徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

2015年夏、原発稼働ゼロでの電力事情

2015年10月10日 06時51分37秒 | 日記
 2015年の夏は暑かった。
 でも、稼働していた原発はゼロ。
 しかし、電力不足は話題になりませんでした。

■ 太陽光発電:電力9社 今夏ピーク時の供給は原発10基分
2015年10月09日:毎日新聞
 沖縄電力を除く大手電力9社が今夏の需要ピーク時に供給した電力のうち、太陽光発電が6.4%を占めたことが9日、分かった。太陽光発電の新設が進んでいる上に、日射量に恵まれ、昨夏の3.7%から倍近く伸びた。出力は原発約10基分に相当する計1093万キロワットだった。
 経済産業省の有識者会合は9日、原発を持たない沖縄電力を除いた、9社管内の今夏の電力需給を検証した。太陽光発電は日差しが強い夏の日中に発電量が伸びる特徴がある。
 冷房の電力消費量が増える時間帯と重なるため、夏場の電力需給の緩和に役立った。


 な~んだ。ソーラー発電で補充されていたのですね。
 そういえば、道を車で走るといたる所にソーラー発電装置が目に付きます。

 しかししかし、政府は原発再稼働に躍起になっているように見えるのはなぜでしょう?
 
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館林は今日も暑かった、その2。

2015年07月26日 03時11分29秒 | 日記
 現在、2015年7月26日の午前3時。
 暑くて寝苦しくて目が覚めてしまいました。
 いったい何度あるんだろう、と最高気温ランキングを見たら・・・



 さ、30℃!
 で、一日が終わり、日中の最高気温も予想通り1位でした。



 発熱する町、館林。
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館林は今日も暑かった。

2015年07月19日 17時03分50秒 | 日記
 昨年あたりから、夏の日本国内最高気温のランキングがヘンです。
 それまでは埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市と群馬県館林市が争うイメージがありましたが、2014年から館林の独走状態になっています。
 ちなみに、気象庁のランキングによると本日(2015.7.19)も1位でした;



 ね、2位以下を引き離してぶっちぎりでしょう?
 いったい何が起きているんだろう・・・。
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IS

2015年06月28日 20時40分14秒 | 日記
 IS(Islamic state)が建国宣言をしてから、明日で1年になります。
 この機会に、録画しておいたIS関連の番組をまとめてみてみました。

■ 「“イスラム国”から若者を救え~デンマーク ある町の試み~(NHK-BS)
 デンマークのオーフスという町では、ISに参加した若者が帰ってきたとき、メンターによる対話を通じて社会復帰できるよう支援しています。「オーフス・モデル」と称され、世界から注目されているシステムです。
 オーフスは人口の10%が中東・アフリカからの移民でイスラム教徒。モスクもそれぞれの民族ごとに存在しますが、そのうちの一つのモスクに通うイスラム教徒からのみISに参加する若者が多く出ている・・・はじめは知らんぷりしていた責任者が、あるとき本性を現しました。
 「デンマークは同盟軍に参加してISを攻撃すべく兵士を派遣している。同じイスラム教徒として共感できない。ISが強くなり国家を建設することを期待している。」と。
 デンマーク人は危機感を覚える一方で、イスラム教に改宗してそのモスクに通うデンマーク人も出てきて、ちょっと話は複雑化しています。
 フランスではISに参加した人物が帰国すると簡単に刑務所に入れられるような法律があるそうです。でもデンマークは「それでは解決しない」とカウンセリングを行い、実績を上げつつあるようです。


■ 「“天国には行かせない”~ISと戦うクルド人女性部隊~」(NHK-BS)
 イスラエルのジャーナリストが取材したクルド人部隊。
 中でも「女性部隊」はISに恐れられているそうです。
 その理由を聞いて、唖然としてしまいました。

1.イスラム法では戦闘で死亡すると天国に行ける、そして褒美として処女を72人あてがわれる。
2.女性に殺されると天国に行けない、とうぜん処女72人もチャラ。

 というとんでもない思い込み。
 捕虜になったIS兵士は洗脳されて上記2点を信じ切っている様子でした。
 なので、彼らは女性兵士を見ると逃げるのです!
 そんなレベルだったのか・・・。

