歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

ジェノバから密集建築と洗濯物のそよぐ街へ

2009年06月12日 | 世界の風景
昨日の続きです。

ジェノバから海岸線を南下し、小さな港町を訪ねます。

この建物の色が、何とも云えず微妙なところです。ヨーロッパでは建物の外観はそれなりに統一され、街のイメージを壊さないようにしていると聞きます。

この外壁の色使いは、個々バラバラで、好き勝手に塗りたくったようにも見えるし、また、それなりに全体のイメージを考慮した配色のようにも見えたり・・・・・・。

いろいろな人が、いろいろな色を、勝ってに塗ったとしても、好みの色が、それなりに狭い範囲の中にあり、結果として調和する? 民族の色?


パステルカラーと云えば、云えなくも無く、そう見えたりもするのですが、これは、単に、風雨に晒されて、退色、脱色、剥離した結果のようにも見えます。

それにしても、建物が密着して、隣同士に隙間が有りません。これってどうやって建てたのでしょうか?

隣の建物の外壁に、煉瓦や石を積み上げていくの? 個々の建物は独立して建っているのでは無く、連結して建っている? 消防法とか、建築基準法とか、問題無いのでしょうか?


それにしても、風に舞う洗濯物です、これも街の風景であり、景色であり、風情であり、趣であり、異国情緒でしょうか。

この街で暮らす人達は、それなりに、洗濯して干す時の事を考え、衣類や、シーツや、ベットカバーの色を選んでいたり・・・・・・。


まぁ、単に、好みの色が、それなりに、すべてに反映し、それなりに、全体として調和する?

狭い路地、狭い階段、水道や、下水や、電気や、ガスはどうなっているのでしょうか、そう言えば、電柱が見あたりません。地下にすべて埋設されているようです。

よく見ると、


あちら、こちらに、緑色が見えます、苔が生えているのです。



陽当たりの悪い場所の苔は、アジアのイメージなのです。ヨーロッパの街角、裏通り、道の隅にも、緑の苔は無く、サラサラと乾いたイメージを抱いていました。

ここは海辺の街、湿気があるのでしょうか、地中海の気候は“太陽がいっぱい”で、ジメジメとは無関係と思っていました。

街の隅々まで綺麗で、雑草もゴミもなく、さっぱり、サラサラは、ヨーロッパでも北の方なのでしょう。北欧は雑草も苔も生えない不毛の大地?

“おじさん”も、洗濯物も、風景。


“おばさん”も、洗濯物も、風景。


我が日本でも、物干し台で、洗濯物の間で、浴衣を着て佇めば、それなりに、街の風景であり、景色であり、風情であり、趣であり、異国情緒になるのでしょう。

見方によっては、


スラム街にも、見えなくも無い街並みです。


こんな感じに、建物が離れて建っていると、それなりにヨーロッパの風景です。


犬と戯れる、地中海の黄昏・・・・・・・。


これで、世界体感旅行“トラベリックス”で歩く、“イタリア・ジェノバ”を終わります。


それでは、また来週。

コメント
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