霊魂・魂

2014年06月07日 | Weblog


アニマルとかアニメーションという言葉は、アニマと言う語を元にして出来ている語で、anima と書きますが、ラテン語で 「 霊魂 」 とか 「 魂 」 という意味です。動物の animal は皆魂をもっていて動き回っているわけです。アニメーションは、まるで魂を持っているかのように画像が動き回るので、animation と言う語になったのでしょう。

全ての語の元をたどっていくことは出来ませんが、元が分かってくると面白いものです。それは言葉だけではなく、なにげなく毎日行っていることなども、どうしてそういうことをするようになったのか知るのは楽しいことです。お正月の行事の由来など、よくこのごろはテレビでも放送されることがあります。分かったからと言って、別にお金になる訳でもなく便利な思いをするわけでは無いのですが、な~~~るほど、と思う快感が味わえるわけです。

 

雨です。雨って何で 「 あめ 」 と言うようになったのでしょうかね。で、つゆは梅雨と書く。普通は絶対に つゆ とは読めない。梅が つ で、雨が ゆ かと思うと、誰もそうだとは言わないです。
梅が実る頃の長雨なので梅雨なのでしょうか。つゆ というのは おつゆ などと言うように、水のこと、露のこと、つまり雨のことを言ったのでしょうか。いろいろと説がある、なんてことになると、もう何が本当だかわかりませんね。

 

何か面白いことが書いてあるんですかね。猫も新聞を見るようです。テレビは見ますね。NHKBSで朝やっている、イワゴー誰とかという人の世界の猫、しかも街角の猫の番組をじっと見ている猫はけっこういるらしいです。

 
                                          ホタルブクロ

その世界でないと通用しない語というのもあります。業界用語なんて言われることがありますが、別に業界とまで大げさに言わなくても、たとえば音楽を習っている人はよく 「こことここを良くさらったのですけどねー」 などと言いますが、その さらう って何なのでしょうか。こう言う意味だと断定できないのですが、「おさらいをする」つまり復習するとか、繰り返し練習をする、という意味で言っているのかなと思います。

そういうことを部外者に言っても、言われた方は考えちゃいますね。もっとも、そうやって突然言われて、意味を聞いたり想像したりして新しい語を身につけて行くのでしょうけど。今では古くなってしまった、寿司のネタなんて言う言葉は、 タネ の前後をひっくり返して言っているだけのことですね。

今日は、雑草も安心していることと思います。晴れたら、私ゃいつむしり取られるのだろうと、ハラハラするでしょうね。まあ、今日は安心していてくれ。明日晴れたら覚悟をせよ。なんちゃって。草には anima があるのでしょうかね。 生きとし生けるもの、あらゆるものに anima はあるのでしょうね。人間には分からないだけのことなのかも知れません。