かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

結局いつまでたっても野党根性が抜けないから、今の事態に困惑しか示せないのだと思います。

2016-02-02 21:55:09 | Weblog
 めまぐるしく天気の変わる2月ですが、今日は日差しがあり、風も無くて気持ちよさそうな冬晴れの一日でした。気温も10℃を超えましたし、随分暖かに感じそうなものですが、外に出た時はどういう訳かやたら空気が冷たく感じました。これだけ日が差していれば大概暖かく感じそうなものですが、その辺はまだまだ2月ということなのでしょうか。

 さて、冷たいといえば民主党に対する世間の空気も随分冷え切っているもので、贈賄疑惑で政府の重要閣僚の一人である甘利大臣が辞任に追い込まれ、これぞ政権の終わりの始まりだ、さあ反転攻勢とばかりに国会審議を滞らせて政府に揺さぶりをかけたところが、なんと、内閣支持率が上昇、世論的には全く民主党に追い風が吹いてないことが明らかになりました。これには自民党も以外だった、という見方が多いようですが、民主党もなんでこんな結果になるのか理解できない、とのたまっているのだそうです。
 確かに以前なら、重要閣僚の贈賄事件など政府転覆に直結しかねない話で、攻めかけて空回りしている当の民主党にしても、大震災によって有耶無耶になったものの、鳩山元総理を筆頭に政治献金の問題なども含めて重要閣僚総懺悔寸前にまで追い込まれ、政権維持が非常に困難になっていたことでしょう。民主党ではついぞ見られなかった、甘利大臣の水際立った潔さが好感を呼んだ所もあったとは思いますが、結局国民からすれば、この国の大事にいつまでグダグダやっているのか、と呆れられたのではないでしょうか。中選挙区制の55年体制でぬるま湯状態の与党と野党の関係なら今の民主党の態度も許されたのでしょうが、今や小選挙区制で一瞬のうちに政権が変わり、それも大差をつけて議席数が変動しうる状況になっている以上、野党第1党は常に政権に一番近いところにいるといってもいいでしょう。当然、その政党には次期政権としての見識が求められ、政府に次ぐ責任を国民や国に対して負っているはずです。国民としては、国の大事な行く末を決める予算審議において、その内容に関する討論を行おうとせず、全く関係のない贈賄事件の話などを持ち出して恥じないその姿に失望したのではないでしょうか? 政府案に反対するにせよ、明確な論拠をもって堂々と語り、我々ならこう考える、という対案を提示して見せるのが、「次期政権」の座にある責任政党のやるべき仕事というものでしょう。それでこそ議論は建設的に前を向いて進み、より良い法案が審議できるはずです。でも、今民主党がやっているのは、会社の会議などでも最も嫌われる反対のための反対と無意味なかき回しのみです。これでどうやって国民の支持を得ようと思っているのか、その心根こそが理解できない不思議です。
 政府が出す法案を、レストランの客よろしく一方的に吟味して批判を繰り返していれば良い、牧歌的なぬるま湯の時代は既に遠い過去になったんだと思います。散々な結果になったとはいえ、一度は政権を担ったことだってあるんですから、真剣かつ建設的に議論に参加するように心がけないと、本当に消滅するより無くなってしまうでしょう。現にそれをなしつつある大阪維新は支持を伸ばしているではありませんか。

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