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高崎観音と上州旅情

先日、たまたま出張で 福田首相お膝元 高崎に出かけました。
で、意外と早く仕事が終り、帰りの電車まで時間があったので、高崎観音に参ろうと衆議一決。JR高崎駅に向かった タクシーの行き先を “観音様” に変更。観音様は 高崎市街地から西方へ 山間部に入る突端に 端整に 立っておられます。



綺麗な お顔の観音様。説明文をみてビックリ!最近の制作かと思ったのですが 昭和11年創建とのことです。



この観音様は 体内(胎内?)に階段があり 軟弱な私のような者には 少々キツイのですが 最上階で周囲を見渡せます。下の写真が 観音様の 東方、高崎市街地の様子です。遥かに 北関東の平野が望めます。



帰りにJR高崎駅に戻るのにバスに乗ったのですが、“病院前”と言う停留場は 本当に病院の玄関の前で、“市役所前”と言うのも同じく 市役所の玄関前に停車するものでした。それ以外にも 筆談のための鉛筆とノートが バス運転手の座席の後ろにぶら下がっていて、木目細かな気遣いのある バスに感心いたしました。
比較して悪いのですが 佐賀県庁前のバス停は 数百メートル離れていて、たまたま訪れた時 にわか豪雨に遭遇・難儀したことがありましたが この高崎のバスように 本当の“~前”のバス停は 利用者本位で非常に有難いものだと思いました。

上越新幹線での帰途、マックスで2階席に乗車。視野の高い座席で 北関東の平野の風景を楽しみました。どことなく 西日本にないような風景です。何が違うのか写真に撮っても良く分かりません。とにかく 違うなぁという印象です。やはり 関西人の私には 北関東は 十分にエトランゼーの対象になります。

昔は 少し地元を離れるだけで、日頃の風景と異なるムードというかローカル色が 日本中に見られたものですが、最近は 何処へ行っても あまり変わりない風景ばかりのような 気が します。
例えば 同じ 大阪平野でも 堺からさらに南下する南海電車に乗ると 井戸から水を汲み上げるためでしょうか、風車が 水田の中、そこかしこに見られたものです。子供心に まるでオランダだ、と思ったものです。
春先に 宝塚方面へ遠足に 行った時には 田圃にはレンゲの絨毯が 見られました。そして、中河内一帯には 蓮池が あちこちに有る、と言う風に 関東に比べて狭い 大阪平野でも 少し 違う私鉄に乗るとそれだけで違ったムード、エトランゼーが 楽しめたような気がします。
時代が進むに従い、そういった地域色は 何故か 無くなってしまいました。

ふと新幹線の車窓から並走する鉄道があるのに気づきました。東京の“ゆりかもめ”や大阪のニュー・トラム、神戸のポートライナーなどと同じ、新交通システムの電車のようです。どうやら 新幹線の脇の小さなスペースに 新幹線の高架を利用して敷設されている様子。これはグッド・アイデアです。新幹線は 通過する地域住民に何の恩恵も与えないという特徴があります。なので、通過地域住民の新幹線に対する眼差しによそよそしさ感じられます。しかし、このような 路線のスペース利用で、そういう地域住民の冷たさを 多少緩和することができるに違いと思いました。



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