巨人 だいたらぼう

2006年12月16日 | Weblog

水戸の最東の部分、川ひとつ向こうは海に面した大洗町となるのですが、そこに巨人がいます。「 だいたらぼう 」 という巨人です。「 でぇたらぼう 」 とか 「 だいたらぼっち 」 なんて呼ばれる地域もあったような。

巨人伝説は日本各地にあるそうです。それにまつわるお話もさまざまなようです。聞いたことがありますが、細かいことは忘れてしまいました。たぶん 「 マンガ日本昔話 」 にも出てきたことがあったようなないような。CMと混同しているのかも、、、。中里介山の 「 大菩薩峠 」 にもだいたらぼうの話がちょこっと出てきたような気がします。

                        

海の方を向いて座っています。このあたりは台地になっていて、その台地は右も左も低い土地を控えていて、舌状の台地となっているその先端あたりにこの像があります。

                

「 常陸風土記 」  という奈良時代に書かれた本にでています。上の碑にはその常陸風土記の一部が書いてあります。  昔、巨大な人がいて海に手を入れて貝を取っては食べていたなんてことが書いてあります。そして、その貝殻をすてたところが貝塚になっています。大串貝塚 ( おおくしかいづか ) と言います。

右も左も低かったということは、現在は田んぼになっていますが、古代は海だったのではないかと思います。舌状の先端あたりは岬になっていたんでしょうね。


           

ここはちょっとした公園になっています。その公園の中に、竪穴式住居のレプリカがありました。
           

こちらは古墳時代の家だそうです。私の想像ですが、これはよほどの地位のある人の家か、あるいは役所かのようなもので、おそらくは普通の人は竪穴式に住んでいたのではないかと思います。なんでも鎌倉時代の頃まで竪穴式はあったとか。貧しい庶民はそうだったのかも知れません。

 

反時代的密語

2006年12月15日 | Weblog

まったく、今年の秋から冬にかけては雨が降りますね。天気の良い日もあるのですが、それも2~3日しか持たず、その後でまた雨になります。これでは首都圏の水瓶はたっぷりと水を蓄えて、今年の冬は水不足なんてことは無いでしょうね。

           

たいした話でなくて恐縮ですが、歯ブラシです。これは100円ショップで買ってきた物。幾種類かある中で、毛先が極細になっているものが私に合っています。歯と歯の間にこの極細の部分が入って、腰弱なのですが、見事にかきだしてくれます。弱そうで強いものには気をつけましょう。パスカルも人間は葦だと言っていたでしょう。葦は木と比べると弱いですからね。女性も弱そうで強いですね。おっと、歯ブラシからとんでもないところに話が行ってしまいました。話題を変えまーーす。

                           

朝日新聞に一月に一度という割合で連載されていた、梅原 猛の「反時代的密語」という変わった名前のコラムが本になりました。本の名前は 「 神殺しの日本 」 です。コラムは約半分で、残りは梅原 猛の出生のことから始まる、自伝的エッセイです。

           

どうして日本は神を殺してしまったのかは、本文中に書いてあります。この本の写真の帯を見ると少しは分かるかも知れませんね。また、エッセイの名前もどうして独特な名前にしたのかも、文中にあります。

梅原 猛は、若い内から独特だったようです。それを悪く言えば 「 変わっている 」 ということでしょうか。しかし、その変わっていることが成功の元になったみたいですね。口から発する言葉でも、文にしても、遠慮せずはっきりと言うタイプのようです。

なるほどと思えることが随所にあるので、面白く読んでいます。一つには、縄文時代ははるか遠い、あまり縁のない時代と思っていたのですが、意外にも今の我々日本人の中にも言葉にも、その他の文化にも生きているものが沢山あるということが分かってきました。エッセイですから、詳しくは書いてありませんから少し物足りない。いつかもっと論文のように詳しいものを出版してくれることを期待します。
                                       

ロシアより愛をこめて

2006年12月14日 | Weblog

007シリーズで、新しい映画がまた出たそうです。今度で第何代目のボンド役になるのか、俳優も変わったみたいです。

            