 捕虜になったIS兵士へのインタビューでは恐ろしい事実も明るみに出ました。
 数人の兵士は各々数十人を殺してきたとあっさり告白。
 銃殺したり、首を切ったり・・・首を切るときはイスラム法に則り牛刀をつかうとのこと、それも苦しんで死ぬように「切れの悪い牛刀」を使うと言いました。
 そして「人を殺すときは麻薬を使うことが多いんだ」という衝撃の事実。
 これらのことを悪びれずに淡々と話すIS兵士に背筋が寒くなりました。
 「麻薬を使って洗脳して死ぬために戦うことを是とする」システムなのですね。
 人質の交渉で話が通じない理由がわかったような気がしました。

 ISはイスラム教でもスンニ派の勢力です。
 イスラム教スンニ派以外の宗教は異教徒として、すべて「殺す」対象と考えています。
 スンニ派でもISを認めない団体は抹殺されます。

 クルド人女性部隊の言葉;
「私たちはIS兵士にとっての悪夢よ」
「IS兵士は全然怖くない。なぜなら、私たちは生き抜くために戦い、彼らは死ぬために戦うから」

 「国家を持たない最大の民族」であるクルド民族3000万人は、今の混乱期が独立国を持つチャンスと考えているようです。


■ 「鎌田實医師がみた“イスラム国”の脅威」(2015.4.2:日経プラス10)
 鎌田先生は10年前から中東で医療支援をしてきたそうです。彼の目から見たIS問題へのコメントには説得力がありました;

 「暴力で暴力を消すことはできないことは歴史が証明している。はじまりはソ連のアフガニスタン侵攻だった。このときにアフガニスタンにゲリラ部隊が生まれ、その後米国と敵対する勢力となりビンラディンやアルカイダを生み、紆余曲折を経て現在に至る。3つの戦争(アフガン戦争、イラク戦争、シリア内戦)がISを作ったのだ。

 「欧米が介入しても解決しない。周辺のイスラム教徒達は「ISはイスラム教ではない」という空気でまとまりつつあり、IS問題はイスラム社会に任せた方がよい。」


 鎌田先生は「イスラム国よ!」という本を書き、印税収入はすべて医療支援に回されるそうです。

 次は 二部構成で、約2時間の番組です。第二部の方が印象に残りました。

■ 「追跡 過激派組織ISの闇」(NHK-BS)
 場面はイギリス。社会に不満を持ち、居場所がない移民の子どもたちをISが言葉巧みに勧誘します;
 「民主主義も資本主義も共産主義も何も解決してくれない、イスラム教だけが救いになる」

 ISのリーダー、バグダディ登場の背景;
 田舎から出てきて大学でイスラム教を勉強する物静かな神学生であり、博士号も取得している。
 イラク戦争中の2004年と2006年に拘束され、キャンプ・ブッカに収容され、その際に過激派の思想に染まっていった。キャンプ内では過激派(のちにIS幹部となるアドナニ、ナイマ、ミシャダニなど)と旧フセイン政権の残党(アンバーリなど)の思惑が一体化し「米国とイラク政府を追い出してイスラム国家をつくる」考えが生まれた。
 バグダディはアメリカ撤退の際に「危険人物」としてイラク政府に引き継がれたが、なぜかイラク政府は釈放してしまった。これが大きな誤算であり失敗となった。
 アラブの春~シリア内戦に乗じてISは勢力を伸ばした。イラクのマリキ首相はシーア派であり、ISはスンニ派 vs シーア派という宗派対立を利用してさらに巨大化した。これはアルカイダのザルカウィの指南書にある手法を取り入れたモノであり、そこにはイスラム国家建設計画も記されていた。


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今年のホタルは・・・

2014年06月11日 06時36分37秒 | 日記
ホタルの季節
「今年もそろそろかな・・・」とふと思い立ち、昨夜近所の川へ出かけました。いましたいました。淡くはかない蛍の光が舞っています。数もそこそこで、少なかった昨年のピーク時と同...


昨年の日記を読んで、地元の里川に昨晩行ってみました。
残念ながり、ホタルは飛んでいませんでした・・・。

梅雨の大雨の影響で増水し、濁流になっています。
このせいなのか?

