今朝の奈良市アメダスの最低気温は21.6℃、昼の最高気温は28.6℃、五條市アメダスの最低気温は18.5℃、最高気温は28.1℃でした。今日は一日時々日差しが届く曇りの天気でした。まあ梅雨のさなかですしスッキリ晴れないのはしょうがありませんが、曇と思って油断しているといきなり日が差してきて、眩しくて難儀するのも困ったものです。この曖昧な天気は木曜日まで続き、金曜日から再び雨模様の梅雨らしい天気になるようです。6月も後1週間ばかり。梅雨明けはいつ頃になるでしょうか?
さて、慶応大学の岡野栄之教授らの研究グループが、大脳新皮質を増大させるヒト特有の遺伝子「ARHGAP11B」を、身長50センチ位、体重300g未満というごく小さなサルのコモンマーモセットの受精卵に組み込んで成長させたところ、通常のマーモセットに比べ、大脳新皮質の大きさや厚みが増加、表面には、ヒトと同じような新皮質の折りたたみ構造までできていることが観察されたとのことです。
報道によると「ARHGAP11B」はおよそ100万年前にヒトの先祖が獲得し、それがきっかけで大脳が進化、言語機能や分析能力などの知性を宿すことになった遺伝子とのことですが(別の論文では460万年前、と書いてあるものもありましたが)、その遺伝子さえあれば、ミニサイズの猿の小さな脳でも同じような構造の新皮質が生まれることがわかったわけです。まあモノリスに触れた類人猿でもあるまいし、ヒトも「ARHGAP11B」を獲得してから知性を宿すまでに随分と時間がかかったことでしょうからこのマーモセットがいきなり猿の惑星のごとく思考能力を持ち言語を操りだすようなことはないのでしょうが、例えばチンパンジーなどに遺伝子を導入して然るべく学習させたりしたら、本当に将来猿の惑星が現実になる可能性はあるかもしれません。
それにしても、知性を司る大脳新皮質ができるかどうかが、たった一つの遺伝子で左右されていたとは、全く驚愕の事実ですね。
さて、慶応大学の岡野栄之教授らの研究グループが、大脳新皮質を増大させるヒト特有の遺伝子「ARHGAP11B」を、身長50センチ位、体重300g未満というごく小さなサルのコモンマーモセットの受精卵に組み込んで成長させたところ、通常のマーモセットに比べ、大脳新皮質の大きさや厚みが増加、表面には、ヒトと同じような新皮質の折りたたみ構造までできていることが観察されたとのことです。
報道によると「ARHGAP11B」はおよそ100万年前にヒトの先祖が獲得し、それがきっかけで大脳が進化、言語機能や分析能力などの知性を宿すことになった遺伝子とのことですが(別の論文では460万年前、と書いてあるものもありましたが)、その遺伝子さえあれば、ミニサイズの猿の小さな脳でも同じような構造の新皮質が生まれることがわかったわけです。まあモノリスに触れた類人猿でもあるまいし、ヒトも「ARHGAP11B」を獲得してから知性を宿すまでに随分と時間がかかったことでしょうからこのマーモセットがいきなり猿の惑星のごとく思考能力を持ち言語を操りだすようなことはないのでしょうが、例えばチンパンジーなどに遺伝子を導入して然るべく学習させたりしたら、本当に将来猿の惑星が現実になる可能性はあるかもしれません。
それにしても、知性を司る大脳新皮質ができるかどうかが、たった一つの遺伝子で左右されていたとは、全く驚愕の事実ですね。