かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

アルコールを飲むと脳が縮むそうですが、それって神経細胞が一時に大量死する、と言うことなのでしょうか?

2008-10-14 22:44:00 | Weblog
 今日は朝から雨で、帰りは暗くなってから雷でも鳴るんじゃないか? と疑われるほど、更に強い雨が降ってきました。雨の日は、帰り暗くなると危なくてしょうがないし、乗る前の準備がまた大変で荷物にも制限を受けるので、基本的にもうバイクには乗らないことにしており、今日も車で通勤したのですが、そんな折、合羽に身を固め、苦労して雨の中を走っているヒトを見ると、その艱難辛苦振りは重々知っているというのに、何だかうらやましさがこみ上げてしまいました。夜の雨は視界が全く閉ざされるのでさすがに願い下げですが、昼間、合羽越しに全身へ雨を浴びながら走る、と言うのは、俗に自然との一体感、とでも言えばいいんでしょうか、ちょっと言葉では表現するのが難しい、ある種の気持ちよさがあるのです。今日見かけたヒト達は、当然四苦八苦しながら乗っていたに違いありませんが、何故かにこやかに走っているように見えてしょうがありませんでした。今は時間もお金も全く余裕がないのでハナから考えないようにしているのですが、いずれそういうのがもう少し自由になったときには、本気で二輪車に回帰するかもしれません。そんなことをつらつら感じるような、秋の大雨でした。

 さて、アメリカの研究チームが、アルコールを飲むほど脳が縮んでしまう、と言う研究結果を発表したそうです。なんでも研究者らは、適度なアルコール摂取することで、加齢に伴う脳の縮小を抑制できるのではないか、と言う仮説を立て、その検証を進めてきたのですが、実際に調査してみると、全くお酒を飲まないヒトがもっとも縮小が少なく、以前飲んでいたけど今は飲まないヒト、今も適度にお酒をたしなんでいるヒト、今もかなりたくさん御酒を口にするヒト、の順で脳が縮んでいることが確かめられたとのことです。
 アルコールが人体には有害なことは確かなのでしょうが、一応過去の疫学調査では、適量のお酒を飲むと飲まない場合よりも寿命が長くなる傾向がある、と言うデータもあったりして、一般には飲み過ぎはよくないけど適量なら身体、特に心臓などにはかえっていい、という話が巷間流布しております。それが、この新しい研究では、やっぱりアルコールは人体にダメージがある、と言うことを示唆する内容になっており、今後また色々と追試なり別の調査なりで議論がされていくのでしょう。ただ、このアルコールで脳が縮小する、という現象が、たとえば痴呆とか、健康とか、寿命とか、に何らかの相関のある現象なのか、あるいは、その脳の縮小が影響あるとして、どれくらい縮んだら人生の終盤に何らかの悪影響を及ぼしうるのか、と言うような点は、この研究結果についての報道にはなんら触れられておりません。確かに脳は縮んでしまうけど、年を取ったらそれは誰でもなる現象で実はそれ程気にしなくてもよい、と言うことなのかもしれませんし、逆にやっぱり早死にするとか早く痴呆になるとかいう可能性が高まるのかもしれませんし、その辺のものさしをはっきり提示してくれないと、アルコールの善悪はなかなか判断つかない気がします。
 まあ今の段階でどうなるかいちいち気にしても結果が出るわけではないので、当面仲間内での飲み会やもうじきシーズンになる忘年会、新年会といった催しにおいては、とりあえず楽しく適度に嗜むようにするという、今までどおりでいくのが一番なのでしょう。

コメント
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