刈り始めたころは いつ終わるかと思っていたけど、やればできるじゃん(笑)
スタートが 5月24日だったから雨の日を考慮してでも なんとか6月じゅうで終わ
ることができそうです。最後の田んぼは 一番大きいように思う。秋の草刈りでは
3・5日かかっている。今回は 刈った草を入れている柵を少し田んぼの真ん中より
に移動させるので 時間がかかるかもしれない、が、この田んぼで終わるから頑張
りがいもある。がんばれ。がんばれ。
今回は ブルーシートで刈った草を運ぶことをやめ、この四角い箱型のものに変え
た。体の小さい私がブルーシートを引きずりながら広い田んぼを歩く姿が、道行く人
には、奇異にみえるのか必ず視線を感じる。同じ地区の人はもうわかっているから
見てくることも少なくなったけど、よそから用事で通りかかるトラックの人は わざ
わざスピードを落とし見てくる。その人の住む地域では おなごがブルーシートを
引きずったりしないのか?と私はうつむきながら引きずりながら思い、歩く。
どうか、よそ見しないで安全運転してね。
こうして 刈った草を箱型に詰め、柵にひっくり返して入れる。キューブ型の刈草が
一つ二つと並んでいく。並んでいったら、それはそれで また道行く人には 「あれ
何?」と思うらしい。もうほおっといてくれよぉ~
キューブ型の刈草を 熊手でほぐしておく。そうすると 雨が降ったりしたら嵩が
小さくなっていく へこんで凹んでいくのだ。熊手でほぐしながら
「これは≪アルプスの少女ハイジ≫に出てくる 干し草のベッドのようだ」と毎回思う
ハイジの舞台は 日本のような梅雨や多雨な期間は無いだろうから きっときれい
な干し草が出来上がるんだろうな・・・丸窓から見た満天の星はきれいだったろうな
と、ええ歳のおばはんは想像を楽しむ。
ほぐした草は 翌日にはかなりしおれていて この時期夜間の気温もそう下がって
いないことがわかる。
一昨日 刈り終わった一番小さい田んぼ。その向こうに広がる草原が最後の田んぼ
です。
月曜日の BS放送で見た≪おしん≫のなかで、おしんの兄がぼやく。
「ほかにもきょうだい(妹たち)がいるのに 誰一人家に寄り付かない。俺さひとり
長男だからって家に縛り付けられ、ほかの家の奴らは 外に働きに出て いいもん
食って楽してる。小作だから俺は家のために借金を返さねばならね。俺だけ貧乏くじ
だ!」と・・・思わず 私は「あんちゃんの気持ちは よくわかる」と思ったのだ。
あんちゃんは 貧しいからお嫁さんももらえず 最近はお酒に走っている。
あのまま 面白くない人生だと嘆きながら生きていったのか?あんちゃんの
スピンオフドラマ、みたいわ・・・・あんちゃんは 悪くないのだ、と私は思うのだが
草を刈っていたら かわいらしい野草も刈ってしまう。ごめんね・・と思うのだけど
草刈り機で刈るせいか、だんだん減ってきたように思う。ネジバナも少なくなった
私のせいなのか?