このシリーズはほとんど見てきたと思いますが、私にとっては第二作目の「ロシアより愛をこめて」が一番です。まず名前が良いです。第一作より二作の方を先に見たせいもあるかもしれません。私がまだ20代の頃でした。その後、続々と主役が変わりながら、まだ続いて映画が作られているとはすごいものです。

           

もう、どういう作品が出たのか分からなくなってしまいました。作品ごとに新しい秘密の武器が出てきたり、美女が登場します。楽しいですねー。一つひとつの作品の出来不出来は私にとっては問題でなく、007は私の青春の一部でしたね。

青春時代のシリーズものが、もう一つありました。それは五木寛之の「青春の門」です。炭坑の町から出てきて早稲田大学に入り、身も心も放浪を続ける主人公。どこまで読んだか忘れてしまいました。北海道だったと思いますが、たぶん行きましたね。そのあたりで、もう私も青春でなくなってしまったので、読まなくなってしまいましたが、このシリーズものは終わったんでしょうか。

                 

私の心も放浪していたものですから、こういう作品は面白かったですね。ただ、五木寛之の作品は、その頃日本の若者が、お金もないのにヨーロッパなどに放浪しながら出ていった時代でもありましたが、そういう若者を描いたものがけっこうありましたので、何冊かは読んだことがあります。「デラシネの旗」とか「蒼ざめた馬を見よ」など思い出しました。小田実のこの作品は私の胸にグサッと突き刺さりましたね。

彼とは別に、小田実(おだまこと)と言う人が「何でも見てやろう」という本を書いたのですが、その本に刺激されて若者が世界に出ていったという話を聞いたことがあります。


                   
             

今は私の心の放浪は、今はそういうものではなくなってしまいましたが、まだその頃の自分をよく覚えています。まだ世の中がどんなものだか、今よりはるかに分からないころのことです。今も相変わらず分からないですが。

私は、きちんとした青春の門はくぐらないでしまいまったような気がします。ただ、あの頃は何があるのか、どうなるのか分からないままに突っ走る楽しさが青春時代にはありました。懐かしいですね。



種や苗に水をかけるとき

2006年12月13日 | Weblog

一昨年の初夏に大豆を蒔いたのですが、その時に雨が異常に少なくて、芽が全く出ませんでした。それで、二度目に挑戦しました。同じことを繰り返しても、また出ないことがあったら、もう蒔く時期が遅くなってしまいますから、考えました。

その時には豆を10分~15分くらい水に浸けてから蒔きました。結果は成功でした。試しに残りをもっと長時間水に浸けて置いたのですが、水を含んで実が二つに割れてしまいました。つまり芽が出てからは双葉になるその原型の所が割れたということでした。

そういうことがあり、乾燥したときの豆まきなどには水やりをした方が良いかどうかは分かりませんが、もし水を当初は与えた方が良ければ、効率的に水やりができる方法を考えてみました。以下は別ブログに載せたことがあるものです。稚拙なものですが、それなりに効果はあります。

                    
              
          
雨が少なく、乾燥しているときに、ハクサイなど幼苗を植えたあとは、水を補給したい。しかし、水掛をすると余分な所に流れ出して、せっかく畑まで運んだ水が無駄になる。その無駄を少なくするための一つの方法。

太めの竹や、粉ミルクとか、太めの空き缶を筒状にして苗にかぶせ、そこに水を入れていく。水は蒔いた種や植えた苗から遠くの方に流れ出さずに、そのまわりに溜まり沈むので、場合によっては空き缶の1/3くらいまで水をドッと入れて沈むのを待つということもできる。如雨露だけで行うと、水は遠くに流れて行ってしまうことが多い。

                        

この方法で、実際にずいぶん水を無駄にしないで水かけが出来るようになりました。しかも、たっぷりかけられます。ブログに出すようなものでもないですが、まあ効果がありましたので出してみました。

二十三夜

2006年12月12日 | Weblog

二十三夜というのがあります。つまりお月さん(月齢)が23日目ということです。二十三夜の塔、と言っても見上げるような高いものではなくてむしろ碑とか石の四角柱、などが所々にあります。もう月末の一週間前ですから、月の出るのも何時頃になるかわかりませんが、かなり遅くなるはず。

