歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

黄山宏村は中国のベニスですか?

2009年06月24日 | 世界の風景
昨日の続きです。

それで、昨日のお茶屋さんですが、お茶をここで飲めるのか聞くと、黙って二階に案内してくれたのです、

しかし、そこは祖父の寝室で、眺めがいいので案内したのです。お茶を振る舞うよりも、眺めを振る舞う、“眺め自慢”のお茶屋さんでした。


お茶屋さんの話では、“月塘”が半月形状なのは、“満月は頂点で後は下降していき、半月は満月に向かって成長していくので縁起が良い” そんなことを云っていました。


横綱よりも大関、大吉よりも小吉、そんなことなのです。うん。わかる、わかる。

それで“月塘”ですが、月の形に堤を築き、水を満たしたモノで、簡単に云うと、“月形の池”と云うことでしょうか。

“月形の池”の周りでは、


スケッチに励む若い男性とか、


スケッチに励む若い女性とか、


それにしても、おじさんの年代にとっては、とても感慨深いのです。彼ら、若い男女の服装とか、髪型が、ほとんど日本とは変わらなくなったのです。

どうしても、毛沢東とか、周恩来とか、詰め襟の“人民服”を思いだしてしまうのです。遠~い、遠~い昔です。

この彼女たちが、東京の街を歩いていても、違和感は無いと思うのですが、やはり、日本の若者がファッションチェックをすると、やはり、“何処か? ちょっと?”、なのでしょうか?

それで、このスケッチをする若者達ですが、“武漢”から9時間かけて来た、美術大学の学生だそうです。


このピンクTシャツの彼女が、“ここは中国のベニスと呼ばれている”と、云っていましたが、“イタリアのベニス”の人が聞いたとしたら、どう思いますかね。

町中を水路が走っているとは云え、そこを船が行き来しているわけでなく、食器や中華鍋や、衣類の、洗い場ですからね・・・・・・。もしかして、ベニスと姉妹都市だったり・・・・・・して、たぶん、それは、無いと思います。

こう見ると、黄山を背に、小さくて、ここぢんまりして、宏村はそれなりに世界遺産なのです。


黄山は、


確かに、素晴らしい、自然景観です。


水墨画の世界です。自然遺産で世界遺産です。


でも、宏村は古民家の街並みが、文化遺産で世界遺産なのです。うん。もう少し、街を歩き回ると、なるほど! そうか!と、なるのかも?しれません。

でも、“月塘”周辺の景観が、メインと云っていたような、そうすると・・・・・・、まぁ、兎にも、角にも、まだ、これからなのです。

それでは、また明日。


コメント
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