あいかわらずのコロナ感染拡大なんだけど 世の中はまだ夏休み中で 私など
子供が巣立つと やれ夏休み ほら春休み、もひとつゴールデンなお休み!
などとは縁遠くなって 変わりのない八月の週末 おとうさんとスーパーに
買い出しにいく、そんな生活をしています。そんな日曜日、いつものスーパー
の駐車場に入ろうとおとうさんが運転する車が駐車場入り口に進みかけたら
80代くらいのおばあさんが足が悪いのか足を引きよろよろと駐車場からスー
パーへ向かって歩いてきました。当然のことながら私たちは停車し、私たちの
前方から来た車もそのおばあさんが道路を渡り終えるのを待つ というかたち
になりました。私は「うちのおばあちゃんと同じくらいの速度だな」と思い
おばあちゃんは91歳だからしかたないなと思って、何気なく駐車場入り口近く
の車に目をやったとき、「ん?なんだ」と思ったのです。入り口から二番目か
三番目の駐車スペースに止まっているセレナクラスの車の運転手が 窓をあけ
右腕を出していて 私からはサイドミラーで隠れて見えないけどストラップが
ブラブラ揺れているのです。なに?きょうび撮影するのならスマホがほとんど
だろうけど、ストラップ付ってデジカメ?私もデジカメにはストラップをつけ
ている。手首に巻きつけ落下防止やバッグの中から取り出しやすくするためな
んだけど、なにを写す?んだ・・・車内には人も乗っているけど なにも外か
ら写さなくても 運転席から車内に向けて構えてもいいはずだけど、と思って
いたら 目の前のおばあさんが無事に道路を渡り終えスーパーに向かい始めた
ので おとうさんがゆっくり車をすすめたらその車のおっさんの手が見えた。
おっさんの手には 小さい隠し撮りで使われるようなカメラみたいなのが握ら
れ 私たちの車が動き出したとたんにカメラと手を引っ込めたのだ。
「撮られてる!」という私の声におとうさんは「なに?」と驚き、私は
「なんか あの車のおっさん、隠し撮りしてた。たぶん あのおばあさんが
渡るのを無視して私らが進むところを撮るつもりやったんだわ!」「うそやろ
おばあさん轢いてしまうやないか」「うちか前の車がおばあさんを無視して
前進すると思てたんやろ。きっと投稿とかするか 証拠写真として恐喝?する
んじゃないの」私たちは車を駐車し先に百均で買い物して出てきたら まだそ
の車は止まっていて「スーパーで買い物し終わってきてもまだ止まっていたら
怪しいで」とナンバーを見たら和歌山ナンバー・・・この辺では見かけない顔
だから 夏休みでやってきた人なんだろう。スーパーで20分ほど買い物をして
出てきたら、まだ止まっている。炎天下で買い物にお店に入っていくわけでも
誰かを待っている様子でもなく 混んでくる駐車場で何をしてるのか?私の
邪推のようなことなら 怖いものだわ。どこで勝手に写されてるか・・・と
思うのだけど、和歌山県人は 信号機のない横断歩道で渡る人のために
一旦停止をしない 全国ワースト4位という記録を持っているのが事実なのだ
県南部は 信号機自体少ないためか国道を渡るときはヒヤヒヤすることもある
老人などは渡る速度が遅いため 車の流れを止めてしまうのを遠慮してか
こちらが停止してもなかなか渡ってくれず、なんのために止まっているか、
それはあなたに渡ってもらいたいがためで、早く渡ってくれないと対向車が
苦笑いしてるじゃないの・・・え?どうぞ走って行ってくださいって頭下げて
・・・・何のために止まったのか・・・こんなことが多いのだ。
実際、駐車場のおっさんがなにを写していたのかはわからないけど
≪壁に耳あり障子に目あり≫より≪どこでもここでも写されてる≫な時代に
なってるのよね。