かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

毒でも危険物でもないのに回収するだなんて。

2008-02-15 22:23:05 | Weblog
 今日くらい昼間が暖かいと、つい春ももうすぐそこまで来てるんじゃないか? などとつい期待してしまいます。実際には、明日朝未明に降雪が予想されており、今夜もこれまで同様寒い夜になりそうな塩梅で、明日には、「昨日あんなに暖かかったのに・・・」と恨めしげに白く埋まった外を眺めているやも知れません。ただ、年明け以来これくらい暖かく感じた日は無かったように記憶しておりますので、こうしてこれからは温かい日と寒い日が交代にやってきて、少しずつ春を迎えるのでしょう。・・・それにしても今年は雪が多いです。

 さて、仙台市にあるコープ東北が企業と共同開発した缶コーヒーを、このたび、自主回収するのだそうです。平成5年から平成19年までに、東北6県の生協などで販売された本数807万缶。年50万本を超える量が売られたわけですが、うちどれだけ回収できるんでしょうか。その回収の理由が、中身がインドネシアの豆100%だというのを、「ブラジル産をブレンド」と表示してあったからなのだそうで、それでどうして回収しなくてはならないのか、素直に言って私には大変疑問に感じるのです。表示に偽りがあった、というのは事実に違いないのでしょうけれど、毒が混入していた、とか缶の構造上の問題で怪我をしたりする事故が懸念されたりとか、実は中身はコーヒーではなかった、いうのならともかく、それまで15年にわたって売られ、おそらくはそのほとんどが消費されているに違いないものを、今更回収する必要などあるとは私には思えません。それに、回収してどうするつもりなのでしょう? ひょっとして、「インドネシア豆100%」と表記しなおして販売するつもり、なわけでもないでしょうから、きっと廃棄処分するつもりなのでしょう。何本集まるかは判りませんが、実にもったいない話です。そもそも中身はちゃんとコーヒーだったわけですし、容量がどれくらいかは知りませんが、一本60円の商品でしかありません。ブラジル豆が入っているかどうかで、どれほど品質に差が生じ、それが価格に反映したりするというのでしょう? 
 ここは責任ある人がちゃんと頭を下げればそれですむ問題なのではないのでしょうか。その上で、お詫びに1週間ポイントを倍増する、とか、正真正銘ブラジル産コーヒー豆使用の缶コーヒーを破格値で特売するとかすれば、それで十分じゃないかと思うのです。
 どうも偽装食品とかが世間を騒がせている昨今の風潮は、あまりに過敏で極端な動きになっている気がしてなりません。コープ東北の会員になっている方々、自主回収なんて馬鹿なことはおよしなさい、と生協に言って下さる方はおられませんでしょうか。

コメント
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