実はもっと気になることがあります。
里川の護岸工事に伴い、一部の草が刈られているのです。
これじゃあ、ホタルの住処が無くなってしまうのでは? と密かに危惧していました。

どうか、今年も光る姿を見せて欲しい。
毎日でも通うつもりです。

<追記>
6/13:ホタルは確認できず。
6/17:ホタルは確認できず。
6/21:ホタルは確認できず。
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「子どもに使ってはいけないNGワード」

2014年04月07日 06時11分13秒 | 日記
 という記事を読み、ふだん何気なく使っている言葉が無用のプレッシャー・ストレスを子どもに与えていることに気づきましたので、紹介します。

アメリカの「Lifehack」において、Shelley Phillips氏が指摘した、子どもに対して使ってはいけないNGワード

「よくできたね」「頑張ったんだね!」
 この言葉は、結果に対してのみの評価を示す言葉です。その結果が実はあまり努力をしないで得られたものであった場合に、もし大人たちが「よくできたね」と言ってしまうと、子どもたちは「結果だけがよければいいのだ」と思い込んでしまうので好ましくありません。
 では「よくできたね」という言葉の代わりにどんな言葉を掛けるべきなのか。それは「頑張ったんだね!」という言葉です。この言葉を使うことで、努力することは結果よりもずっと大事なことなのだと教えることができます。

「お利口さんね!」「すごく頑張ったね」
 「注射をしても泣かなくてお利口さんだね」「我慢できてお利口さんだね」など、この言葉は診察室の中でも使用頻度が高いものの一つかもしれませんが、実はこの言葉も「よくできたね」同様、結果だけの評価につながる言葉です。
 では「お利口さん」の代わりに掛けるべき言葉はなにか。それは「すごく頑張ったね」といった類の言葉です。

「○○するって約束してあげる」「約束」という言葉は慎重に使いましょう
 子どもは、約束が破られるとひどく傷つきます。確実にできる見込みがないことなら、この言葉は使わないほうがよいです。例えば病気で幼稚園を休んでしまった子どもが登園を心待ちにしているような場合に「あと2日家で我慢すれば幼稚園に行けるよ」と言い切ってしまうより、病気の治りが遅かったら登園までにもう少し時間がかかるかもしれないことを正確に伝えたり、約束が守れない状態になったら、そのことを潔く認めて子どもに謝るといった態度が必要です。


 要は、結果で判断するのではなく過程を評価する、子どもを一つの人格を持つ存在と認めて敬意を払う、といったところでしょうか。
 上記は医療関係者用のサイトで見つけました。
 でも、この手の情報は巷にあふれていますね。例えば「子どもをダメにする母親の言葉」で検索すると、以下のサイトがヒットします:

※ 詳しい内容を知りたい方は、項目をクリックするとリンク先に飛びますのでそちらをご覧下さい。

「よかれ」と思って我が子をダメにする母親の過干渉3種
1:子どもの言い分を聞きすぎてモンスター・ペアレント化する
2:子どもに正論をつきつけるばかりで気持ちを汲んでやらない
3:子どものことが心配すぎてプライバシーを侵害する

 ふむふむ・・・。

思わずやってる…子どもをダメにする親の習慣8つ
1:自分の容姿についてダメ出しする
2:ヤケ食いする
3:携帯電話に夢中になる
4:子どもの外見を飾り立てる
5:お酒やコーヒーなどの嗜好品でストレス発散する
6:勝ち負けにこだわる
7:夫婦喧嘩が絶えない
8:悪口やゴシップが大好き
【参考】Slideshow: Bad Habits That Can Hurt Your Kids’ Health – WebMD


 これは耳が痛いですねえ。
 「子どもに望むことを言葉で伝えるのではなく自らの行動で示す、すると子どもは自然にまねする」という考え方ですね。
 以前「親は自分でできないから言葉で子どもに指示する」と聞いたことがありますが、図星です。「自分でできないことを子どもに望んでもムリ」と釘を刺された感じです。

 最後に、教育家のドロシー・ロー・ノルトさんと精神科医のレイチャル・ハリスさんの共著『子どもが育つ魔法の言葉』から;

絶対にやめて!将来「子どもをダメにしてしまう」親のNG行動10個
1:小言を言う
2:誰かを罵る
3:恐ろしい体験をさせる
4:心配しすぎる
5:バカにする
6:誰かを羨む
7:厳しく叱る
8:余計な手出しをする
9:物を粗末にする
10:プライバシーを無視する



 いかがでしょうか。
 誰にも「ギクッ!」と心当たりのあることがありますよねえ・・・。
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”レジェンド”葛西紀明、ソチオリンピックLH銀メダル!

