◆セヴァストーポリ包囲戦
●ロシア(ロマノフ朝)-トルコ(オスマン朝)
Crimean War: The Ottoman army lands in the Crimea and besieges the city of Sevastopol.
人は降参(こうさん) クリミアに。
1853年 トルコ クリミア戦争 ニコライ1世
1853年、ロシア皇帝ニコライ1世は、トルコ領内のキリスト教徒保護を口実にオスマン=トルコと開戦。
ロシアの南下を恐れる英仏はトルコを支援し、クリミア半島のセヴァストーポリ要塞をめぐる激戦でロシア軍を破った(クリミア戦争)。1856年に結ばれたパリ条約で黒海の中立化が決定され、ロシアの南下政策は挫折した。
《ナイティンゲール》
イギリスの従軍看護婦としてクリミア戦争に参加したナイティンゲールは敵味方の区別のない献身的な救護を行い、文豪トルストイはロシア軍に従軍してその体験をもとに『セヴァストーポリ物語』を書いた(但し、トルストイの主著『戦争と平和』はナポレオンのモスクワ遠征を主題にしたもの)。