かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

カップめんの値段を知らないことがそんなに問題なら、庶民生活検討委員会でも作ってはいかが?

2008-10-29 21:17:03 | Weblog
出張2日目。生活する上で、出張中もっとも変わるのは多分新聞を読まなくなることだろうと思います。一応ホテルのロビーでは日経や産経など、幾つかの新聞を読むこともできるのですが、部家に持ち帰るわけにも行きませんし、と言ってわざわざ買って読もうとも考えず、結局、何日間かは新聞無しの生活になるのです。その分、普段は見ないテレビを見たりする時間が増えるのですが、朝などは時計代わりにもなるので、それなりに重宝します。ただ、番組内容は面白いものばかりではなく、知りたい情報についてじっくり内容を吟味する事もできかねる所が欠点と言うことになるでしょう。

 で、今朝たまたま出発前にホテルで見ていたテレビ番組で、麻生総理が民主党議員の発した質問「カップめんの値段を知っているか」と言うものに対して、「400円くらい?」と答弁したのを捕らえ、庶民派の正体見たり、とばかりに責め立てる内容の放送がありました。コメンテーターの人達は、その質問がでたのが国会の外交防衛委員会だったことを捕らえ、一体カップめんのどこが外交や防衛に関係するのか、とそんな質問をした民主党の姿勢を問題視していたのに対し、番組の司会者は、何とか麻生総理のメッキを剥がそうとでも言うのか、民主党の問題はさておいて必死に麻生総理は庶民はではない、という方向に誘導しようと話を振っていたのが何とも滑稽で、不愉快にすら感じました。
 基本的に私はコメンテーターの人達と同じ意見で、そんな質問を外交防衛委員会でやるという感覚こそを問題視すべきだと思うのです。仮にそれはひとまず置くとしても、一国の総理がカップめんの値段を知っている必要があるのか、ということについては、知っていてもいいんですが、別に知らなくても問題は無かろう、とも思います。そんな些末事よりも、国政を舵取りしていくために、知らねばならない知識、深めねばならない議論と言うものがあるはずで、しかも議論の場が外交防衛委員会と銘打つからには、民主党の方にもそんな質問をしている場合ではないでしょう、と申し上げたいわけです。そんな野党に対して、政府には「下らないことを質問する暇があったら、もっと真剣に外交・防衛のことを考えてくれ」と言うような権利はないのでしょうか? 政権交代が我が国の閉塞状況を打開する一つのきっかけになりうるとは私も思わないでもないのですが、どうにもこの野党には、信頼するに足る何かが不足しているのです。そんなに庶民の生活が気になるというのなら、選挙の前に、候補者はまず一般教養試験を受け、それに合格した者だけに被選挙権を与えるようにしてはいかがでしょう?国語や歴史や地理、科学、などと共に、物価とか生活に関わる問題をその中に混ぜて出せばよいのです。出題のレベルは大学入試クラスでどうでしょう? 東大初め我が国を代表する最高学府を出た官僚達を従え、我々国民を率いる選良と呼ばれる人達ならば、与野党問わずそれくらいはこなして当然と私は思います。

コメント (1)
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