森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

S子ふたたび

2024-07-07 17:57:00 | 工作
S子さんのSはDAISO BLUE PLANET SのS


本日は七夕。そして月齢0の新月です。今年のお月さまは野暮なことはしないといわんばかりに姿を隠してしまいます。星空が見えるところは、更に見やすいのではないでしょうか。しかも晴れています。猛烈に暑いですが。

でも、年一回の再会も、それだけよく見られてしまうというのは、よいことなのか、わるいことなのか。

こちらの時計、チプカシのWS-1700H。月齢と潮位がわかることから、川辺のおさんぽや、家に篭って仕事をしていても、外のことがちょっとわかる、そんなウレシイ時計です。


月曜日は週末直後なので、それなりに体力があります。夏っぽいはずの時計ベルトのワッカ=遊革(ユウカク)をこさえました。
輪を閉じる結びは、こちらの指輪を作ったときにもやったはずなのですが、随分と誤解していたようです。
指示と違っていてもモノはできてしまいますが、指示通りやれると、強く綺麗にできるので、勉強になります。


高いところに現れる券雲(けんうん)きれいですよね。

水面(みなも)に映る雲もご機嫌です。
何曜日か覚えていませんが、仕事を終えてから買い物ついでに散歩にでかけることもありました。


久しぶりにワイフがスーパーカップを買って来ました。ヘルパーさんは、この暑さのなか自転車で走る、エアコンのないところで作業するなどで、おのずと塩分を欲します。しかし、マキマさんが、みんなのスーパーカップに。。

アイドルのサインや一言の裏蓋には興味がないのですが、あのマキマさん。
食べる前から、裏蓋メッセージへの妄想で盛り上がる森のなかま夫婦。ペリペリと蓋を剥がします。



何も書いていない。。。これはイカンザキ(オリジナルの用法から離れていますが)ではないでしょうか。
いや、期待を背負った上でキャラクターへのリスペクトから何も書かなかったのか。いずれにしても美味しく頂きました。

このあと、備忘録的な作業記録があります。お見苦しいのでスキップするなり、画面を閉じるなりしてください。


デンジのようにマキマさんを食べてから、日頃のモヤモヤをカタチにしてみます。

・S子の事情
→バネ棒部分は貫通式なので、時計にセットするときに一旦棒を抜く必要があります。このときヒバリ結びだと結び目が暴れてしまいます。
→クリアランスが殆どないので、棒をセットしたままだと紐を通すのがとても難しいです

・時計のバネ棒にからげる部分を結ばばなければ、棒を抜いても紐が捻れず形状を保ってくれるのではないか
→バネ棒を抜いても形がくずれない

・バネ棒にからげる面積を少なくできるので幅の狭い時計にも、多くの紐を差し込めるのではないか
→幅が狭くて諦めている編み方がつかえるかも

うまくいったら森のなかま的には凄いブレークスルーです。やってみましょう。


第1案です。確かに差し込めました。試作なので、いい加減にやっていることもありますが、なんだか安定が悪いです。
きっちり結ぼうかと思いましたが、きっちり結ぶと、この方法だと、色々無理がでることがわかりました。


第2案です。左が、ヒバリ結びから、左右に巻き結びを0.5回ずつやったもの。
紺色がバネ棒、黄色が追加の結び紐(この状態では芯紐になっています)を想定しています。
右側が、ヒバリ結びの右隣に巻き結びを1回しています。バネ棒にからげる部分はピコット部分を使い一箇所に限定して、あとは芯紐にからげています。
バネ棒を外しても、ピコットの形状は安定していますが、結び全体としては、収まりが悪いのは明らかです。

第3案。スリップノットを使います。が、貴重な週末がおわってしまいそうです。

こうして、モヤモヤがどこにも達しないことを一通り確認していきます。不毛な時間になりましたが、やって確かめてみると、それなりに得るものがあるはずです。そう思いたいです。
なお、ヒバリ結びは、巻き結びの巻き方向を変える為のものです。


1.18mmのマイクロコードであれば、バネ棒をはずした状態で紐を差し込めるので、素直にヒバリ結びから始めることにしました。これが2mmの紐だと押し込む形になるので、かなり辛いのです。


あとは結ぶだけです。本の手順で言うとp66の手順49から始め、手順84から106を気が済むまで結び続けます。

ちなみに、マイクロコード(1.18mm)で編むと、ベルト幅は約20mm。マイクロマクラメ(0.7mm)では約14mmでした。


やんちゃだったS子が、なんだかドレッシーになりました。


スタート箇所です。巻き結びの結び目の大きさは、ヒバリ結びの幅より大きいので、おのずとバネ棒状のヒバリ結びは互いに間隔をおくことになります。
多少無理をすれば、幅の狭い時計にもセットできそうです。
もし無理そうなら、結び目一段分を遅らせて、結び紐を追加する方法も考えられますが、今回は必要なかったようです。

慣れた人は、どうスタートさせれば良いのかパパッと出てくるんでしょうね。
こればかりは、経験の差なので、実践で獲得していくしかありません。


冬季迷彩みたいになりました。黒、グラファイト、グレーと濃淡の違う三色であんでみました。本にある「微妙に違う数色の混合で、深みのある1色ができあがる」を堪能するには、やや明度に開きがありますが、それなりに趣はあります。


尾錠の取り付けも慣れてきました。遊革はマイクロコード2本を芯紐に、マイクロマクラメを結び紐に平結びしました。硬さが出るので気に入った組み合わせです。


S子となかよしのスーちゃんにも登場してもらいます。

S子ちゃん、ちょっと変わったね
わかる?


というわけで、七夕に因んで2本並べてとってみました。

平結びとバックルを使った時計ベルトを始めたのが約2年前。ようやくこういうものが作れるようになりました。熱心な方からすると遅いのかもしれませんが、これでも一応熱心にやっています(笑)

欲しいものを自分で作れるようになるのは楽しいものです。
冒頭の月齢と潮位のわかる時計のベルトも編んでみたいですが、それなりにかっこいいので迷っています。

それでは!

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