学問空間

「『増鏡』を読む会」、第10回は3月1日(土)、テーマは「二条天皇とは何者か」です。

冬支度

2013-11-17 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年11月17日(日)21時58分26秒

>好事家さん
写真、ありがとうございます。
京都でも紅葉がずいぶん進みましたね。
この秋、私にとって一番印象的だったのは月山の紅葉でした。
湯殿山奥の院などの定番コースに加え、月山湖周辺から大井沢地区のような比較的マイナーなところまで廻って写真も沢山撮ったのですが、この掲示板にアップするのをさぼっている間に季節は慌ただしく変化し、東北はすっかり雪を迎える時期になってしまいました。
今さら紅葉の写真を載せるのもどうかと思うので、少しずつ撮りためている白鳥の写真でもアップしようかなと思っています。

>筆綾丸さん
美術の世界で直近の話題と言えば、やはり哲学者でない方のフランシス・ベーコンの三連画が142億円で売れた一件ですが、それを伝えるニューヨークタイムズの記事が最初から最後まで金のことしか書いていないのが特別に印象に残りました。

At $142.4 Million, Triptych Is the Most Expensive Artwork Ever Sold at an Auction

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

支那絵画史 2013/11/12(火) 21:56:20
小太郎さん
いわゆる Literati Painting(文人画)の説明に、
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One of the most famous of all literati painters was Shen Zhou (1427-1509), who lived on China's east coast, not far from the modern Shanghai region.
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とあり、Hongxing Zhang 氏は質問に対して、
I was born in a provence in China close to Shanghai and I’m incredibly proud of my native place. It’s a cultural hub that includes a wide variety of painters so I was always immersed in art.
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と答えているので、同郷の文人画家沈周への氏の崇敬の念はきわめて強いようですね。彼がテレビのインタビューで答えた神の話を聞いて、この人はイギリス生まれではないな(そして、たぶんクリスチャンではないな)と思いましたが、やはり上海生まれ(の上海育ち)ですね。

肖像画の賛に、「正徳改元石田老人自題」(正徳元年(1506)に石田老人(沈周)自ら題す)とあるので、自画像なのでしょうね。中国において、自画像がいつごろ生まれたのか、知らないのですが。この文の直前にある「死隔壁」という表現が気になるものの、意味がわかりません。沈周さんには申し訳ないのですが、「猿図」の猿の方がずっと気品があるような気がしますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%BE%B3%E5%B8%9D
正徳帝は問題の多い皇帝だったようですね。

http://www.amazon.co.jp/%E6%94%AF%E9%82%A3%E7%B5%B5%E7%94%BB%E5%8F%B2-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E5%AD%A6%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%86%85%E8%97%A4-%E6%B9%96%E5%8D%97/dp/4480086889
内藤湖南の『支那絵画史』を眺めてみましたが、沈周の名は出ていませんでした。
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