日本人は、昔から月を見るのが好きな民族のようです。もっとも、昔は月の満ち欠けは、大切な暦になったわけですから、月は決して無視できない存在であったわけですが。

                   

そういうことが起因しているのか、月を見ていろいろなことを考えたり、いろいろな感情が起こったようです。

  月見れば千々に物こそ悲しけれわが身一つの秋にはあらねど   大江千里

それで、この二十三夜というのは、この夜に願いをすると叶うという信仰があったそうです。どうりで、あちこちに二十三夜の塔があるわけです。私の町には二十三夜さんと言われるお寺まであります。人の欲望は切りがありませんが、願いというのはどちらかというと切実なものが多いので、欲望とはちょっと違います。

いま、ネットで今日の月の出を調べてみました。今日は二十二日にあたります。11時28分が月の出のようです。ですので、かなりの夜更かしですね。願い事を叶えるには、そう簡単にはいかないようです。



 

大量に買っちゃいました

2006年12月11日 | Weblog


ニャンパルさんに刺激を受けて、イタリア映画 「 自転車泥棒 」 のDVDを買ってしまいました。清水の舞台から飛び降りてしまったのです。まだ買ったばかりなので、見ていません。あわただしく見るのはやめて、ゆっくりと見たいからです。昔、何度か見てはいるのですが、、。

          

これが何とたったの500円。これは著作権を持っていた 会社が安売りをしている会社を訴えたものです。この作品だけでなく、一連のシリーズものを訴えたのですが、裁判所は受け入れなかったので、堂々と500円で買えるものです。今回は裁判官は庶民の味方をしてくれました。ブラボー いっそのこと、全部500円均一にしてほしいです。高いからコピー文化が栄えてしまうのですワ。もう十分儲けたのだからいいんじゃないですか。会社も 「 ええい、こうなったら全部まとめて持ってヶ、ドロボー。」 なんて太っ腹な、熊さん・八っつぁんのような人がいないかなぁ。

          

半年近くも注文しようかやめようかと迷いを暖めていた  (CD) を、とうとう注文して10枚ほど買ってしまいました。たいへんな出費です。でも、2枚組のもありますから、合計14枚になりますが、ぜんぶ安売りなので、もう一度清水の舞台から飛び降りられたのです。怪我はないようです。

これからが楽しみです。トスカニーニのブラームスも良さそうだし、ヘンデルのリコーダーも良いなぁ。MJQ ( モダン・ジャズ・カルテット ) なんて懐かしいでしょう。その名も 「 シェリフ 」 なんてのも買ってしまいました。昔、西部に 「 オレが法律だ 」 なんて言った保安官がいたそうな。


                 

このメンバーも、4人のうち、たしか2人くらいは他界してしまったんじゃないかと思います。MJAQではなくて、CJQ ( クラシック・ジャズ・カルテット )になっちゃいました。日は昇り日が沈み、時は移り、紅顔の美少年も白髪の混じる G3 ( じいさん ) あるいはGG ( じいじい ) になってしまいますね。

今日は、ディスク ( 円盤 ) の話題ばかりになってしまいました。目がクルクル回りそうです。

でも、これによって、かなり充電できるんじゃないかなと思います。


いちごのことについて

2006年12月10日 | Weblog


久しぶりに菜園の話です。別ブログにメモをしておいたものにプラスアルファです。


いちごのことについて


          


今まであまりにも適当にいちご作りをしていましたが、少しは管理すべきであろうと思い、最低限の注意事項を忘れないようにめもしてみました。まだ欠けていることはたくさんあると思います。

そろそろ追肥の時期が近づいてきましたので載せてみました。

  ① 苗の作り方
    ・ ランナーを養成しておく
    ・ 9月中旬に葉が2~3枚のときにランナーの先についた若い苗を植え
      かえる
    ・ 若い苗は根がまだしっかりしていないので、植えかえ後に土が乾かない
      ように注意が必要
    ・ 植えかえ時期に雨がしばらく降っていない時には、先に多めに散水して
      おくと、けっこう効果がありそう  

