さて、今日は昨日のブログの続きです。東京国立近代美術館の企画展のチケットを買うと、常設展はもちろんのこと、直ぐ近所にある工芸館の展示も見ることができます。今回は 『陶匠 辻清明の世界』 という面白そうな展覧会をやっていたので、見て行くことにしました。
今年の春にサントリー美術館で開催された 『サントリー美術館新収蔵品 ヨーロッパ陶磁と世界のガラス』 では、辻清明氏が蒐集されたガラス器と共に、数点でしたがご自身の陶芸作品も一緒に展示されていました。正直に白状してしまえば、その時には私にはちょっと高尚過ぎるなぁという感想だったのですが・・・・・・
・・・・・・実際には動物はもちろん、帽子やステッキ、鬼の金棒といったユーモラスなオブジェなども沢山作っていらっしゃったんですね。
辻清明氏は生前、 “自分の先生は古美術なので、その蒐集にお金を使うのは授業料のようなもの” と語っていたとのこと。ウ~ム・・・・・・私が今まで払ってきた高額な授業料は、いつか実を結ぶときがやって来るのでしょうか? (笑) 。