歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

世界体感旅行 “ジェノバ”で煮込み

2009年06月11日 | 世界の風景
昨日の続きです。

港街です、街の魚屋さんです。店先の水槽には“鱈”ばかり、干物を水で戻して売っているのです。干物は旨味が凝縮しているのに、水で戻したら旨味が水で薄まりませんか?


日本の魚屋さんと違って、“だみ声”での呼び込みはしません。店内も干物の鱈ばかりが吊されています。ここは、魚屋さんではなく、鱈屋さん?

この辺りは、鱈ばかりが獲れるの? それとも、イタリア人、ジェノバ人は鱈が大好物なのでしょうか? 

それで、鱈の卵の方はどうしているのでしょうか? 明太子にして日本に輸出? そして、日本では地中海産の明太子を、イタリア産のパスタとあえる? そうだと面白いです。


やっぱり、干物は炙って食べるのが、日本人としては、一番美味しいと思うのです。ところ変われば、食べ方も、好みも、味も変わるのです。

こちら、裏通りの居酒屋です。世界中、居酒屋は裏通りにあるのが一番なのです。


いいですねェ~。中世を思わせる看板です。プラスチック製の“行灯看板”より、味わいがあります、風情があります、趣があります。日本で云えば“赤ちょうちん”です。


賑わっています。立って客が待っています。


こちら、何を食べているの? 美味しいですか?


この店の一押しは、先ほどの水で戻した鱈の煮込み料理だそうです。鱈に、ジャガイモ、トマト、セロリ、ニンニク、オリーブ、玉ねぎ等をじっくりと煮込むそうです。

最初は、色とりどりが綺麗なのです。


そして3時間煮込んで、みんな同じ色になります。


う~ん。旨いのかな? これにカレールーをいれたら、絶対に旨いと思います。


そして、もう一品は、ジェノバ名物、バジリコペーストで、ジャガイモ、インゲンをパスタの煮込み。煮込み過ぎてインゲンの緑が消えていました。


何か、やたら、何でも、煮込むのが好きなようです。イタリア料理って、こんな感じだった? それとも、敢えて田舎料理?を紹介したの?

イタリアのテレビ局が日本の居酒屋を取材して、その店一押しの“モツ煮込み”とかを紹介したような、そんな感じを抱きました。

モツ煮込みは、そけは、それで、美味しいのですが、あまり、正々堂々、胸を張って表に出る料理ではありません。密かに、こっそり味わうものです。

バジリコペーストの煮込みとか、干物の鱈の煮込み料理も、そんなジャンルなのでしょうか? 

ジェノバの人が見たら、“もっと他に、ちゃんとした料理があるだろう! 寄りによって、居酒屋料理はないだろう” 何て、思うのでしょうか?

今日は、食い物を取り上げました。

次回は、ジェノバを離れ、世界遺産の港町です。


それでは、また明日。




コメント
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