  ② 追 肥  このタイミングが大切
    ・ 1~3月 化成肥料
    ・ 株より手のひら程度離してつまんで少々与える。
    ・ 市販の液肥1,000~1,500倍濃度を葉面散布。

      実がつき始めてからの追肥 = 甘くしたいけど追肥はしないこと 
                          どこかのサイトにあった 理由は不明
             ↓
        植えかえの時に元肥を十分にしておくこと

   ③ 長 害  特にカラス 

     網が簡単だし効果があると思い、いくつかの網を使ってみました

       ・ キュウリネットなどは編み目が粗すぎて不向き
       ・ 防風ネットでは編み目が細かすぎるが、まずいことはない
          強いて言えば多少、日光を遮る
       ・ たぶんカラスであろうが、ただ乗せただけのネットを運んだ形跡が
         あった                              
       ・ 防鳥ネットは、鳥が一切近づかない      
          従って、今のところはこれが一番向いている
          欠点:
             取り外すときに、編み目から葉などが出ていると、ネットと
             一緒に引っ張ってしまい、苗を持ち上げてしまうことがある

      その他には、犬を近くに繋いでおくという手もありますね。
       
いちごはおいしくて良いですね。 おいしいだけに思い切りたくさん食べたくなります。管理さえしっかりしておけば、ちょっとのスペースでかなりたべられます。

そのまま食べられるし、ミルクをかけて食べる、ジャムにする、ジュースにして飲む、、、と、いろいろな食べ方があります。


子役

2006年12月09日 | Weblog

メールのアドレスとか、ブログのアドレスを記入することが結構あります。特に、コメントを書くときにはブログのアドレスを入れることがありますので、適当に変換しなければ、いちいちアルファベットを記入するのは面倒です。

それで、私は最初は「メール」とタイピングをするとメールのアドレスが、「ブログ」と入れるとブログのアドレスが出るようにしていました。

ところが、ここで問題があります。本当にメールという言葉をいれたいのに変換してしまうのです。するといちいちこれを消さなければ成りません。ブログなんてなると、もっと文字列が長くなります。めんどうです。

それで、今のところはメールの場合は、「めー」と入れればメールのアドレスが、「ぶー」と入れればブログのアドレスが変換出来るようにしてあります。入力するのも、ちょっとジョークがかっていて快適気分でっす。

                     

           
          テレビを撮ったのですがけっこう良くとれたでしょう?
                                  
久しぶりに、テレビで「ホーム・アローン」を見ています。面白いですね。この子役の俳優は大成しなかったようですね。どうもジンクスがあるようです。子役は大人になると成功しないようです。例外はナタリー・ウッドだそうです。しかし、彼女は惜しいことに若くして亡くなってしまいました。「ウェストサイト物語」に出ていましたね。

日本ではどうでしょうか。相変わらず出ているのは杉田かおるですが、彼女は成功しているといえるかどうか、、、。ちょっと、今は思い出せません。

             

「禁じられた遊び」のあの子役もどうなってしまったのか。大人になってからも映画に出ていたようですが、あまり成功しなかったみたいです。あの「禁じられた遊び」のラストシーン。駅でたった一人にされて、友達になったこの名前を「ミシェル、ミシェル」と呼んでいた光景は忘れられません。ジーンとしてきますね。私も、ちょっとした運命の歯車のまわり具合によっては、同じような経験をしたかも知れない年代ですからね。何せ東京に住んでいたものですから。まかりまちがったら、たいへんな運命の子となっていたかも、、、、。恐ろしい。

       




日本映画が人気回復?