2014年02月16日 06時43分37秒 | 日記
 やった~!
 ”レジェンド”葛西がついにやりました。



 記念すべき今日は、2014年2月16日。
 朝2:30からの放映を5時まで観てしまいました。

 先日のノーマルヒルではよいジャンプをしながらも8位入賞に甘んじた葛西。
 しかし「自分のジャンプはできている。これならラージヒルはいけるかもしれない」との手応えがあった様子。
 その後の練習でも数は飛ばず確認するくらいにとどめ、集中力を高めていたようです。

 そしてラージヒル本番を迎えました。

 ジャンプ競技は風により飛べる距離が左右されます。
 適度な向かい風をうまく捉えると体が浮くので大ジャンプが期待できます。
 逆に、追い風では後ろから押されるようにすぐに落ちてしまい飛距離が伸びません。
 運不運を補うために、現在は風によりポイント加点/減点が設定されているほどです。

 今日も風向きがグルグル変わるジャンプ台に選手達は翻弄されていました。
 条件に恵まれたドイツの選手が144mと大ジャンプをする一方で、名選手が追い風で落とされて平凡な記録に悔しがる場面が何回も映し出されました。

 いつも風に恵まれない葛西選手の番が近づくにつれ、私は「向かい風よ吹いてくれ~」と祈る気持ちでした。
 そして彼のジャンプ。
 ほとんど無風の中、体をムササビのように広げる彼独特の飛型で飛びきり、139m!
 スキー板が他の誰よりも体の横に並びぶ様に、その昔「カミカゼKasai」と呼ばれた頃を思い出した私。
 1回目が終了して2位と好位置につきました。

 ドキドキワクワクの2回目。

 見るのが怖くて逃げ出したくなりました(笑)が、一番緊張しているのは葛西選手自身、それを見届けなくてどうする、と自分に言い聞かせしっかと目を見開いて見続けました。
 ゲートが2つ下げられ、飛び出すときのスピードが1回目より落ちる設定となり皆記録が伸びない中で134mの大ジャンプ。
 美しい飛型、テレマーク姿勢も決まり、最後のカミル・ストッフ(ノーマルヒル金メダリスト)の試技を待ちます。
 彼も134mと同じ距離でしたが、1回目の貯金が効き、僅差で逃げ切りました。
 葛西は金メダルは逃したものの、堂々の銀メダルを、7回目のオリンピックで初めて勝ち取ったのです。
 いやあ、よかったよかった。

 出場者の中には往年の名選手達の姿もありました。
 アダム・マリシュ(36歳):ワールドカップ39勝。
 ヤンネ・アホネン(36歳):ワールドカップ36勝。 
 彼らが不本意なジャンプに終わる中、最年長の葛西は進化を続け栄冠を手にしたのでした。
 正に”レジェンド”の呼び名にふさわしい!

※ フィンランドは鳥人ニッカネン(ワールドカップ46勝)→ ニエミネン(ワールドカップ9勝)→ アホネンの系譜があります。
 ニッカネンが来日して飛んだとき(30年くらい前?)のことを今でも鮮明に覚えています。
 当時日本では八木選手や秋本選手が活躍、いやその一つ後の世代でしょうか。
 別次元の飛距離に「鳥人」という異名がふさわしいと感じたものでした。
 ただ、頂点を極めたニッカネンのその後の人生は「凋落」という言葉が当てはまる悲しいものでした。
 若くして上り詰めると、あとは下るしかないのでしょうか・・・。
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葛西紀明、41歳の勲章

2014年01月12日 09時59分14秒 | 日記
 中年の星、葛西紀明が偉業を達成しました。
 え、誰だかわからない?
 という方は、こちらからどうぞ;
さすらいのアラフォー・ジャンパー「葛西紀明」
 かねてからの葛西ファンである私としては、とっても嬉しいニュースです。

葛西紀明、最年長V記録を更新…W杯ジャンプ
(2014.1.12:読売新聞)






 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は11日、オーストリアのバートミッテルンドルフで個人第13戦フライングヒル(HS200メートル、K点185メートル)が行われ、7大会連続の五輪出場を決めた41歳の葛西紀明(土屋ホーム)が196メートル、197メートルを飛び、391・6点で優勝し、W杯史上最年長優勝記録を更新した。
 葛西のW杯勝利は2004年2月のパークシティー(米国)以来10季ぶりで、日本選手最多の通算16勝目。従来の最年長記録は岡部孝信(雪印メグミルク)の38歳だった。
 日本選手のW杯勝利は12年3月の伊東大貴(雪印メグミルク)以来2季ぶり。今季好調の葛西は昨年12月15日の個人第6戦で3位に入り、史上最年長で表彰台に立った。
 渡瀬雄太(雪印メグミルク)は23位。葛西はW杯得点で4位に浮上した。
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「ねずみ捕り」なんてやっている限り警察は尊敬/信頼されない

2013年12月28日 07時18分15秒 | 日記
 以前から疑問に思っていることが改善されるという、大いに頷ける記事;

