The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
経営者が知っておくべきこと
現在、私は 5月に 施行された“会社法”の入門的解説本(神田秀樹著“会社法入門”)に挑戦しています。
私は 元々、理系の出身ですので こういった方面は いわゆる常識レベルでしかありません。ですから、たとえ入門書であったとしても 読むのに非常に難儀というか 苦痛すら覚えるものです。
知人には “979条もある膨大な法律だよ。完璧に 理解するのは無理だよ。” と言われてしまいました。しかし、企業活動に関わる仕事をしている訳ですから “これくらいは、理解しておかねば” と真面目にも思ってしまったのでした。
この本によりますと、この会社法案の分量について、参議院法務委員会では 民主党の梁瀬議員が 南野法務大臣に対して次のような質問をしていたとのことです。南野氏は あのおトボケ答弁で 有名になったオバサンでしたネ。
“関係資料として出されたもののページ数を足してみますと7840ページなんですね。大臣、これお目通しはどの程度なさったんでしょうか。”
に対して法務大臣は
“全部読ませていただいたと言うと、うそになります。・・(略)・・”
と答えていたそうです。続いて 梁瀬議員は
“7800ページを(衆議院の審議時間の)35時間で割ってみますと、1時間当たり200ページ以上、読まなきゃならないことになります。・・(略)・・国会の審議能力を大幅に上回るような法案の提出の仕方だ・・(略)・・”
というような 法案審議の プロ?にとっても膨大な分量だったようです。国の根幹に関わる基本法の割には チョット いい加減な印象ですが・・・。
さて、私達 ISOマネジメントの審査員やコンサルタントは 経営者であるトップや経営幹部の方々には ISOの規定要求事項 そのものを 是非、読んで欲しいと要請していますが、これが 経営者にとって 大いに苦痛であることも有り得たのだ、と この“会社法”入門本を読もうとして、ようやく気が付いたのです。
ISO9001では 規定要求事項(~すること[=shall]の数)は 数え方にもよりますが、136程度で、会社法の979条の 数分の一しか ありません。ですが その言葉遣いが 多少 日常の言葉と違っているところがあったりして、読みづらいことも 大いに問題だと 思います。相当に マニアチックな経営者でないと こんなことに時間を割く気になるのは 相当無理な要求かも知れませんネ。
法文の分量や条項数に応じて それぞれの解釈・解説が また膨大になるのは必然ですね。この要求事項を 確実に適用・運用実施するには 気が遠くなるような印象です。ですから、そこまで考えると ヤル気が 喪失してしまいます。
それにしても こういった事例でも分かるように、企業経営者が 知らねばならないこと、これが 如何に 多いことか。
企業のコアコンピタンスの知識・知恵・ノウハウは勿論のこと 法規制、業界ルール、様々なマネジメント手法、それにリーダーシップ。そして、時代のトレンド・・・環境問題・・・・。
最近の大前研一氏によれば そんなことより、ビジネスマンに即戦力の能力として「語学力」,「財務力」,「問題解決力」,それに「勉強法」と「会議術」を身につけることを挙げています。(“即戦力の磨き方”…申し訳ないが私は読んでいません。目次だけで分かったような気になっています。)
まぁ 経営者は、大変ですネ。南野法務大臣のように 周囲に 何人もの専門家“プロ中のプロ”が 居れば 担当法案であっても精読の必要は無いのでしょうが・・・・・。

私は 元々、理系の出身ですので こういった方面は いわゆる常識レベルでしかありません。ですから、たとえ入門書であったとしても 読むのに非常に難儀というか 苦痛すら覚えるものです。
知人には “979条もある膨大な法律だよ。完璧に 理解するのは無理だよ。” と言われてしまいました。しかし、企業活動に関わる仕事をしている訳ですから “これくらいは、理解しておかねば” と真面目にも思ってしまったのでした。
この本によりますと、この会社法案の分量について、参議院法務委員会では 民主党の梁瀬議員が 南野法務大臣に対して次のような質問をしていたとのことです。南野氏は あのおトボケ答弁で 有名になったオバサンでしたネ。
“関係資料として出されたもののページ数を足してみますと7840ページなんですね。大臣、これお目通しはどの程度なさったんでしょうか。”
に対して法務大臣は
“全部読ませていただいたと言うと、うそになります。・・(略)・・”
と答えていたそうです。続いて 梁瀬議員は
“7800ページを(衆議院の審議時間の)35時間で割ってみますと、1時間当たり200ページ以上、読まなきゃならないことになります。・・(略)・・国会の審議能力を大幅に上回るような法案の提出の仕方だ・・(略)・・”
というような 法案審議の プロ?にとっても膨大な分量だったようです。国の根幹に関わる基本法の割には チョット いい加減な印象ですが・・・。
さて、私達 ISOマネジメントの審査員やコンサルタントは 経営者であるトップや経営幹部の方々には ISOの規定要求事項 そのものを 是非、読んで欲しいと要請していますが、これが 経営者にとって 大いに苦痛であることも有り得たのだ、と この“会社法”入門本を読もうとして、ようやく気が付いたのです。
ISO9001では 規定要求事項(~すること[=shall]の数)は 数え方にもよりますが、136程度で、会社法の979条の 数分の一しか ありません。ですが その言葉遣いが 多少 日常の言葉と違っているところがあったりして、読みづらいことも 大いに問題だと 思います。相当に マニアチックな経営者でないと こんなことに時間を割く気になるのは 相当無理な要求かも知れませんネ。
法文の分量や条項数に応じて それぞれの解釈・解説が また膨大になるのは必然ですね。この要求事項を 確実に適用・運用実施するには 気が遠くなるような印象です。ですから、そこまで考えると ヤル気が 喪失してしまいます。
それにしても こういった事例でも分かるように、企業経営者が 知らねばならないこと、これが 如何に 多いことか。
企業のコアコンピタンスの知識・知恵・ノウハウは勿論のこと 法規制、業界ルール、様々なマネジメント手法、それにリーダーシップ。そして、時代のトレンド・・・環境問題・・・・。
最近の大前研一氏によれば そんなことより、ビジネスマンに即戦力の能力として「語学力」,「財務力」,「問題解決力」,それに「勉強法」と「会議術」を身につけることを挙げています。(“即戦力の磨き方”…申し訳ないが私は読んでいません。目次だけで分かったような気になっています。)
まぁ 経営者は、大変ですネ。南野法務大臣のように 周囲に 何人もの専門家“プロ中のプロ”が 居れば 担当法案であっても精読の必要は無いのでしょうが・・・・・。

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