2006年12月08日 | Weblog

日本映画が、人気を盛り返してきたというニュースがありました。なるほど、そうかも知れませんね。何せ、映画館には行かないという半ば主義みたいなものを通してきた私をして映画館に行かせたのですから。

             

もっとも、一つには映画が見やすくなったということもあります。私などは1,000円で見られます。駐車場は大きいのが用意してあります。同じ建物のの中に沢山店もあります。椅子が大きい。膝の前の空間がある。こういう居住性がすぐれた映画館ができてきました。

2本立てとか3本立てと言うのが昔ありました。もう、映画を見るのは一日がかりです。お昼はどうするんだろう。あんパンだよ。てなことになります。トイレにいくタイミングもむずかしいし、、。
                                  

若い頃、田舎に赴任した私はまだ学生気分が忘れられず、休みの日にはどこか賑やかな所に無性に行きたかったですね。それで、よく東京にでました。まず日比谷に行って映画です。日比谷映画というのがありました。今は無いそうですが、何になっているんでしょうね。あそこは、主にアクションものの封切り一本だけしかやりませんでした。
         
まず、そこで映画をみて、それから友達に電話。友達は日曜日は仕事です。それでも仕事が終わる頃、会いに行きました。一緒に食事をして、雑談をして、真っ暗な田舎に帰ってくるわけです。トボトボと暗い夜道を、、、、。寂しかったなー。

                  

映画を見ないときには、神田の古本屋街などあるきました。本は欲しいものは高くて買えませんでした。買えるものはたいていは田舎でも買えます。出入りの本屋さんに頼めばいいことですから。

小津安二郎監督の映画は見たことがないと思うのですが、あのようなタッチのものは、レトロで古き良き日本を見ることができますが、いつもそういうものではパッとしませんね。今はそういう時代じゃないです。今の時代に合った映画ができないとだめです。それで、映画は見事に脱皮できそうな感じがします。原節子さんねー。見たくないねー。
            
楽しみですね。ハリウッド映画は実際飽きてきました。それで、今はヨーロッパの映画で良いものがないかと思っているところです。昔はヨーロッパ映画には良いものがありましたね。映画だけでなくポピュラー音楽も頑張ってた。その後、どの国の音楽もアメリカナイズされてしまって、特徴がなくなってしまいましたね。

ぜひ、ほかの国も頑張って欲しいですね。

燻炭の袋詰めと雑用

2006年12月07日 | Weblog

寒い夜はあったか~~いシチューなんて言うと、まるでコマーシャルですが、そのコマーシャルを思い出して書き始めています。カップスープなんてのもいいね。というのも、今日は曇天で典型的な冬の景色でした。しんしんと冷えましたね。こういう日も、こういうものとして受け入れられる心を持ちたいです。

やるべき仕事がたまっていたのですが、それは一応はおさえておいて、外に出て仕事をしちゃいました。山ほどあるもみ殻燻炭は、秋に作ったきり袋にわずかしか入れないでほったらかしにしておいたのですが、別に飛び散りもせずにその場にありましたので、今日は午前中いっぱいかけて全部袋づめにしました。もみ殻袋に入れたので、かなりの量が入りました。

             

全部袋を同じ箇所に集めて、上からブルーシートをかけ、飛ばないように重しをしてしばりました。袋の中に前に入れておいた燻炭は雨をかなり含んでいて重たかったですね。少し汗をかけました。いい運動だ。

午後は室内で雑用です。どうも戦後育ちのけちけち根性が出て、暖房を長く使うと気になります。ですので、少しあったまると消して、寒くなるとつけるという繰り返しで、かなり仕事が進みました。その間に猫がでたり入ったり、イナバウアーをやったり、夕方はネズミを捕まえてきたり、彼女も結構それなりに忙しいみたいです。

もうネズミ取りはゲーム化しているようです。任天堂のゲームよりはるかに面白いんじゃないかなと思いますよ。もっともこのゲームというのは獲物という意味が元々ありますからね。この、猫は猫らしく生きているってのが何とも良いですね。いろいろといじくって、かわいがりすぎて着物など着せたりしないで、本来の姿はくずしてやりたくないですね。近寄ってきたら可愛がってやります。


武士の一分

2006年12月06日 | Weblog

「 武士の一分 」 を見てきました。まず一言。面白かったです。映画を見るのは久しぶりです。「 カミュなんで知らない 」 以来です。家ではしょっちゅう見ているのですが、あの大音響と大スクリーンが映画の良いところでしょうね。