時代遅れだった…「ねずみ捕り」生活道路重点へ
(2013年12月27日:読売新聞)
 ドライバーから「ねずみ捕り」と忌み嫌われ、警察行政のトップからも見直しを求められたスピード違反の取り締まりが、大きく変わることになりそうだ。
 これまでは幹線道路などでの取り締まりが中心だったが、警察庁は方針を転換。歩行者など「交通弱者」が巻き込まれる事故を減らすため、生活道路や通学路などでの取り締まりに力を入れる。そのために、小型の速度自動測定器の導入も検討する。

◆方針転換
 速度規制や取り締まりのあり方を話し合ってきた警察庁の有識者懇談会が26日、生活道路などでの速度取り締まりを強化するよう提言したのは、事故の実態と取り締まりの現状がアンバランスだったためだ。
 住宅地の生活道路や通学路は、歩行者や自転車と車が混在して利用している。同庁によると、生活道路での事故では、死傷者の35・7%は歩行者や自転車利用者。道幅が広い幹線道路での19・6%より格段に割合が高い。
 一方で、取り締まりは「やりやすい場所」に偏っていた。全国の警察が速度取り締まりを行うのは幹線道路が中心。速度を自動測定する取り締まり機器「オービス」は装置が巨大で太い支柱などが必要なため、住宅街などには設置できず、道の脇に設置スペースのある幹線道路がほとんどだった。

◆時代遅れ
 生活道路での取り締まりに重点を置く欧州の方式も、方針転換を後押しした。小型で持ち運びもできる無人測定器を活用することで、事故が多発する通学路などに設置することも可能だ。「日本のやり方は時代遅れだった」と反省を漏らす警察庁幹部もいる。
 懇談会は、生活道路での最高速度を30キロに引き下げる規制を進めることも求めた。歩行者の致死率は、衝突時の車の速度が50キロなら80%を超えるが、30キロなら約10%にまで減らせるからだ。警察庁は2016年度までに、住宅地など3000か所を30キロ規制とする方針だが、12年度末では455か所にとどまっている。


 いわゆる「ネズミ捕り」には私も何回か引っかかったことがあります。
 しかし落ち着いて考えてみると、歩行者の少ない直線ばかりで必ずしもそこで交通事故が多いわけではなさそう・・・。
 何となく普通に運転しているとスピードが出がちな準幹線道路で、人の揚げ足を取るという要素が無きにしも非ず。

 通勤途中で子どもが自転車で路地から飛び出してくる危ない交差点があるのですが、そこで取り締まりをしている姿をついぞ見たことがありません。

 こんなことをやっているうちは、警察が市民から恨まれても尊敬はされないだろうなあ、と常々感じていました。
 だって警察って市民を守るために税金で雇われているはずでしょう。
 税金を使って市民をいじめているという構図。

 ようやく見直されるようですが、遅すぎますね。
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日本の子どもの幸福度は世界で6位

2013年12月26日 08時00分37秒 | 日記
 こんな報告があります。

日本の子ども 幸福度6位 先進31カ国
(2013年12月25日:東京新聞)

 国連児童基金(ユニセフ)と国立社会保障・人口問題研究所は25日、子どもに関する教育や住環境、健康面など5項目の現状を「子どもの幸福度」として算出、先進31カ国の中で日本が6位との報告書をまとめた。
 五項目の中には日本がトップになった分野もあるが、各国内における経済格差の度合いなどを示す「物質的豊かさ」が二十一位と低く足を引っ張った。子どもがしわ寄せを受けている実態が浮き彫りになった。
 五項目のうち「日常生活上のリスク」の低さと「教育」は日本が一位で、「住居と環境」が十位、「健康と安全」は十六位だった。
 「物質的豊かさ」は国ごとに標準的な所得の半分未満の世帯で暮らす子どもの割合で比較し、割合が大きいと評価が下がる。日本は14・9%、一位のフィンランドは3・6%、最下位のルーマニアは23・6%だった。
 三十一カ国は日本を除き欧州と北米諸国。今年四月に公表した欧米に関する報告書に日本のデータを加えた。


 より詳しくはこちら;

【プレスリリース】『先進国における子どもの幸福度‐日本との比較 特別編集版』発表
(2013.12.25:産経新聞)
先進国における子どもの幸福度~日本との比較(原著です)

 物質的豊かさは上位と思い込んでいましたが、予想以上に「子どもの貧困」が進んでいることに気づかされました。健康と安全が上位でなかったことも意外です。

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