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京都国立博物館・海北友松展を観覧

先日、京都国立博物館平成知新館で開催された“開館120周年記念特別展覧会海北友松展”に行った。既に終わった催しだが、今回はこれを紹介したい。“この絵師、ただもの ではない!” 北近江の浅井家に仕えた“武家に生まれ、桃山を生きた”巨匠である。誤落芸家[あやまりてげいかにおつ]武家の出身だったが、誤って芸家(絵師)に身を落としてしまった。あわよくば時運に乗じて武門再興をはかりたいと、友松は家族に言っていたとのこと。友松は父の戦死後、東福寺に預けられそこで修業し、ここで和尚の紹介で狩野派に学んだとのことだが、詳細は明確でないそうだ。作品も60歳前後以降しか明らかに残っていないとのことであった。人生晩年の作品群だけで、歴史に名を残せるものなのだ、と改めて思う。伊能忠敬は50歳にして家業を譲り、江戸に出て、やがて全国を歩いて地図を完成したという。年を取ってから、新しいことを学び、歴史に名を残す人も居るのだ。 . . . 本文を読む
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