しかし、映画館はきらいです。今の映画館はポップコーンやら何かしらない飲み物などを大げさに売っていて、それを買って座席にもってきて食べています。その臭いには困りました。何も買わなかったのは私だけと思わせるようでした。

           

ロビーの右端がチケット売り場で、真ん中のこの明るい所が食べ物を売っているところですからね。これで儲けているんじゃないかと思っちゃいますよ。
  
ただ気に入ったことがあります。それは、実に上手に英語でソフトに映画館でやっては行けないことを注意していました。もちろん字幕スーパー ( 英語ではサブタイトル ) で意味が分かります。映画が始まったら携帯はいけませんよ。前の座席を蹴らないでね。食べないでね。などなどです。

平日なので、暇な年寄りたち、おねーちゃんたちが多かったです。すぐ脇には巨大ショッピングセンターとか、これまた巨大ホームセンターなどがありますので、その界隈は人が行き交い賑やかでした。

さて、武士の一分ですが、一分 ( いちぶん ) というのは面目という意味で、武士の一分 ( 面目 ) が立たないなどというような言い方をするようです。主人公が失明するという不幸な目に遭いますが、それにつけ込んで夫婦の愛を失わせる不幸なことに陥れたのはある人のせい。それを知った以上は自分の面目を何とかしなければなりません。

            

私は、立ち回りをどのようにするのかに関心がありました。目が見えない人が、剣の達人とどう戦うのか。お話ですので、実際にはこんな立ち会いはあり得なかったかもしれませんが、まあそれはそれとしてかたいことは抜きにして見てきました。

立ち会いはなるほど、おみごとでした。戦ったあとも良かった。勝負があった時点でそれ以上は攻めて行かないというのがよかった。そういう心意気は気に入りました。彼に剣を教えた先生も立派でした。先生のある教えは主人公が切られるのをぎりぎりのところで助けました。あの茶碗を投げた稽古が救ったようです。

            

それにも増してすばらしかったのは、何と言っても夫婦愛でしょうか。それに主に忠実などこにでもいる、いざと言う時にさっぱり役に立ちそうもない、弱々しい年老いた中間(ちゅうげん)の誠実な愛です。いったん離れた二人の愛が再びくっつくのは、この中間の働きによるものです。中間は強力接着剤のようなものです。
            
平凡と貧乏と欲得と緊張と絶望と情と意地と信頼と愛と忠義と落胆などなどが入り交じった中で、ときどき口からでる冗談が何とも言えない和らぎを感じました。そんなところは映画作りがうまいなぁと思いました。
                    
ストーリーはお話ししない方がよいでしょうね。見るか読むのが一番だと思います。見てもよい映画だと思いました。最近の日本映画、特に時代劇は頑張っていますね。

                         


夏党? 冬党?

2006年12月05日 | Weblog


日本の家は夏向きに出来ているのだそうです。古典にも言われていますが、冬の寒さは何とかしのげても、夏の蒸し暑さはかなりの負担になるからだそうです。単純に考えるとすると、寒ければ重ね着をしたり、カイロのような物で体の一部ではありますが、温めることが出来、一点でも暖かいところがあれば、そうとう寒さは軽減できることは私もわかっています。

しかし、夏はどうでしょうか。着物一枚になって、それでも暑く感じれば裸になる。それ以上は着物では調整できません。冷たい物で体を冷やすと言っても、冬のカイロを使うような効果は得られませんし、場合によっては冷やし方・冷やし所によっては体に悪いことになってしまいます。

私は、冬の方がどちらかと言うとしのぎやすいかなと思っています。本当の寒さの中で生活したことがないせいかも知れません。( これは寒い地方に住んでいる人の意見を意識して言っています。) そういうことで、今はいまの季節を楽しんでいます。冬の方がシャキッとしますので、夏党の方には悪いのですが比べればこちらの方が好きですね。

                        
     
朝晩はかなり寒くなってきましたが、日中は暖かくて暖房なしで過ごせます。風さえなければ日だまりの芝生で読書ができます。幸いこのところずっと寒い風がふいていません。

こういう良い時を逃せば、またとは来ないかも知れません。ですので、やるべきことはいくらでもあるはずなのですが、それはやめにして、せっかく作ったことですから、庭で時を過ごすようにしています。

