」と
カメラを持って11月の末にイチョウ祭りをしたお寺光泉寺に向かいました。秋のイチョウ祭りには知られるように
なったので 来観者も多くお寺の前に駐車場とトイレを新設したと熊野新聞でみたなぁと駐車場をみたら、さっき
抜いていった車が止まっています。やはり ここに来ようと急いでたのか、車内にいたのは男だったな、同乗者は
いなかったから 境内に行けばどんな奴かわかるかも・・・と境内に続く階段を上がり始めました。
土曜日なのに、 お昼をすぎているせいか駐車場(数台おける)も全部が埋まっているわけでもない。
年配の女性グループがもう帰るのか車のそばにいる・・・気候はちょうどよい、見上げた大イチョウも先日の
風で少し葉の数がすくない・・それとも来るのが遅かったか・・
その時、たぶん「こいつだ」という男の人が本堂前からブスッとした顔で歩いてきました。思った通りカメラを下げて
います。それにしてももっとゆっくり撮影しないの?そのまま階段を下りていくふうです。イチョウ前に人が多かったのか?
それとも自分の理想の状況じゃなかったのか?いろんな想像を膨らませたけど また急いであの道を帰っていくのか・・と
思ったのでした。階段を上がって行くと 写真にも写っている青いシート、実はここで地元のブルーベリーを使ったジャムを
売っているおばさんがいたのです。「あ!売っているんだ」と思って財布を持たずに来たことを後悔し、来た道を戻って叔母宅に。
「ジャム売っていたから買ってくる」と。「あ~、おばさんの人おったかい?話した?」「その手前で戻ったから」と言い残し
またお寺の階段を上がる。「ジャム探してたんでよかったわ~。あたし串本やけど串本で売っているところはどこですか?」というとおばさんは
(私が普段立ち寄らないお店をそれも数軒しかない)教えてくれた。古座駅の物産店にも置いているという。仕方ない、三尾川に来るときに
買うしかないな「叔母のところに来るときに そこで幟が立っているから気にはなっているけど売っているのかわからないから・・」
おばさんは「?」な顔をしたので「叔母はそこの〇〇〇〇です」「あ~知ってる。昨日10個頼まれて ゆうべ炊いたんや。そしたら
〇〇ちゃんの・・」「姉の子、メイです」「あ~ ✖✖ちゃんの、ねーさんかい」✖✖ちゃんは三尾川の叔父さんのことだ。
「そうそう」「△△ちゃんと同級なんや」△△ちゃん・・はおばあちゃんの末弟だ。幼少の時からの呼び名で会話を続けながら
「これ飲んでみ!」と差し出したのは小さな紙コップにブルーべりージャムをお湯で割ったものだった。そういう飲み方は知らなかったので
飲んでみたら少し湯が多いけど、まぁ見た目におしゃれなもんだわ。「これは葉っぱをお茶にしたもんや」と私の紙コップを
取ってまた何か入れて差し出してきたので飲んだけど、目を輝かせて反応をまつおばさんに一瞬なんて答えていいかわからず、
「お、ちゃ・・・(やばい、コップに残ったジャムの味のほうが強いぞ・・)あ、おちゃ・・ですね。でも私はさっきのほうが
すきやな・・」と言ってみた。その反応をどう読み取ったか・・・
ジャムの瓶を上着のポケットに入れイチョウの写真を撮りに境内に向かいます。「やったー 」一面に積もった葉っぱと
ひと気がほとんどない。見終わって帰ろうとする婦人数人と手にカメラを持った老人と 三十代くらいの母親とよちよちな子しか
いない。これなら人を写し込まずに写真が写せる。素人は人物をどう入れたら 対象物と兼ね合いを持たすことができるかなんか
わからない。だからできるだけ 人を入れずに この静寂感を写したい。逆に 都会の中は人が対象物になるから わんさか感に
ピッタシだと思う。この三人が そのうち物陰に隠れたり 帰ってしまえばしばらくは私一人の貸し切りになりそうだわ
しかし、・・・ちょろちょろと動き回る子供とそれをスマホで写す母親は大イチョウの前に陣取って譲ってくれない。
老人はデジカメに棒のような脚立を装着し それを鉛筆くらいの長さにして写真を撮っている。こちらの方が先に帰るかも・・
私より先に来ているのだから 動かぬ大イチョウをあれこれ写してもカメラ位置は決まってしまう。これは何度もここでこの季節
写真を撮っている私の意見だが・・・
親子が大イチョウの前から消えたので「おっしゃぁ~」と階段を登り切ったところでカメラを構えたら 老人が本堂の陰から
現れ撮影を始めた。まだ撮るのか!そこに木の向こうにいた子供が走り出て 大イチョウの乳房のように垂れ下がった気根を触っている。
どうやら親子連れのおじいちゃんだったようで 子供を一生懸命写している。そこに母親も出てきて 自分のスマホで気根を触る
我が子を何回も撮影し「ちょうどいいときに来たよね~」と私のほうをチラリと見たはずなのだが・・・私が待っていると感じないのか?
この平成鈍感ゆとり世代・・昭和最後尾生まれか?褒められて育った世代って 空気読めない子多いんだよな・・・
少しの間 サッと隠れてくれたらいいものを そういう気も回らないのか、気がつかないのか・・・私の心の声は そりゃもう・・・だ。
写真のイチョウの木の根元に立つ親子、子供だけなら写り込んでもいいけど その無邪気な空気に母親はご遠慮してほしい・・のだが
その時風が吹いて 目いっぱいイチョウの葉が舞い散った・・黄色い雨のように・・・残念 もっと近寄って写したかったのに
私はブゥ!とふくれて階段を下りたのでした。まったく あいつら なんて 親子だ!きれいな風景は独り占めは 待っている人が
いないときにね!70過ぎたおじいちゃんも 気づかせてあげてね・・・
一瞬、三人が消えたときの一枚。私のカメラは 六枚しか撮影できずどれも同じ方向からのもので (;´д`)トホホ・・だ・・・