カミさんと二人でちひろ美術館・東京に行きました。
お目当てはこちら、 『ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ』 です。オーストラリアのアーティスト、ショーン・タンに関しては、このブログでも 『アライバル (The ARRIVAL)』 や 『エリック (eric)』 、アカデミー賞、短編アニメーション賞獲得作品の原作でもある 『ロスト・シング (The Lost Thing)』 等を紹介したことがありましたね。
今回の展覧会では、それらの作品の原画はもちろんのこと、スケッチや習作、写真といった制作過程が分かる展示も多く、大変中身の濃い、興味深い内容となっていました。また立体作品に関しては日本ではまだほとんど注目されていませんが、実際には平面に負けず劣らず魅力的な物ばかりなんですよ。
ショーン・タンの本、いつも日本語版が待ちきれずに英語版を買ってしまいます。左側の 『The Singing Bones』 はグリム童話にインスパイアされたという75点もの立体作品を集めた物で日本語版は未刊。右側の 『TALES FROM THE INNER CITY』 に関しては、間もなく日本語版が 『内なる町から来た話』 として出版されるそうです。
残念ながら原画の美しさを印刷で再現することは困難ですので、ショーン・タンの作品がお好きという方には、是非この展覧会に足を運ぶことをお薦めします。インタビューの映像もお見逃しなく。