かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

新型コロナウイルス抗体保有者、東京大阪でも0.1%程度とは、ほとんどの人はまだ罹ってないということ?

2020-06-17 20:38:22 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は18℃、昼の最高気温は30.7℃、五條市アメダスの最低気温は15.9℃、最高気温は29.7℃でした。今日は朝からよく晴れていましたが、昼頃には雲が多くなり、夕方には空一面が雲に覆われていました。今、九州南端で雨が降り出していますが、徐々にその雨の領域が西に移動してきて、明日の昼頃までにはこちらでも雨が降りだす見込みです。出かけるなら午前中早めにと行きたいところですが、明日の診察は夕方なのでどうやら雨を逃れることは無理っぽいです。

 さて、厚生労働省がこの1日から7日の一週間で、新型コロナウイルス多発地の東京と大阪、および比較対象の宮城県の3都府県で、ウイルスの抗体保有率を調査しました。東京では2千人、大阪では3千人を対象に血液検査が実施されましたが、その結果、東京都では保有率0.1%、大阪で0.17%、宮城県では0.03%という数字となりました。この結果に、加藤厚労大臣は「抗体が実際に新型コロナに対してどの程度の防御機能を持つのかなどについて、国立感染症研究所でさらに精査する」と記者会見で説明し、今後更に抗体保有率調査を検討していく方針を示したとのことです。
 
 我が国のコロナウイルス死者数が少ない原因として、早い段階で国民が弱毒性のウイルスに感染して抗体ができていたためではないか、という仮説がありましたが、抗体保有率が小数点以下の割合でしかないとなると、山中博士のたまうところの「ファクターX」からは、抗体獲得説は外れそうです。となるとやっぱり公衆衛生などの「意識の高さ」が大きな役割を果たしたんでしょうか? やがてやってくると言われている第2波について、抗体保有者がほとんどいない以上感染拡大の危険は常にあるわけですが、第1波については今にして思えば。ひょっとしたら過剰に反応しすぎていたのかもしれません。経済や社会活動への影響を考え、第2波以降を無難に過ごすためにも、この手の調査・研究は引き続き行って速やかに国民に情報を提供してほしいです。

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