2023/5/8の感染対策緩和(2類相当→5類相当)後、
いろいろな感染症が増加しています。
まるで出番を待っていたかのよう。
本家本元の新型コロナはどうでしょう?
検査も報告もしなくなったので、
以前のように把握できませんが、
沖縄では大変なことになっているらしいと耳に挟みました。
以下の記事を読むと、本当のようです。
流行しているのはオミクロン株ではなく、
オミクロン株から派生したXBB株とのこと。
▢ コロナ感染、5類移行後3倍に…沖縄は第8波に迫る勢い
(2023年6月24日:読売新聞)より抜粋;
新型コロナウイルスの感染がじわじわと拡大している。全国約5000の定点医療機関からの報告では、感染症法上の分類が5類に移行する直前の3倍まで増えた。特に沖縄県は1医療機関あたりの感染者が28・74人で、年始の第8波に迫る勢いだ。専門家は夏の感染拡大を懸念しており、家庭でも解熱剤や検査キットを準備するよう呼びかけている。
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厚生労働省が23日に発表した全国の定点医療機関からの報告では、18日までの1週間の感染者数は1医療機関あたり5・60人。5類に移行する直前の1週間(5月1~7日)の感染者数を定点1医療機関あたりに換算した参考値1・80人の3倍を超えた。
都道府県別では沖縄県が28・74人で突出して多く、同県の第8波ピーク(参考値31・85人)に近づいている。沖縄県の21日時点の病床使用率は59%で、重点医療機関のうち7か所では救急外来を制限しているという。
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「沖縄では入院医療 逼迫ひっぱく という状況が聞こえてきている。以前も沖縄で流行が始まり、その後に全国に広がった。そのようなことにならなければ、と心配している」。日本病院会の相沢孝夫会長は、21日に開かれた記者会見で警戒感をあらわにした。厚労省の助言機関も今月中旬の会合で、「夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性がある」との見解を示した。
新型コロナの影響による学年・学級閉鎖も増えている。文部科学省によると、1日時点で、公立学校などの学年・学級閉鎖は計105校に上る。今月に入り、福岡県や埼玉県では、学校閉鎖になった例もある。
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現在の流行の主流は、オミクロン株の「XBB」系統だ。国立感染症研究所の推計では、今月下旬には、「XBB・1・16」が49%、「XBB・1・5」が12%を占めるという。
XBB系統は、ワクチンなどで得た免疫を回避する能力が高いとされる。
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5類移行後は、患者の全数報告はなくなり、感染者数や死者数の毎日の公表はなくなった。感染動向は、約5000の定点医療機関からの週1回の報告になり、全国の入院患者数や重症者数も週1回の発表となった。死者数は、例年の水準よりどれだけ多かったかを示す「超過死亡」が1か月後に公表されるため、時間差が生じる。
感染拡大に迅速に対応するにはどうすればよいか――。国際医療福祉大の松本哲哉教授(感染症学)は「毎週の入院患者数や病床使用率など様々な指標を注視することが重要だ。感染拡大時は医療が逼迫する恐れもあるので、家庭でも検査キットや解熱剤を準備しておきたい」と指摘する。
現在当院では、新型コロナ検査を希望する方には、
あらかじめ自宅で抗原キットを使用するよう誘導しています。
しかし患者さん情報によると、薬局薬店では抗原キットを置いておらず、
手に入らない状況が出てきているようです。