かつて、私が子どもだった頃、冬は農家が暇になるので、俵を編んだり縄をなったりしました。、
また奧さんや婆さんたちはタクアンを漬けたり、近所の人たちと囲炉裏を囲んで、漬け込んだタクアンを囓りお茶を飲みながら女子会をやっていたものでした。
私がまだ子どもだった頃のそういう風景を時々思いだします。
それで、田舎全体が暇になったので、その時に大小のお祭りがありました。
逆に、夏は猛烈に忙しかっせいか、祭りはほとんどありませんでした。いい加減にやる祭りは、むしろまずいことですからね。
ただ、元気よく汗を流し暴れ回るお神輿の繰り出す祭りは夏にあったのではないかと思います。
これは、夏に負けないようにという意味合いがあったのかなと思っています。稲の病虫害を追い払ってもらい、人に関しては食中毒などにかからないように願ったのでしょうね。
元気をだして、敵わないところは元気のよい神様にお願いするということだったのだと推察しています。
それで、今日は午前中に小さな祭りがありました。終わってからは直会(なおらい)という、楽しい宴会がありお開きとなります。
終わってから、もう草刈り機が壊れてしまったので、裏山の草刈り ー こういのを木の葉さらいも含めて山掃除と言いますが ー が出来ないので、家にくすぶっていてもしかたがありませんから、買い物に出かけてしまいました。
休日のホームセンターは混雑していました。何十年か前なら、賑わったのはデパートでしたけどね。
今は、デパートも混雑しているのかも知れませんが、ずいぶん長い間行っていません。
買い物の流がかわってしまいましたね。もっとも、あの頃はホームセンターのような便利な店は無かったです。
木片が欲しいときには材木屋。セメントが欲しければ建材屋。金物屋。刃物や。荒物屋。などなどそれぞれのアイテムごとに店から店へとまるで鳥のように飛び歩かなければならなかったですね。
そういったものを一切合切が一カ所で買える大きな店ができると、それぞれの専門店は次第に閑古鳥が鳴き始めてしまったわけですね。
あの頃は、我が家には自家用車など無かったです。自転車で5kmもの距離を出かけて行って買い物をしていました。
時代は変わり、楽しい所が移動したわけです。何も町でなくなって、広い無料の駐車場がある所の方がはるかに便利です。町へ行ったって有料駐車場しかありませんからね。
と言うことで、ホームセンターに行って座椅子を買ったり、洗剤を買ったり、人の流れを眺めたり、まあ気晴らしになりましたね。