         紅葉しました

昨日は、近所の人が伊勢神宮と村の鎮守様のお札と幣束を持ってきました。一軒いっけん配り歩いています。もう12月ですからね。お正月も着々と近づいて来ています。

彼とすこし玄関で話しをしていたのですが、陰ではあるし、いっそのこと外で世間話でもしようかと、庭に出て日向ぼっこをしながらおしゃべりをしました。近所の人との雑談もなかなか良いものですね。

                      

           

うしろの藪の中で、まだホオズキがなっていました。いくつもあります。こんな藪でもどんどん増えているんですから、なかなか強いものです。ホオズキってどんな漢字を書くのかなと思って辞書をひいたら、こりゃ難しい。まず鬼灯と書きます。そう言えば、ほおずき市は鬼灯市と書きましたね。もう一つの漢字は酸漿です。こっちは難しいですね。漿(しょう)というのは、物の汁のことだそうです。口に含むと酸っぱい汁がでるので、そういう漢字となったのでしょうか。

一株取ってきて鉢植えにでもしてみようかなと思っていますが、すぐに忘れてしまって、幾たびに 「 アッそうだ 」 と言うことになります。こんなものが野生化しているわが家もまあまあ良いところかな、なんてつまらないことで見直したりしています。


霜の朝

2006年12月04日 | Weblog

今朝も冷え込みました。朝のニュースは冷え込んだということから始まります。大騒ぎをするニュースが無い日だからでしょうね。概ね平和ということに、、、。

           

そこら辺じゅう白っぽくなっちゃいました。作業ズボンはまだ夏用なので、ちょっと寒さがしみ通ります。ワークマンにまた行かなくっちゃ。惜しげなく使えるズボンは¥980のズボンです。かなり丈夫ですね。別に宣伝のつもりはないのですが、ワークマンでこのブログ見てくれないかナー。

            

集団登校の友達が来るのを待っています。小学生も寒そう。だけど元気ですね。この年に戻れたら、、、、。  ...  沈黙  ...    そうとうクセのある子供になっちゃうでしょうね。担任の先生もたいへんだ。学生ですね。     

          

霜柱はこんなに高くなっていましたよ。ミニ・グランドキャニオンですね。小さなものを大きく見る。これ盆栽の世界。                                  


           

わが家で、ひとりだけ、いや正式には一匹ですが、元気なのがこの猫のミーちゃんです。何せ、毛皮を来ていますからね。強いですよ。冬になったら太りました。皮下脂肪をためて厚着をしたんでしょうね。  

          そんなところで、今日も良い日になりますように。

2006年12月03日 | Weblog

若葉が燃え立ち、色とりどりの花が咲き、虫たちがつぎつぎと現れ飛び交い、自分の気持ちもうきうきとして、何となく気分がはねるような状態。それが春なんでしょうね。

木の芽などが張る。だから春なんでしょうか。気持が生き生きとはねるような感じ。だからスプリングなんでしょうか。spring = 春。泉。バネ。 なんか共通点があるんじゃないかな~~。

              
          

秋。広辞苑の説では諸説あるが、秋空がアキラカ(清明)あることから。収穫がア(飽)キ満チル意。草木の葉のアカ(紅)クなる意から。とありますね。

autumn。何だろう。秋。成熟期。熟年。凋落。

冬。winter。 なんだろう。 ........


秋もふかまりしころの歌

2006年12月02日 | Weblog

  霧たちて雁ぞ鳴くなる片岡のあしたの原は紅葉しぬらん
                                                                  読人しらず

             

 ちはやぶる神なび山のもみじ葉は思ひはかけじうつろふものを
                                                  
      読人しらず

                


 散らねどもかねてぞ惜しきもみじ葉は今は限りの色と見つれば
                                                   
   読人しらず

             

  野原より露のゆかりを尋ねきて我が衣手に秋風ぞ吹く
                                                       太上天皇

  み吉野の山の秋風さ夜更けて故郷さむく衣うつなり
                                                        藤原雅経