さて、今日は昨日のブログの続きです。国立科学博物館に行くときは、時間が許す限り企画展の方も観るようにしています。特別展より企画展の方が面白かったという経験は一度や二度ではありませんからね。
今回も『標本づくりの技 職人達が支える科博』といういかにも面白そうな企画だったので、迷わず観ることにしました。今回は国立科学博物館の標本づくりの技を、5つの研究部門ごとに紹介するという構成になっていました。
ひと言で標本といっても、その役割によって様々な種類があるということがよく分かります。
“触るな” ではなく、 “触らせない” 。強い意志を感じますね(笑)。
このゴマフアザラシの採取地はどこかというと・・・・・・
・・・・・・水族館!。
興味深い展示は多々ありましたが、やはりカミさんや私が一番興味を持ったのはこちら、レプリカの製作を紹介しているコーナーでした。
ニセモノじゃない!! 。 “ホンモノ” のレプリカ。言葉としては破綻しているものの、いいたいことは凄く良く分ります(笑)。この展示を見て、標本づくりはつくづく職人の仕事だということがよく分かりました。
日本館の企画展示室のみを使用したコンパクトな企画展ではあるものの、中身の濃さと面白さでは特別展に負けない素晴らしい内容だと思います。会期は今度の週末、11月25日までですので、特別展の『明治150年記念 日本を変えた千の技術博』を観に行かれるという皆さんは、是非お見逃しなく。これを観るためだけに訪問するのもアリだと思いますよ。